ブシロードとKLab、サンライズが共同で開発し、2019年9月26日にリリース予定のiOS/Android向けアプリ「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS」。本作を一足先にプレイしてきました。
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「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS(以下、スクスタ)」は、“最強で最高のアイドルゲーム”をコンセプトとしたリズムアクションRPG。ラブライブ!シリーズより、μ's、Aqours、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の計27人のスクールアイドルが登場することでも話題を呼んでいます。
2017年の東京ゲームショウでの発表から2年を経て、いよいよリリースが近づいてきた「スクスタ」。今回の試遊で判明した、これまでベールに包まれていたゲームの特徴と遊び方についてレポートしていきます。
“「あなた」と叶える物語”をコンセプトとしたラブライブ!シリーズ最新作
本作の物語は、東京・お台場の私立虹ヶ咲学園に通う「あなた」(主人公でプレイヤー自身を指します)が、ある日μ'sとAqoursの合同ライブを見て衝撃を受けたことから始まります。本作ではμ's、Aqours、そして虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は同じ時間軸の中で活動していて、あなたは27人のスクールアイドルとともに物語を作り上げていきます。
そうしたプレイヤー自身を意識できるように構築されたストーリーは、サンライズプロデュース・完全監修による、全編フルボイスの完全新作として展開します。本作はラブライブ!シリーズの最新作として位置づけられていることもあり、そのストーリーも大ボリューム。さらに、スクールアイドルひとりひとりと仲良くなることで楽しめる「キズナエピソード」、手に入れたカードを特訓したり覚醒させることで読める「サイドエピソード」も用意されています。
ちなみに、「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル(以下、スクフェス)」でも好評のカードイラストは、より美麗になって登場します。こちらもリリースを楽しみにしてもらえればと思います。
9人によるフォーメーションダンスは圧巻!
そして、本作ではグループの垣根を超えたユニット編成でのライブが楽しめる点も特徴です。9人による複雑なフォーメーションダンスをしていて、MVモードではその様子がじっくりと堪能できます。もちろんカードを入手することで衣装を着替えることも可能。原作の衣装を再現しているだけでなく、ここだけの衣装も3Dで楽しめます。
筆者も実際に映像を見て、そのグラフィックに驚かされましたので、その要素を体感できる3Dライブシーンの映像も併せてチェックしてもらえればと思います。
育成、ライブ、ストーリーを軸としたゲームサイクル
ゲームのホーム画面ではスクールアイドルとのコミュニケーションが楽しめます。ゲーム開始時、お気に入りメンバーに設定したスクールアイドルがホーム画面に登場しますが、こちらは後からでも変更できますのでご安心を。
「スクスタ」は、スクールアイドルの育成、ユニットを編成してのライブ、そしてストーリーの進行というゲームサイクルになっています。ストーリーについては先に触れた通り、ライブについては後段で紹介しますので、先に育成についてチェックしていきましょう。
本作の育成要素で一番重要になってくるのが特訓です。カードのレベルアップにはツリー形式を採用していて、ステータスアップはもちろんのこと、さらに美麗なイラストを見ることができる「覚醒」、「ボイス」や「衣装」、そして「サイドエピソード」などのコンテンツを解放できます。
また、ライブでの活躍やゲーム中の交流によりスクールアイドルとのキズナが高まっていくことでもメンバーは成長していきます。上述のキズナエピソードによって解放される楽曲もあるそうなので、こちらも忘れずにチェックしておきましょう。
なお、特訓にはさまざまなアイテムが必要になりますが、それらを手に入れる手段として、スクールアイドルたちを合宿に連れて行くことができます。それだけでなく、ライブでより高いパフォーマンスを出すための「ひらめきスキル」をまれに入手できるのも合宿の大きなメリットになってきます。
リズムゲームではなく“リズムアクションRPG”!
最後に、本作の一番の特徴であるライブパートについてより詳しく紹介していきたいと思います。
まず認識をハッキリさせておきたいのが、本作はリズムゲームではないということです。タイミングに合わせてタップするという要素はあるものの、その本質はリアルタイムに進行するライブを成功に導いていく“リズムアクションRPG”。ライブパートにおけるあなた(プレイヤー)は、スクールアイドルたちを一番近くで応援する立場であり、あらかじめ組んだデッキ(フォーメーション)や作戦の切り替えを駆使していくことになります。
ライブが始まると、一般的なリズムゲームと同様にノーツが出現します。左右2つのノーツがターゲットに重なるタイミングに合わせてタップすることで、ボルテージ(スコア)が入ります。最終的には会場のボルテージを高めていけばOKですが、ノーツは処理するたびにスタミナを消耗させてしまうのです。
つまり、闇雲にノーツを処理し続けるとそのままゲームオーバー…ということも起こり得ます。そうならないように必要になってくるのが、作戦との組み合わせで適切にマネジメントすることです。
作戦はデッキのメンバー3人毎で設定されます。作戦にはノーツによるダメージを減らすもの、特技の発動率を上げるものなどがあり、ライブ中に画面左右のマークを押すことで切り替えが可能です。
また、ライブ中に現れるアピールチャンスでは、ミッションの攻略によりさらに多くのボルテージを獲得できますが、失敗すると大きなダメージを受けてしまうため、アピールチャンスに突入した際は作戦のチョイスにも気をつけておく必要がありそうです。
さらに、画面中央にあるSPゲージをためて押すことで、強力なSP特技を発動できます。カットインの発動とともに、会場のボルテージを一気に上げることができるので、こちらも有効に活用したいところです。
このように、1曲の中で多彩な要素を攻略することでライブを成功に導くのが本作におけるライブパートとなります。複数の難易度が用意されているほか、カードや楽曲に属性も設定されているなど、やり込むほどに遊びごたえを感じられそうなゲームシステムとなっていました。初見では難しい部分もあると思いますが、TIPSも用意されていたので、そちらを確認しつつ、進めていってもらえればと思います。
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のキャストよりプレイした感想も紹介!
村上奈津実さん(宮下 愛役):今回じっくりプレイさせていただんですが、10人目(※プレイヤーであるあなた)の気持ちになって感無量です。楽しみにしてくれている方が絶対に喜んでいただけるだろうなというクオリティで、私も早く自分のスマホに入れていっぱい遊びたいなと思いました。
前田佳織里さん(桜坂しずく役):自分が10人目として本当に入り込んでしまうような感覚になりますし、メンバーの表情や動きがリアルで、生き生きとして動いているのを見て、すごく感動しました。ライブパートのクオリティもすごくて、たくさんの方に楽しんでいただける内容になっていると思いますので、ぜひ楽しみにしてください。
田中ちえ美さん(天王寺璃奈役):たくさんの楽曲をいろんなパターンで遊べる仕様になっているので、自分の好きなメンバーを選びながらプレイできるというのがすごく嬉しかったですし、「スクスタ」の魅力の一つなのかなと感じました。ゲーム画面で動くみんなのクオリティがとにかくすごいので、早くみなさんに見てほしいですし、私も自分のスマホに入れて毎日のようにプレイしたいなと思います。
楠木ともりさん(優木せつ菜役):本当にスクールアイドルひとりひとりがしっかり掘り下げられているので、今まで自分が応援している子やこれから先応援したいと思っている子まで、すごく丁寧に知ることができると思いますし、なおかつ、スクールアイドルのキラキラした可愛い部分がすごく盛りだくさんになっています。着せ替え機能では自分の応援している子がいろんな服を着て、いろんな表情を見せてくれるのがすごく可愛くて楽しみです。私は「スクスタ」のためだけにスマホを替えたので(笑)、いっぱいプレイしたいと思います。