バンダイナムコエンターテインメントが展開する「アイドルマスター ミリオンライブ!」。2019年2月9日に「THE IDOLM@STER THE@TER BOOST 03 発売記念イベント」が行われた。
スマートフォン向けゲームアプリ「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」で展開していたキャスティング投票企画「THE@TER BOOST!」。第3弾は「劇場サスペンス」をテーマとし、2018年10月にゲーム内イベント「プラチナスターツアー ~ラスト・アクトレス~」が実施された。
そして、2018年11月28日にはCD「THE IDOLM@STER THE@TER BOOST 03」(以下、TB03)が発売。ゲーム内イベントでお披露目となった楽曲「ラスト・アクトレス」に加え、「DIAMOND DAYS」や選出されたキャストが出演する大ボリュームのドラマパートも収録されている。
その発売を記念して行われた本イベントには、渡部恵子さん(周防桃子役)、高橋未奈美さん(馬場このみ役)、阿部里果さん(真壁瑞希役)、南早紀さん(白石紬役)が出演。ここでは1回目の模様をお届けしよう。
渡部さんのタイトルコールで出演者たちがステージに登場。挨拶では、雪の降りしきる寒さを吹き飛ばすぐらいほかほかにしますとの言葉や、残念ながらこの日は出演できなかった種田梨沙さん(田中琴葉役)の分も頑張るとの意気込みを口に。
まずは“「THE IDOLM@STER THE@TER BOOST 03」撮影裏話トーク”と題して、TB03に関するトークを展開。収録楽曲やドラマについて、今だから語れる内容がさまざま飛び出した。
大ボリュームのドラマパートは、CDに入りきらず削られた“幻のセリフ”もあったという。例えば、事件の動機についてコレット(琴葉のドラマ内公演での役名)が「プロデューサーが悪いんですよ。直前になってモニカ(同じく桃子の役名)ちゃんの方が相応しいなんて言うから」と言うセリフがあったそうで、コレットとモニカのライバル関係がより明確になっていたとのこと。そのような背景を頭の片隅に入れて、改めてドラマを聞いてみるのも面白いだろう。
楽曲「ラスト・アクトレス」の話題では、初披露となった昨年の「ミリシタ感謝祭」が忘れられないことや、全員「自分が犯人」というぐらいサイコパス感を出して歌ったこと、さらには英語で収録したパートがカットされてしまったことなど、歌話満載で語られた。
続く“スピンオフ「屋根裏の道化師」を作ろう!”のコーナーでは、スピンオフドラマを4人のリレー形式で披露。ボックスから「主人公の名前」と「キーワード」が書かれた紙を引き、今回は“周防桃子”を主人公として“バレンタイン”“アリバイ”“インフルエンザ”の3つのキーワードを使った物語が紡がれた。
じゃんけんで決まった順番は、南さん、渡部さん、阿部さん、高橋さん。物語は、モニカが2月14日にプロデューサーに何かを渡すべく旅をしている途中、チョコレート屋を見つけるところから始まる。どのチョコがいいか考えていると咳き込んでしまうモニカ。結局は病院でインフルエンザと診断されるわけだが、オチ担当の高橋さんはここから他の3人を巻き込んでハチャメチャな展開に持って行き、アドリブならではの面白さを見せてくれた。
その後は、正式な後日談として朗読劇“「屋根裏の道化師」アフターストーリー”を披露。舞台挨拶を前に緊張している紬たちのところに、プロデューサーからの差し入れを持ってきたこのみ。しかし、同封されていた紙には「道けしわそのなかにいる」という謎のメッセージが……。フリクションボールペンによる謎解きやあの探偵の登場など、本作らしい後日談が描かれた。
イベント後半はライブコーナー。サスペンスの雰囲気たっぷりに「ラスト・アクトレス」を披露。トークで語っていたように、全員が犯人かのような怪しさとドキドキ感を醸し出す4人。ソロパートの力強さも説得力とインパクトを生み出し、みんなを作品の世界へと惹きこんでいった。
曲後は出演者それぞれからイベントの感想や、投票企画で選んでくれたことへの感謝が語られる。いつかまた種田さんも一緒に、5人で「ラスト・アクトレス」を歌いたいとの願望も口にしていた。そして、最後は投票企画シリーズの共通楽曲「DIAMOND DAYS」を歌い、収録裏話とサスペンス感、笑顔も溢れたイベントを締めくくった。