セガゲームスは本日10月10日、新作スマートフォン向けアプリ「リボルバーズエイト」制作発表会を、秋葉原UDXシアターにて開催した。

先日ティザーサイトが公開され、その存在が明らかになったスマートフォン向けリアルタイムストラテジー「リボルバーズエイト」。プロデューサーを菊池正義氏、キャラクター原案を五十嵐孝司氏、キャラクターデザインをRyota-H氏、音楽プロデューサーを土屋俊輔氏、光田康典氏が手がける本作に関する制作発表会が行われることとなった。

菊池正義氏

まずはプロデューサーの菊池氏が壇上に上がり、ゲームの雰囲気が伝わるキャッチーなPVが上映されるとともに、早速ゲーム内容を紹介していった。本作は、おとぎ話をモチーフとしたキャラクターたちが登場するリアルタイムストラテジーゲームとなっており、菊池氏によると、同ジャンルの面白さをより多くの人に広げるために開発が進められているという。

その大きな特徴と言えるのが、“ヒーロー”と呼ばれる一般的なおとぎ話の登場人物とは一味違った、パンクなキャラクターたち。シンデレラが日雇いアイドル、金太郎がホストクラブの経営者、クララが車いすを改造したパワードスーツによって立ち上がるなど、例を挙げるだけでその奇抜さが見えてくる。また、ゲーム内に登場するステージも、鬼ヶ島が一大リゾートになっていたりと、それぞれの物語が独自に進化してできたものになっている。

そんな本作のルールは、右側が自陣、左側が敵陣となり、各陣地にそびえるタワーをより多く倒したほうが勝利という、1マッチ3分間のシンプルなものとなっている。選べるカードはヒーローのほか、建物、ミニオン、魔法の4種類。ここから8枚のカードでデッキを構築することになるのだが、スキルを扱えるのはヒーローのみとなる。

なお、本作では戦い方のガイドとなる3種のデッキタイプを用意。組んだデッキは、敵陣に深く切り込むことができる「強襲タイプ」、カウンターを狙う「反攻タイプ」、遠距離から攻撃する「砲撃タイプ」の3種のいずれかに分類されるため、自身のプレイスタイルを理解しやすくなっている。

ヒーローに用意されたスキルは2種類。PVでも見ることのできる演出とともに発生するのがスペシャルスキル。リーダーに設定したヒーローのみ、1試合中に1度だけ発動できるもので、試合における駆け引きの要素にもなってくる。また、ノーマルスキルはヒーローのだれかが30秒に1度発動可能で、上限もないため、積極的に活用できそうだ。

なお、シングルプレイではクエストクリア形式のストーリーパートが用意されている。クエストを通じてゲームの戦術やキャラクターの特性を学ぶことができ、リアルタイムストラテジーに馴染みのないプレイヤーも遊びやすい仕掛けになっているようだ。

ここからは五十嵐氏も加わり、制作に至った経緯などを語るトークセッションのコーナーに。「リボルバーズエイト」が生まれたのは、3年前にクリエイターが集まる新年会があった際に両者が知り合い、そこで五十嵐氏が温めていたキャラクターの設定やゲームの構想を菊池氏が聞いたことに端を発するそう。五十嵐氏は、本作のコンセプトについて、一般的に知られるおとぎ話の世界をモチーフに、原作のテイストはしっかりと残しつつ、その中でどれだけ悪ふざけができるのかという点に注力したと話していた。

(写真左)五十嵐孝司氏

発表会では、登場するキャラクターの中から一部をピックアップし、キャラクター作りのこだわりについても紹介。例えば、シンデレラであれば魔女の手によって一夜にして舞踏会デビューを果たすわけだが、その関係がまるでプロデューサーとアイドルの関係で、一日契約みたいだなと考えたことからアイデアを膨らませていったのだとか。また、同じカボチャの乗り物であっても一方はカボチャを模したものでもう一方はカボチャそのものと変化をつけたり、バイクの動力が実はネズミによるものであることなど、細部に渡る設定作りが印象的だ。

金太郎については、従来にないカッコいいイメージにするために全てを反転させ、名前を聞いて連想させられる前掛けを逆に思いっきり開いたりとデザインも攻めの姿勢。同じく、クマについても鎧武者の父親が被り物をしているという、独特の設定が用いられている。

浦島太郎がおじいさん姿であることについては、五十嵐氏自身がなるべくおじいさんとおばあさんを出したいというこだわりもありつつ、若者の姿から一気におじいさんになったため、心は若者のままという設定に。一方、乙姫については玉手箱のモチーフを、自分より年齢の低い人が好みという浦島太郎の発言からとっているそうで、ゲーム中では両者それぞれのサイドからのストーリーが用意されているとか。

五十嵐氏お気に入りのキャラクターだというはだかの王様は、そもそも最初から騙されたフリをしているという考えで、自分の肉体を見せびらすようなデザインに。一方、菊池氏お気に入りのキャラクターであるラプンツェルは、等の中で生活するうちニートになってしまったという設定で、セガサターンのようなコントローラーを手にしていたり、帽子の形状なども含めて、ラプンツェル“が”塔になっているかのようなデザインであったりと、遊び心が盛りだくさんだ。

ゲーム中でナビゲーターとなるリーゼルは、なんとすでに新人Youtuberとして活動中(https://twitter.com/liesel_channel)。そんな彼女から本作に関するインフォメーションとして、公式サイトおよび各種SNSが展開していることや事前登録が開始したこと、そして早くもクローズドβテストが実施されることが明らかになった。これらの詳細は、Gamer読者向けの限定枠を含むクローズドβテストの募集記事にもまとめてあるので、併せてチェックしてほしい。

本作のリリース時期は今冬が予定されているとのこと。より詳しいゲーム内容については、クローズドβテスト相当のゲームをプレイすることができたので、追ってインプレッション記事としてお届けしたい。

リボルバーズエイト

セガゲームス

iOSアプリiOS

  • 配信日:2019年1月22日
  • 価格:基本無料

    リボルバーズエイト

    セガゲームス

    AndroidアプリAndroid

    • 配信日:2019年1月22日
    • 価格:基本無料

      ※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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