ガストタイトルを彩る楽曲の数々が披露された「ガスト25周年記念プレミアムライブ」レポート

コーエーテクモゲームス ガストブランドの25周年を記念して行われた今回のイベント。「アトリエ」シリーズのタイトルはもちろんのこと、「アルトネリコ」シリーズ、「サージュ・コンチェルト」など、同ガストブランドがこれまでに展開してきたタイトルのさまざまな楽曲がバンドによる生演奏で披露された。

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まずライブの冒頭を飾ったのは、「黄昏」シリーズの楽曲メドレー。昼夜公演で異なるものとなっており、昼公演ではACRYLICSTABがパワフルなステージで魅せた「無限大クロニクル」「渇きの輪郭」から始まり、南壽あさ子さんの「みるいろの星」では一転、落ち着いたメロディーの中で声を響かせていった。

南壽さんはそのまま「フィリスのアトリエ ～不思議な旅の錬金術士～」のオープニングテーマである「flora」を歌い上げる。旅情感を感じさせる軽快なメロディーに透明感のある歌声を交えたパフォーマンスが届けられた。続けて登場したCeuiさんは、同じく「フィリスのアトリエ」から「Into the Journey」を披露。1つの楽曲の中で旅をしているかのように、ところどころで曲調が大きく変わっていく独特のメロディーを見事に表現していた。

真理絵さんが披露したのは、「マナケミア2 ～おちた学園と錬金術士たち～」のオープニングテーマである「My Silly Days」。爽快感のある楽曲にのせて高いテンションでパフォーマンスすると、続く「マスターピース！」（「リディー＆スールのアトリエ ～不思議な絵画の錬金術士～」）では、霜月はるかさん、山本美禰子さんがデュエットで、その歌声を重ねていく。サビ部分の“マスターピース”ではピースサインを見せるなど、ライブならではのアプローチで魅せた。

次に登場した片霧烈火さんは、ニンテンドーDSでリリースされた「リーズのアトリエ ～オルドールの錬金術士～」の楽曲「タカラモノ」を朗らかに歌い上げる。さらに片霧さんは「アルトネリコ3 ～世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く～」より「METHOD_HYMMELI/.」を披露。「アルトネリコ」シリーズは世界観に沿った、ヒュムノス語という独特な歌詞の楽曲が多いが、ライブで聴くとまた違った味わいを感じさせてくれた。

さらに「アルトネリコ」シリーズからはもう一曲、Yuko（石橋優子）さんによる「永久に結ひて」（「アルトネリコ2 ～世界に響く少女たちの創造詩～」）が披露される。こちらは逆にスローテンポで伸びやかな歌声を響かせる楽曲になっており、会場も静かに聴き入っていた。

その後は、「BLUE REFLECTION　幻に舞う少女の剣」の作曲を手がけた浅野隼人氏によるBGMメドレーに。喧騒の中に響き渡るピアノの演奏がノスタルジックな雰囲気を醸し出す、タイトル画面の“BLUE REFLECTION”から始まり、疾走感とともにファンタジックな空気を感じさせるBGMの数々が披露されていった。

「サージュ・コンチェルト」のタイトルのひとつ「アルノサージュ ～生まれいずる星へ祈る詩～」からは、みとせのりこさんによる「Class::EXSPHERE_NOSURGE;」が歌い上げられる。ひとつの曲の中で何度も大きく転換していく楽曲で、まさにシリーズならではの魅力が詰まった一曲だ。

riyaさん（eufonius）、Ceuiさんによって披露されたのは、「リディー＆スールのアトリエ」のメインテーマ曲である「クローマ」。それぞれ異なる2人の歌唱を融合させてひとつの楽曲に落とし込んだ、双子の錬金術士が主人公のタイトルならではのアプローチとなっていた。

続いては、「よるのないくに」にリュリーティス役として出演する声優の五十嵐裕美さんによる「predge」が披露される。ゆったりとした曲調の中にも曲の持つ世界観を感じさせる内容になっていた。

なお、ステージの場面転換では、NOCO氏、土屋暁氏といった、これまでガストブランドに関わってきた関係者からのコメントが寄せられていたのだが、土屋氏のコメントに続いては「拡張少女系トライナリー」の楽曲が次々と披露されていく。

まず、國政綾水役の中恵光城さんがどこから艶めきを感じさせる歌声で披露したのは「Sigh-nage ～吐心感情戦～」。さらに、作中に登場するFreyMENOW（フレイメノウ）として多くの楽曲を歌唱した平山笑美さんは、「Wishreal ～第一章 Elkador～ （from.wishreal）」「Earthtasia -Requested from Wishreal by “Loved-One” style-（from.wishreal）」「ソラノキヲク」の3曲を続けて披露。声量豊かなその歌唱もさることながら、それぞれに特徴の異なる楽曲を見事に表現していた。

続く「アーランド」シリーズメドレーでは、maoさんによる「Dia」から始まり、山本美禰子さんによる「Pilgrimage」、真理絵さんによる「錬金少女メルルのうた」、そして再びのmaoさんによる「メトロ」と、軽快な楽曲を楽しめる構成となっていた。

その後、「ネルケと伝説の錬金術士たち ～新たな大地のアトリエ～」のPVが上映されたところで、同作のアバンタイトルテーマである「Alchemia」を中恵さん、エンディングテーマである「Birth」を霜月さんが立て続けに披露。ともにライブでは初披露となる楽曲だったが、会場のファンも一緒になって盛り上がっていた。

ここでライブは一旦の幕引きとなったが、アンコールの声に応えるかたちでステージ上に姿を見せたのは霜月さん、maoさん、みとせさん、riyaさんの4人。「アーシャのアトリエ ～黄昏の大地の錬金術士～」の挿入歌である「夢を織る家」を楽しげに歌い上げる。

さらに出演者がステージに勢揃いして、順番にコメントを寄せていく。そして最後は「イリスのアトリエ グランファンタズム」オープニングテーマの「schwarzweiß ～霧の向こうに繋がる世界～」を霜月さん、maoさん、真理絵さんの3人が披露して、ステージを締めくくった。

会場の様子

撮影：大山雅夫

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