「龍が如く7 光と闇の行方」体験版の配信は近日発表！名越氏、横山氏へのインタビューも行われた店頭体験会＆サイン会をレポート

「龍が如く」ナンバリング最新作となる「龍が如く7 光と闇の行方」は、新主人公・春日一番をはじめ、新たな舞台やゲームシステムなど、これまでのシリーズ作とは一線を画す、約3年ぶりとなる正統最新作としてPS4向けに2020年1月16日に発売予定のタイトルだ。

そんな本作の店頭体験会が本日11月2日より全国6都市6店舗で開催。バトルの新要素や、新しいプレイスポットなど、東京ゲームショウ2019から更にパワーアップしたゲーム内容を一足先に楽しむことができた。会場となったヨドバシカメラ マルチメディア横浜店には多くのファンが来場し、そのプレイフィールを確かめていた。

また今回の会場では、シリーズ総合監督・名越稔洋氏と、シリーズプロデューサー・横山昌義氏のサイン会も同時開催。こちらにも大勢のファンが列をつくり、短い時間ながら一緒に写真をとったり差し入れを渡したりとコミュニケーションを楽しんでいる様子だった。

なお、店頭体験会およびサイン会は本日の開催を皮切りに全国で行われるが、一部店舗は体験会のみの実施となっている。遊びに行く予定の人は記事下部にある開催概要をチェックしてほしい。

体験版の配信も発表！名越稔洋氏、横山昌義氏への囲みインタビューの模様をお届け！

――今回の体験版はTGS2019でプレイできたものと内容が違うようですが、変更点や見どころを教えて下さい。

名越稔洋氏：本編の4章冒頭を切り取ったという意味ではTGS2019の時と同じなのですが、主にチームメンバーの新キャラクターである紗栄子が増えて4人でバトルができるようになったのが大きな変更点です。その他にもバトル中にアクションコマンドを追加入力してダメージをアップしたり、ガードアクションが増えています。ライブコマンドバトルの中身を進化させて、製品版とほぼ同じ内容が体験できるのが特徴です。

――店頭体験会を行った中で、ファンの方からはどのような感想がありましたか？

名越稔洋氏：今日はまだ詳しく聞けていないんですけど、これまで疑問に思っていたことが晴れてきて、これはこれで面白いんじゃないかという反応が増えているなと感じていてありがたいです。触ってもらうプロセスも小分けになっているのですが、我々もRPGというジャンルが初めてだったのでその苦労も分かりました。既に触ってもらった方からも、より良い反応を頂けているので自信をもらっています。

横山昌義氏：プレイされているところを見ると、アクションのコマンド入力を皆さん直感的に遊ばれているので、説明しなくても遊べるものに仕上がっているんじゃないかとホッとしています。

――実際にプレイしてみるとTGS2019の時から大きく変わっていると感じました。やはり紗栄子が使えるのが一番印象的だったのですが、職業が「チーママ」と「アイドル」だったんですよね。他にも女性専用のような職業があったりしますか？

横山昌義氏：ありますよ。チームメンバーがあとどれくらい追加されるかはまだ言えないので、そのメンバーの専用ジョブがあったりします。

――他にどんな職業があるか言える範囲で教えてもらうことはできますか？

横山昌義氏：「事務職」ってのがありますね。助演女優オーディションで合格した鎌滝えりさんがパーティーメンバーに加わるというのは発表しましたが、彼女は一番製菓という会社の事務員なので事務職というジョブからスタートします。“事務用品カッター”や“画鋲”とかで戦うジョブです（笑）。

――「龍が如く7 光と闇の行方」では、ゲームシステムや主人公も大きく変わっていますが、手応えはいかがでしょうか？

名越稔洋氏：まだ購入を検討している方も多いと思いますが、体験会などを通じて理解を深めて欲しいですね。あと忘れてはいけないのが、濃い人間ドラマがあって見応えのある感動体験をお届けするという部分は、「龍が如く」という冠が付いている以上は変わらないので、今後アピールしていきたいです。今はRPGという部分の説明に集中していますが、ドラマも相当熱いので期待していてください。

――本作のスロットにはサミーとユニバーサルの台が登場するようですが、本来であればタブーの組み合わせじゃないですか。他にもタブーに踏み込んだ内容はありますか？

名越稔洋氏：ユニバーサルさんに関しては素直にお願いしにいったんですよ。僕自身もパチスロが好きなので、ユニバーサルさんの台が入っていることが好きな方には嬉しいだろうなと思いまして。そしたら普通に受け入れてもらえたという感じですね。なので、無理にタブーに切り込もうという意識があったわけでは無いです。今回歓楽街を表現するためにパチンコ屋は絶対必要なので、その中でお店に入れて、遊べるようにした結果です。

――本日プレイできた体験版ですが、今後配信の予定などはありますか？

横山昌義氏：配信の予定はあります。配信日については近日中にお知らせできると思いますので、続報をお待ち下さい。

――全国で店頭体験会を行うわけですが、これから遊ぶ方に見て欲しいポイントを教えて下さい。

名越稔洋氏：RPGは歴史も長く定番のジャンルですが、時代が変わりハードが変わる中で、そのDNAは受け継ぎながらも遊び方や表現は広がっていくべきだと思います。「龍が如く」は、それこそタブーな部分にも手を広げながらファンを増やしていったシリーズなので、そういう意味では新しいRPGを提案できているんじゃないかと思います。僕自身、新しいゲームシステムで新しいモノというのは覚えることが多くて手が引けてしまうことが多いんですよね。なので、古い遊び方で新しい体験が楽しめる、そんなところを体験して欲しいです。

横山昌義氏：体験版はあくまでRPGのバトルアクションを手触りとして実感してもらうものです。実際に作りながらプレイしていると、RPGは育てていく楽しさや仲間を増やしていく楽しさが実感できるので、ストーリーの感情移入度や感じ方はこれまでの中でもトップクラスだと思います。そういった魅力は体験版だけでは感じられない部分だと思いますので、今後の新情報などもあわせてチェックして欲しいですね。

――ありがとうございました。

龍が如く7 光と闇の行方

セガ

PS4パッケージ

• 発売日：2020年1月16日

• 17歳以上対象

(C)SEGA

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。