アメリカ・ロサンゼルスで行われるE3(Electronic Entertainment Expo)に併せて、日本時間の6月11日10時より生中継された「Square Enix Live E3 2019」より、トピックスとなったタイトルの内容をお届けする。
ファイナルファンタジーVII リメイク
まずは本イベントに先駆けて発売日が2020年3月3日であることが明らかになっていた「ファイナルファンタジーVII リメイク(以下、FFVIIリメイク)」について、プロデューサーの北瀬佳範氏が登壇した。
北瀬氏からは本タイトルについて「ファイナルファンタジーVII」の世界観やキャラクターをより深く描いていること、FFVIIリメイクプロジェクトの最初の作品として、ミッドガルのストーリーを膨大に、かつ緻密に語っていることが紹介される。また、ゲームデザインも今作用に最適化されており、Blu-ray2枚組相当のゲームボリュームとなっているという。
ゲームプレイの内容については、プロダクトマーケティングのシニアマネージャーであるNeal Pabon氏が紹介。FFVIIリメイクは、リアルタイムバトルとコマンド入力を融合したハイブリッドシステムを採用。攻撃、回避、防御の全てをリアルタイムに操作することになり、加えて攻撃などによって溜まっていくATBというゲージを消費して技を繰り出すことができる。
プレイヤーはコマンドメニューを開くことでタクティカルモードへと移行することができる。移行中は時の流れがゆっくりになり、ATBゲージを使う技も余裕を持って選ぶことができる。戦闘中にアイテムを使用することでもATBゲージは消費されるようだ。
今回はクラウドのほか、パーティキャラクターよりバレットの戦闘も一部紹介。キャラクターは戦闘中も切り替えが可能。そして敵には攻撃を与えると溜まっていくフォーカスゲージというものがあり、ゲージが満タンになるとさらなるダメージを与えることができる。タクティカルモードはオリジナル版を思い起こさせるようなコマンドも用意されており、じっくりと考えながらバトルを楽しめる。また、スピーディな戦闘を楽しみたいのであれば、アビリティや魔法をショートカットに設定することも可能となっている。
ゲーム中のイベントの流れから、巨大な敵に挑むクラウドとバレットの様子を確認できるデモが上映された後は、ディレクターの野村哲也氏が壇上に。野村氏はE3 2019の会場で本作をプレイアブルで出展していることに触れつつ、最後は発売日が発表となった映像のロングバージョンがお披露目に。この映像内でティファの姿も公開となり、会場は大きな歓声に包まれていた。
ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ
「ファイナルファンタジーXIV」からはプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏が登壇し、2019年7月2日に発売される最新拡張パッケージ「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ」のローンチトレーラーを初公開。また、「ファイナルファンタジーXIV」の有料会員数が、「漆黒のヴィランズ」のリリースを前に過去最高を記録したことも明らかにした。
Outriders(アウトライダーズ)
「Gears of War: Judgement」や「Bulletstorm」を手がけたPeople Can Flyとスクウェア・エニックスによる新作シューター「Outriders(アウトライダーズ)」がPS4/Xbox One/PC向けに2020年夏にリリースされることが明らかに。さらなる情報は今年の冬頃に公開するとのことだ。
Marvel's Avengers
最後に紹介されたのが、Crystal Dynamicsが開発し、米マーベル・エンターテインメントと共同で制作したアクションアドベンチャーゲーム「Marvel's Avengers」。数年に渡って開発を行ってきた本作はシネマティックストーリーとアクションアドベンチャーを融合した、シングルプレイ・Co-Op(協力)プレイを通じてプレイヤーが世界最強のヒーローになりきれるゲームになっているという。
本作においては、おなじみのスーパーヒーローやヴィランが独自のキャラクター性をもって登場するとのこと。そのストーリーはすでに公開しているリリース記事を確認してもらえればと思うが、イベントではキャプテン・アメリカ、アイアンマン、ハルク、ブラック・ウィドウ、ソーのビジュアルやキャストも公開となった。
なお、本作に関しては発売後も複数年にわたってアップデートコンテンツが配信され、最大4人でチームを編成、好きなヒーローをカスタマイズすることが可能となっている。そして、発売後に登場するスーパーヒーローやエリアに関しては全て無料で提供され、いわゆる追加課金の要素も用意されていないという。
なお、本作は2020年5月15日にPS4/Xbox One/PC/Stadiaで世界同時発売される。