千葉・幕張メッセにて9月12日より開催の「東京ゲームショウ2019」。スクウェア・エニックスブースで9月15日に行われた、「Marvel’s Avengers」TGS2019スペシャルステージをレポートする。
PS4/Xbox One/PC/Stadiaにて2020年5月15日発売予定の「Marvel's Avengers」は、スクウェア・エニックス・グループのスタジオCrystal Dynamicsが開発し、米マーベル・エンターテインメントと共同で制作したアクションアドベンチャーゲーム。
本ステージには、Crystal Dynamicsでエディトリアルディレクターを務めるCasey Lynch氏、さらにローカライズプロデューサーの山本大輔氏、ローカライズディレクターの高谷翔平氏が登壇。MCはエレキコミックの今立進さんが務めた。
サンフランシスコから来日したCasey氏は、まずはゲーム化するにあたり力を入れたポイントを語る。80年以上の歴史があるマーベルなだけに、「コミックや映画など、いろいろインスピレーションを受けてゲームを作っている」という。個性的なヒーローを使ってプレイできるのは、やはり本作の大きな魅力のひとつだ。
オリジナルストーリーも楽しみなところ。改めてイントロダクションを紹介しつつ、その後の展開として一度解散したアベンジャーたちがどのように再集結していくのかといったストーリーも話してくれた。
ゲーム内容については、チュートリアルをかねたゲーム冒頭部分を山本氏がステージ上でプレイしつつ、Casey氏が特徴やこだわりなどを説明。ここにはキャプテン・アメリカ、アイアンマン、ハルク、ブラック・ウィドウ、ソーの5人がすべて登場するため、それぞれの動きや迫力を体感することができた。ちなみに、本作で戦闘のデザインを担当したのは「ゴッド・オブ・ウォー」でも戦闘デザインを担当したVince Napoli氏。随所に彼ならではのものが出ているので、期待して欲しいとのこと。
美麗な映像から始まると、さっそくアクションシーンに突入。ソーはオールラウンドでいろいろな攻撃が出来るキャラクター。手にするハンマーは、しっかり重さを感じられるようにしたという。このハンマーは打つだけでなく投げて呼び戻したりもでき、雷をつかった広範囲攻撃も爽快感たっぷりだ。
そこへ登場したのは、アイアンマン。空を飛びながらシューティングゲームのように敵を倒すシーンもあり、各ヒーローの特徴を活かしたアクションも楽しめる。アイアンマンがユニビームを放つと、会場から歓声もあがっていた。戦闘はダイナミックになるようにさまざまな工夫を凝らしているとのことで、その言葉通りダイナミックで格好いい戦闘が繰り広げらていく。
ハルクはとにかくパワフル。敵を掴んだり投げ飛ばしたりしながら破壊しまくるのが魅力で、Casey氏も「キング・コングのような感じで暴れまわることができる」と話す。それでいて素早く動けるのもハルクであり、その動きやパワーを存分にみせた戦い方は楽しそうだ。
その後もキャプテン・アメリカの多彩なコンボからの盾を使った攻撃や、ブラック・ウィドウの二丁拳銃など、それぞれの特徴をみせていく。ブラック・ウィドウとタスクマスターとの戦闘では、地上戦、空中戦とめまぐるしい展開も迫力満点。今作オリジナルの透明になる技も披露し、プレイした山本氏も「爽快感がすごくて、自分がヒーローになった気分だった」と感想を述べていた。
プレイ後は、さまざまな質問にCasey氏が回答。カスタマイズ要素も実装されており、見た目(衣装)のカスタマイズは、マーベルファンが喜んでくれるものを多数用意していると話す。その衣装はゲームを進行していくことで大半はゲットできるが、その他にもマーケットプレイスで購入したり、特殊なイベントでゲットするものも存在するとのこと。
5人以外のヒーローが登場するのかも気になるところ。これについては「本編にはそれ以外にもヒーローが登場する。発売後は追加で新しいヒーローやミッションを配信していくが、すべて無料で配信する」とCasey氏。「無料で」ということに会場からは拍手が起こっていた。
こだわりポイントについて聞かれると、「キャラクターが一番大事なので、そこを起点にしている」と話す。さらに、マーベルとのやり取りについては「ありとあらゆるものを連携している」「コミックのライター(原作者)とも相談しながら作っている」とファンには嬉しい言葉も。
しっかり原作をリスペクトし、キャラクターの魅力を最大限に楽しめる内容になっていることが端々から感じられた。最後に出演陣から挨拶があり、Casey氏は「完全オリジナルストーリーで、ヒーローそれぞれの個性を全部プレイ体験としてまとめている。1日でも早くプレイしてもらいたい」と期待の言葉を述べていた。
(C) 2019 MARVEL. Developed by Crystal Dynamics and Eidos Montréal. Development support provided by Nixxes. All rights reserved.
※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。
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