ゲームから映像まで幅広いコンテンツが楽しめるように―PS VRメディア向け体験会の内容をお届け

VR・AR
0コメント 山口浩介

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは12月12日、PlayStation VRのさまざまなコンテンツを集めたメディア向け体験会を開催した。

体験会に出展されていたのは、「テトリス エフェクト」や「みんなのGOLF VR」、「Beat Saber」、「ライアン・マークス リベンジミッション」、「シアタールームVR」などのタイトル。発売済み・今後発売を問わないだけでなく、ゲーム以外のコンテンツもあり、PS VRでさまざまな体験が楽しめるようなラインナップとなっていた。

発売前のタイトルも東京ゲームショウ2018に試遊出展されていたため、普段からゲーム情報を追いかけている読者の方にとっては目新しい情報はないのだが、やはりVRゲームというのは体験してこそというのを実感した。

例えばガンシューティングの「ライアン・マークス リベンジミッション」は、自身の腰に銃のホルスターが付いており、PlayStation Moveモーションコントローラー(以下、PS Move)をホルスターの位置に持っていって操作することで銃を取り出したり、しまったりすることができる。さらに胸には弾倉ベルトが付いており、銃のリロードはそこから弾を取り出し、ハンドガンならグリップにマガジンを入れるように、中折式ショットガンなら銃身の中央部に弾を込めるように操作していく。

あちこちに手を動かすため操作が難しく感じるかもしれないが、慣れてくると移動しながらのリロードはもちろん、両手に銃を持って撃ったり、常に片手にリロード用の弾倉を持ちながら戦ったりと、自分なりのスタイルを追求できるのが面白いところ。挙動はリアルに寄せつつも、右手のショットガンで敵を倒しつつ、撃ち漏らした相手は左手のハンドガンでトドメを…というゲームならではの戦い方もできるため、まるで凄腕ガンマンになったような感覚が楽しめる。

銃以外にも、トビラのロックを解除するために電子ロックパネルのネジを外してヒューズをセットするといったギミックや、ピッキングでのカギ開け操作もあった。移動に関するアクションでは、建設現場にあるような鉄パイプをつかんで外壁を移動するような動きもあり、これ1本でアクション映画の主人公気分が味わえるというわけだ。

方向は違えど、体感型という点では「スペースチャンネル5 VR あらかた★ダンシングショー」も似たところがある。このタイトルはダンスと音楽を題材にしたもので、宇宙放送局のリポーター・うららの動きに合わせてダンスを踊ることで、相手を無理やり躍らせる宇宙人から人々を救出していくのが目的となる。

ダンスといっても、実際にはPS Moveを持った手を上げたり下げたり、前に突き出したりするほか、自分自身が左右に動いたり、しゃがむといった動作を取るというだけ。しかし、体験してみるとこれがなかなか深い。

ゲームシステム的に言えばPS MoveやPS VRのヘッドセットの位置を検知して判定していると思うので、100%うららの動きに合わせずとも、極論としてはダンスが成功するような操作を取ればいいだけなのだろう。チュートリアルのときはそんなことをぼんやり考えていたのだが、ダンス本番が始まったら、ただただうららの動きをトレースすることに必死になっていた。そしてうららの動きをマネしていると、まるでダンスを踊っているかのような感覚に…となるのだ。

これも、相手のしぐさなどを無意識のうちにマネしてしまうカメレオン効果のひとつなのだろうか…。「アテンドのスタッフに見られながら遊ぶの恥ずかしい」という気分もどこへやら、マネする面白さ、魅力というものを実感できた。

音楽ゲームつながりでは、海外で配信されている「Beat Saber(ビートセイバー)」もある。これは左手に赤、右手に青のセイバーを持ち、向かってくるボックスをリズムよく叩くというもの。ボックスには赤と青の色のほか、上下左右のマークが付いている。赤いボックスは赤のセイバーにしか反応しないし、ボックスに▼が付いていたらセイバーを振り下ろすようにして叩く必要がある。

さらに障害物の壁が迫ってくることもあり、「スペースチャンネル5」と同じように左右への回避やしゃがむ動きが必要で、自分自身の動きも求められる。体を使ったリズムゲームといえば、昔から「ダンスダンスレボリューション」があるし、面とフチを叩き分ける「太鼓の達人」も「Beat Saber」と少し似たところがある。「Beat Saber」はゲームとしての目新しさというより、VRでリズムゲームはアリだなと思わせてくれるようなタイトルに感じた。

ゲーム以外のところでは、12月13日にアップデートが行われた「シアタールームVR」もあった。最新のアップデートでは、「機動戦士ガンダム」の宇宙空間シリーズ有料配信に合わせてか、新しい内装に「宇宙空間」が追加されている。また、映画館にいるような感覚が味わえる大型シアターもあり、ここではシート位置も変えられたりと、家に居ながら劇場の雰囲気が感じられるような更新が入っていた。

今回試遊したなかでは、立ってプレイするものやしゃがみ動作が必要なものもあり、自宅ではなかなか遊びづらいかも…という面はあるが、没入感で言えばどれも高いものがあった。「ホームシアターVR」のようなゲーム以外のコンテンツに加え、「Youtube」や「360Channel」などのサービスにも対応し、ゲームだけではないVRの楽しさも増えてきているように思える。

こうしたメディア向け体験会だけでなく、PS VRの発売前から現在にかけても、ソニーストアなどで一般向けの体験会が開催されていることから、SIEがPS VRに力を入れていることはうかがえる。まだまだPS VRのゲームは本数が物足りなく感じてしまうが、こうして体験会でいろんなタイトルに触れてみると、改めてVRの発展が楽しみになる。

※画面は開発中のものです。

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