声優の三宅麻理恵さんが気になるゲームを実際にプレイして紹介する「マリエッティのゲーム探訪」。第22回はアドベンチャーゲームを多数リリースしているdramatic createのタイトルをピックアップして紹介します。

目次
  1. 時計仕掛けのレイライン -陽炎に彷徨う魔女-
  2. 罪喰い~千の呪い、千の祈り~ for V
  3. 古書店街の橋姫 々
  4. 桜花裁き 斬
  5. 三宅麻理恵さんプロフィール

長時間放送されるテレビ番組、面白いものや子供向けのものが多く公開される映画、期待作が多く発売されるゲーム…それが、私にとっての夏休み。今年は皆さまどのように過ごされますでしょうか。私は恐らく収録などのお仕事と、9月の上旬に出演させていただくライブの準備であっという間に過ぎていってしまう気がしています。令和最初の夏休み、人生の思い出に残るひと夏にしたいですね!

どんな夏を過ごすとしてもゲームは共通の思い出になる。という事で、今回は遠方へのお出かけの合間に、優雅にお家で遊びたいアドベンチャーゲームをご紹介させていただきます。数多あるアドベンチャーゲームですが、今回は多方面のアドベンチャーゲームをリリースされているdramatic createさんの個人的オススメ作品をピックアップさせていただきました!

時計仕掛けのレイライン -陽炎に彷徨う魔女-

「時計仕掛けのレイライン -陽炎に彷徨う魔女-」は、昼と夜に分かれたふたつの世界を持つ不思議な学園を舞台とするファンタジーミステリーADV。PC向けにリリースされたシリーズ3部作が1つのパッケージに集約され、さらにPS Vita版だけの新規オリジナルキャラクターも登場する。

このゲーム、大きく3部作+αに分かれており、

「黄昏時の境界線」は、転校生としてやってきた学園で「特殊事案調査分室」の一員として、魔術的な問題を解決していくことになり、仲間たちとの関係を築いて行き、そして…×××というお話。

「残影の夜が明ける時」は、少しずつ馴染んできた学園に魔術の名家の女当主アーデルハイトと執事のルイがやって来て彼女らとの交流と学園の謎に迫り、そして…×××というお話。

「朝霧に散る花」は、今までの謎が明かされ、そして…あらすじを少しでも話してしまうとネタバレで面白さが半減してしまいそうなので割愛!

1作の中でも細かく章が区切られているので少しずつ進められる事、「黄昏時の境界線」「残影の夜が明ける時」をクリアしたらそれぞれのおおまかなあらすじを振り返られるモードがあるのも、時間を取れない人には有り難い仕様ですね。

男女問わず沢山の魅力的なキャラクターが登場しますが、その誰もが必然的に存在しているのが印象に残ります。

驚いたのがゲームを開始して5分も経たない内に主人公と男の子キャラとのイベントCG…しかもお姫様抱っこ…まだどのヒロイン達とも接近していないのにです。このゲーム、何かあるな…!!と感じさせられましたね…。主人公の久我くん、憂緒ちゃん、烏丸くんの3人での空間がとても好きです。

PlayStation Store配信ページ
https://store.playstation.com/ja-jp/product/JP0746-PCSG01015_00-LEYLINEKAGEROU00

罪喰い~千の呪い、千の祈り~ for V

2016年8月にOperettaよりPC向けに発売された、和風現代ファンタジーの世界観で描かれる恋愛AVG。PS Vita版では、人気キャラクター・カゲロウのルートをはじめ、各攻略キャラクターの後日談などが贅沢に追加されている。

普通の女子高生だった主人公がある出来事をきっかけに鬼とも呼ばれる「上樹の一族」となってしまい、前世の呪いで咎人を喰らう「罪喰いの儀」を行わないと死んでしまう事態に陥ることに。咎人とはいえ人間を喰らわなければ死んでしまう事への葛藤。転生を繰り返して千年前からの想いに囚われているキャラクター達と、今世では前世の記憶を持たない主人公との恋模様が描かれます。

攻略キャラクター達の個別ルートが話の主軸から外れず「こうくるか!」という思いがけない展開なのが面白いです。プレイして一番好きになったのが至央くん。敵対派閥で初対面から戦闘を仕掛けてくる彼とどう距離が縮まっていくのか…是非プレイしてみてくださいね。

