スクウェア・エニックスは本日6月3日、東京・スターライズタワーにてスマートフォン向け「ドラゴンクエスト」シリーズの新作発表会を開催した。

発表会はフリーアナウンサーの徳光和夫さんと平井理央さん司会のもと進行。冒頭ではスクウェア・エニックスで「ドラゴンクエスト」シリーズ エグゼクティブプロデューサーを務める三宅有氏が登壇し、同シリーズが33周年を迎えられたことに感謝を述べつつ、ここ1年の展開を振り返った。

徳光和夫さん(左)と平井理央さん(右) 三宅有氏

最初に話に出たのは、2018年12月に発売されたPS4/Switch用ソフト「ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島」だ。前作のファンだけでなく新規ユーザーからも好評であり、追加ダウンロードコンテンツ(DLC)を含めて現在も多くの人に遊ばれているとコメント。ほかにも配信から3年が経過しているiOS/Android向けアプリ「星のドラゴンクエスト」では、新しい地図のメンバーの稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんをプロデューサーに起用して話題を集めたことにも触れられた。

「ドラゴンクエスト」シリーズの今後の展開については、8月2日よりフル3DCGアニメーション映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」が全国公開されるのを皮切りに、秋にはSwitchで「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S」が発売、さらに年内には「ドラゴンクエストX」の最新拡張パッケージ「いばらの巫女と滅びの神」が発売されることをアピール。待望のナンバリングタイトル「ドラゴンクエストXII(仮)」は堀井雄二氏と準備を進めている状態であることを明かし、「まだ先になると思いますが、何かしらの形で発表させていただきたい」と述べた。

堀井雄二氏
堀井雄二氏

このあとは三宅氏の話にも名前が出た、「ドラゴンクエスト」シリーズ生みの親である堀井雄二氏が登壇。「やっと発表できて嬉しく思っています」と挨拶を述べ、この日の目玉である新作タイトルのプロモーション映像を披露し、位置情報を使ったゲーム「ドラゴンクエストウォーク」を2019年配信予定であると発表した。

柴貴正氏
柴貴正氏

タイトルの詳細については、本作のプロデューサーを務める柴貴正氏を招いて説明が行われた。柴氏が最初に本作の話を堀井氏に持って行ったのが、今から約3年ほど前になるという。当時はスマホの位置情報を使ったゲームがリリースされてきており、「これが『ドラゴンクエスト』の世界観にはまれば面白くなるのでは」と相談したのがきっかけのようだ。

「あのときは『Pokémon GO』も流行っていたんだよね(笑)」とぶっちゃける堀井氏だが、本作で一番気にしたのは地図の面白さだという。実際に街に出てその中を歩き、そしてモンスターと戦いレベルアップしていく。そんな「ドラゴンクエスト」らしい面白さを表現することにこだわっている様子。

開発に際しては、位置情報ゲームとスマホ向けRPGの開発実績があるコロプラとタッグを組んで制作していることも明かされた。もうすぐ完成のところまで来ているようで、ゲームの画面写真やマスコットキャラクターになるコンパスを背負ったデザインのスライム・スラミチの姿も公開された。

続いて実機映像のお披露目というところで、「ドラゴンクエスト」好きであり、昨日も深夜3時まで「ドラゴンクエストX」をプレイしていたというスピードワゴンの小沢一敬さんが登場。司会の平井さんと共に、発表会の会場となった東京タワーの周りを冒険に出かけて行った。

小沢一敬さん

小沢さんによる実機映像では「マップ」から現実世界をもとにした地図が開けたり、周囲にいるモンスターをタップすることで戦闘になる様子が確認できた。戦闘は「ドラゴンクエスト」らしくターン制のコマンドバトルになっており、敵が複数いる場合は攻撃対象を選択できる。

敵を倒して経験値を獲得するとレベルアップしていくほか、倒した敵は「ずかん」に登録されていく。「ずかん」に登録すると報酬がもらえるだけでなく、はじめて倒した場所や倒した数、見かけやすさなども記録される。詳細画面には“こころのタイプ”という気になる項目もあった。

また、移動時の画面には「クエスト」の項目があり、ここで依頼を受けてストーリーを進めていくことになるようだ。クエストの目的地はマップ上に表示される候補の中から自分で好きなものを選択でき、遠い場所を指定するほど報酬が多くなる仕組み。遠出するタイミングなら距離があっても遠くを、すぐに済ませたい場合は徒歩圏内を選ぶといった使い分けができるだろう。

移動中はモンスターのシンボルだけでなく、「ドラゴンクエスト」ではおなじみのツボが表示されることも。これをタップするとHP/MPの回復効果が得られたり、やくそうといったアイテムが手に入るようになっていた。そして「ストーリー」と表示された目的地にたどり着くクエストが進行。専用の画面に表示された宝箱からはアイテムを入手でき、モンスターのアイコンをタップすればストーリーが進行して待ち受ける敵と戦うことになる。

「とくぎ」には敵1体に威力130%でメラ属性の斬撃ダメージを与える「かえん斬り」があった。炎(メラ)のような属性に加え、斬撃のような武器のタイプも存在するのかもしれない。

実機プレイの内容は以上となるが、柴氏からは特徴的な3つの要素も紹介された。1つ目は「目的地システム」で、これは実機中にもあった地図上の候補から目的地を自分で設定できるというもの。小沢さんのプレイには出てこなかったが、ダンジョンも登場するようだ。

2つ目に挙げられたのは「ランドマーク」システムだ。発表会の会場となった東京タワーをはじめ、京都・金閣寺、宮城(仙台)・伊達正宗像、沖縄・守礼門など、全国すべての都道府県にランドマークが設定されており、実在の建物がゲーム内に登場する。ランドマークにはご当地クエストとも呼べる、専用のクエストが用意されるとのこと。

最後は地図上に自宅を設定できる「自宅」システム。自宅を建てる場所は現実で自宅にしている場所でもいいし、別の場所を設定してもいいという。家の中では家具をカスタムしたり、ほかのプレイヤーの家をのぞいたり、家の中に落ちているアイテムを拾ったりといった要素もある。出かけて自宅に帰ってくると、その日の活動に応じて“お出かけボーナス”が得られるようになっており、ここで獲得したポイントによって“おでかけランク”が上昇していく。これはプレイヤーのレベルとは異なるようで、おでかけランクが上がると家のランクが上がるという。

ゲーム紹介のあとは、先んじてニュースとしてもお伝えしているように、6月11日からβ版体験会が開催されることが発表された。体験会はiOS/Androidそれぞれ1万人ずつで、18歳以上を対象とした事前応募制となっている。来週から遊べるという展開の早さは嬉しいところだが、募集期間は本日6月3日から5日までと3日間しかないため、参加したい人は忘れずに応募しておこう。

なお、β版については関東(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)のみの実施になる。

最後には堀井氏が「やっと発表できてうれしいです。早く皆さんに遊んでもらって感想を聞きたいと思っています」とコメント。今回は“β版”だが、そう遠くない未来に遊んでもらえると思うと述べ、発表会を締めくくった。

「ドラゴンクエストウォーク」公式サイト
https://www.dragonquest.jp/walk/

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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