1月25日から27日に幕張メッセで開催されていた「ジャパンアミューズメントエキスポ2019(JAEPO2019)」。本イベントに出展されていたバンダイナムコアミューズメントの新作タイトル「ソードアート・オンライン アーケード ディープ・エクスプローラー」の試遊レポートをお届けする。

本作は、「ソードアート・オンライン」(SAO)シリーズに登場するキャラクターたちを操作してダンジョンを探索していくアクションRPG。次々と現れる敵をなぎ倒す爽快アクションと、探索で手に入れたアイテムを用いた自由で奥深いパーティーカスタマイズが特徴だ。1人でのプレイはもちろん、店内やオンライン協力プレイにも対応しており、最大3人でのプレイが行える。

JAEPO2019での出展ではソロ(1人)用のクエストが用意されており、プレイヤーがどのようにキリトたちと出会うのかといった導入部分の物語と、ダンジョンでのバトルがプレイできた。

ストーリー部分はオーソドックスなアドベンチャーゲームといった形で進行する。フルボイスではないが、テキストを読み進めていく合間にキャラクターがリアクションに合わせたセリフを喋ったり、選択肢によって相手の返答が変化するといった感じ。物語の導入はキリト、アスナ、リズベットがゲームのテストに参加していたところ、依頼主と連絡が取れなくなり、プレイヤーが3人に指令を出して手助けしていくという流れ。

ダンジョンでの操作方法は、左手で持つグリップコントローラーのスティックで移動、同コントローラに2つあるボタンで回避とガードが行える。右手で操作するのは3つのアクションボタンとタッチパネル。

アクションボタンはダンジョンで操作できる3人のキャラクターと連動しており、攻撃してほしいアバターに対応するボタンを押して攻撃する。今回であれば左ボタンを押せばキリトが、中ボタンはアスナ、右ボタンはリズベットがそれぞれ攻撃する仕組み。ボタン連打で簡単にコンボ攻撃が発動できるほか、長押しによるタメ攻撃もある。また、例えばキリトを操作中に中もしくは右ボタンを押せば、別のキャラクターに“スイッチ”するようになっていた。キャラクターの切り替えは一瞬で行われるため、こまめに切り替えても特にストレスを感じることはないだろう。

当然ながら操作キャラクターによって使用する武器や攻撃方法も異なる。武器(キャラクター)ごとに斬・突・打の属性があり、ゴーレムであれば打属性で大ダメージが狙えるため、相手の弱点を狙ってキャラクターを切り替えることも重要になってきそうだ。

探索を進めていくとスキルレベルが上がり、タッチパネルを押してスキルの発動が可能となる。スキルはキリトなら範囲攻撃の回転切り、アスナなら前方に向かっていく突進攻撃、リズベットはダウン効果のある前方範囲への攻撃など、キャラクターごとに特徴が異なる。

1プレイの短い時間ではあるが、キリトは範囲が広めで手数もある万能で使いやすい比較的オーソドックス、アスナは攻撃速度が速く手数が多め、リズベットは攻撃速度が遅めな代わりに範囲やダウン効果などがある、といった印象を持った。原作やアニメなどで「SAO」を知っていれば、戦闘タイプは各キャラクターのイメージ通りになりそうだ。

ダンジョンの途中では、ミッションを発生させるオブジェクトの存在を確認できた。ミッションは「○○コンボつなげ」といった内容がある。試遊のなかでは確かめる余裕はなかったのだが、ミッションを成功させることでスキルレベルを上げるための経験値が獲得できるという。

また、ダンジョン内には結晶のようなフラグメントがあり、これを一定量集めるごとに未解析ログが獲得でき、クエスト終了後の報酬が増加する。今回のような試遊には影響の出ない要素だが、実際のプレイではダンジョンをくまなく探索していきたいところ。ただ、活動限界という制限時間があるため、残り時間とのせめぎ合いも出てくることだろう。

ダンジョンの最後には、作中のアインクラッド1層のフロアボスでもおなじみ、イルファング・ザ・コボルドロードがボスとして待ち受けていた。細かい部分ながら原作のようにボスはHPバーが複数段存在し、「SAO」を知っていればこうしたところでニヤリとできる人もいるだろう。

ボス攻略はHPが多いため攻撃を見極めつつヒットアンドアウェイでHPを削っていくもよし、多少ゴリ押しになるも大技で一気に倒すのもよし。プレイスタイルに応じてさまざまな戦い方ができそうだった。今回はキリトの3つ目のスキルとして「スターバースト・ストリーム」が使用できたので一気に倒してしまったが、HP残量による攻撃パターンの変化がないかといったところも注目ポイントとなりそうだ。

現状ではよくできたハクスラ系RPGといった印象。難易度は試遊のためか、最初のダンジョンだからか、かなり易しめになっていたので、「SAO」が好きでもゲームが苦手、という人でも遊びやすいだろう。逆にゲーム好きで歯ごたえを求める人は、どういったコンテンツが待っているかに期待といったところだろうか。本来であればプレイごとに排出されるリソース(カード)を使ったキャラクターの強化や、最大3人でのマルチプレイについても楽しみにしておきたい。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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