咎人を喰らわなくては死んでしまうというダークな一面がある作品ですが、だからこそ、それでも生きる理由を探したり決意を固めて行く主人公の心情の動きも注目です。

PlayStation Store配信ページ
https://store.playstation.com/ja-jp/product/JP0746-PCSG01019_00-TSUMIKUI00000000

古書店街の橋姫 々

恋愛ゲームも気がつけばさらに細分化されるようになりまして、今後もまだまだ広がって行くだろうなぁと思っているのがボーイズラブゲーム。男の子同士の恋愛ゲームですね。友情と恋愛の狭間で揺れ動く様子もたまりませんし、決して結ばれないと思っているけど諦めきれずにずっと好きでい続けたり、切なさにきゅんとしてしまいます。

そして、私がみなさまにオススメしたいBLゲームがこの「古書店街の橋姫 々」でした。

「古書店街の橋姫 々」は、PC同人ゲームで話題を巻き起こしたボーイズラブ大正ミステリーADV。舞台は大正時代の東京・神保町。主人公は親友の死をきっかけに、3日間がループする謎の現象に巻き込まれていく……。

大正十一年の神保町を舞台に浪人生の主人公が何度も時間跳躍をして親友の死を覆そうと奔走するという物語。主人公文士志望なこともあって当時の文学についての熱い議論で、今作をプレイして黒岩涙香「幽霊塔」や夢野久作「ドグラ・マグラ」を読んでみた方もいらっしゃるのではないでしょうか。逆に言えば当時の文学作品を好きな方にもプレイしてみていただきたい作品でもあります。キャラクターそれぞれの読み解き方も興味深い。

元々は同人ゲームの移植作という事で少人数で制作されたからこその世界観や物語、絵の総合的な纏まりの良さも魅力。

話がずれてしまいますが、今年はカルピス100周年。今作の時代にも存在していたであろう飲料。彼らの世界と私たちの生きる現代の繋がりを感じられる飲み物を片手にプレイするのも乙かもしれませんね。

PlayStation Store配信ページ
https://store.playstation.com/ja-jp/product/JP0746-PCSG01213_00-HASHIHIME0000000

桜花裁き 斬

「桜花裁き 斬」は、主人公と容疑者が意見をぶつけ合う熱い推理パートや、魅力的なヒロインキャラとのいちゃラブ恋愛ストーリーが満載の美少女アドベンチャーゲーム。新米奉行として事件の証拠や情報を集め、容疑者を絞り込んで事件を解決へと導いていくストーリーが描かれる。

面白いアドベンチャーゲーム見つけた!!というのがはじめてこのゲームの1話を終えた直後の感想でした。特徴としては、事件を捜査して証拠や情報を集める「調査パート」、犯人を推理して追及してゆく「奉行パート」。特に「奉行パート」では画面がダイナミックに変化するので飽きないつくり。追及する際の証拠・情報を画面タッチで提示できるのもストレスフリーでVitaならではの良さがあります。

ドラマチックな奉行として人を裁くシーンや、刀での真剣勝負のシーンでは絵柄のタッチがガラッと変わって思わずプレイする側の身も引き締まります。

奉行の先輩である父・身近にいるライバル・可愛い幼馴染をはじめとする魅力的な女性陣に囲まれて、人情味あふれる温かなドラマと熱い展開でプレイヤーを楽しませてくれます。章が縦書きで表示されるので、よりレトロさを楽しむためにオプションでFM音源BGMに変更して遊んでみるのもおすすめです。

PlayStation Store配信ページ
https://store.playstation.com/ja-jp/product/JP0746-PCSG01105_00-OUKASABAKIZAN000


いかがでしたでしょうか? ちょうどこのタイミングでdramatic createさんのゲームがサマーセールでお買い得になっているかと思いますので、この機会にぜひ触れてみてくださいね!

三宅麻理恵さんプロフィール

生年月日:1985年6月7日
出身:大阪府
趣味:読書・落語・ゲーム
主な出演作品:「輪るピングドラム」萩野目苹果 役、「銀の匙」御影アキ 役、「緋色の欠片」春日珠紀 役、「アイドルマスターシンデレラガールズ」安部菜々 役

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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