スクウェア・エニックスは、フル3DCGアニメーション映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」を2019年8月2日より公開すると発表した。
「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」は、「ドラゴンクエストシリーズ」初となるフル3DCGアニメーションによる映画作品。親子三代にわたって魔王を倒す、結婚相手を選ぶといった、ドラマのような壮大な人生を体感できる作品としてシリーズでも特に高い人気を誇る「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」をストーリー原案としている。
総監督・脚本には「ALWAYS 三丁目の夕日シリーズ」、「永遠の0」、「STAND BY ME ドラえもん」の監督・脚本などを手掛けた山崎貴氏、監督には「friends もののけ島のナキ」、「STAND BY ME ドラえもん」などに関わった八木竜一氏を迎えての制作となる。原作および監修は「ドラゴンクエスト」シリーズ生みの親である堀井雄二氏が担当し、音楽は同シリーズの人気を支えてきたすぎやまこういち氏の音楽を使用する形となる。
原作・監修:堀井雄二 オフィシャルコメント
いまから30年前に「ドラゴンクエストIII」が社会現象を巻き起こしたとき、漫画化や映画化のお話がいくつか来ましたが、ゲームとしてのお話をそのまま別の形で表現しても面白さに欠けるだろうと思って断ったことがありました。
それから時間が経ち、ゲームの表現も増え、「ドラゴンクエストIV」以降はキャラクターを立てストーリー性をさらに重視したことで気持ちに変化が現れました。作品に対して思い出もいっぱいあるので、追体験が出来る映画化もアリかもしれないと思っていた頃にこのお話が来たのですが、山崎総監督率いるチームの方々に作ってもらえると聞いて凄く期待しました。最近ラッシュと呼ばれる完成前の映像を視聴しましたが、しっかりとポイントポイントを押さえているし、山崎総監督自身の捉え方もあってすごく見応えのある映画になったと思います。
「ドラゴンクエストV」では、“親子三代にわたって魔王を倒す”ということと“結婚相手を選ぶ”というゲームなのに本気で悩んでもらうという二つを物語の柱にしていました。一人の人間が子どもから青年へと成長し、そして親となり、自分の子どもが魔王を倒すという人生そのものを描きました。
映画とゲームでは違っている部分もあるけれど、それがこの「ユア・ストーリー」というタイトルにハマっていると思います。昔からドラゴンクエストを愛してくれているファンの方にも観てもらいたいですし、まだドラゴンクエストを知らない人にも観てもらってゲームに触れてもらえたら嬉しいですね。
総監督・脚本:山崎貴 オフィシャルコメント
4年前に最初にオファーを受けた時は、ゲームと映画は似ているようで実は凄く違うメディアなので、正直無理だと思い断りました。でもちょっといろいろ試しているうちに映画として勝負できる手を思いついて、3年半くらい前から動き始めました。
いつもオリジナルの物語がある作品のCG映画を作る時は“理想的な実写化”を目指しています。今回もしっかりと映画であり、しかもまごう事なきドラゴンクエストであるというところを目指していきたいと思っています。皆さんの中にそれぞれのドラゴンクエストがあると思うので、最適解を見つけだせるよう沢山のドラゴンクエストファンに取材しました。皆さん凄く真剣に語ってくれるので、それが励みにもなりつつ、こんな熱量の人たちを相手にしなくてはいけないのか……と少し恐ろしくもなりました(笑)。
「ドラゴンクエストV」の中には人生そのものが描かれています。ですから僕はこの作品を青春映画にしたいと思っています。それから是非ドラゴンクエストに触れたことがない人たちにも観てもらいたいです。この映画で「こんなに凄い世界があるんだ!」と感じてもらい、この映画をきっかけにゲームに触れて頂く。そんな“ドラゴンクエストワールドへの入り口”の役目も果たせたら嬉しいです。
製作概要
原作・監修:堀井雄二
音楽:すぎやまこういち
総監督・脚本:山崎貴
監督:八木竜一 花房真
製作:2019「DRAGON QUEST YOUR STORY」製作委員会
配給:東宝
公式Twitterアカウント:@DQ_MOVIE
公式サイト
https://dq-movie.com/