文化放送エクステンドがおくるNintendo Switch/スマートフォン向けアドベンチャーゲーム「BUSTAFELLOWS」特集の第10回では、スマートフォン向け無料体験版についてご紹介します!
文化放送エクステンドがおくるNintendo Switch/スマートフォン向けアドベンチャーゲーム「BUSTAFELLOWS」。「あざやかな悪に染まるアドベンチャーゲーム」と題した本作では、アメリカ東海岸にある架空の大都市「ニューシーグ」を舞台にさまざまな犯罪や事件に立ち向かいます。Gamerだけの情報も満載の「バスタフェ特集」第10回では、チャプター1をすべてプレイできるiOS/Android向け無料体験版についてご紹介します!
※記事中の画像はAndroid版のものです。
主人公・テウタとリンボたちの出会いを描いたチャプター1
まずは、体験版で語られるストーリーについて紹介していきます。物語の始まりは、ニューシーグ警察署の面会室から。ここでは謎の男とリンボが面会をしていて、男は不可思議な言動でリンボの危機を伝えます。ここから物語は数時間前に遡り……本作のキーとなる、主人公・テウタの“再放送”がどのような能力なのかが語られていきます。最初はリンボたちと同じように「テウタは何を言ってるの?どういうこと?!」となるかもしれませんが、話が進むにつれて「そういうことか!」と体験しながら分かるようになっていますよ。
テウタの能力は「わずかな時間を遡れる」というもの。ただし「遡った先は自分自身ではなく他人」であり、テウタはどこの誰かも分からない人間として運命を変えなくてはなりません。チャプター1ではある事件を追う中で危機に陥ったリンボを救うべく時間を遡りますが、気が付くとテウタは警察署に捕まっている犯罪者となっていました。もともとリンボとろくに面識のないテウタが犯罪者の男としてリンボと出会うことになるわけで、当然リンボにはまったく信じてもらえません。スクリーンショットのセリフだけを見ればテウタが話しているかのようですが、なんとボイスも男性です!
テウタが運命を変えたため事件が“最初からなかった”ことになり、ひとまずリンボは難を逃れます。しかし危機が先送りになったようなもので、根本的な解決には至っていません。もちろんリンボも黙って見ているわけではなく、このピンチをうまく利用してきっちり相手を叩きのめす痛快な展開が待っていますよ。
ここで活躍するのが、自分たちなりの正義でさまざまな事件に挑む仲間たち。体験版ではシュウは銃の腕前、ヘルベチカは変装、モズは死亡報告書の偽装、スケアクロウは情報収集&バックアップを行います。彼らが普段どんな役割分担で行動をしているのか、よく分かる内容になっていますよ。そして今回の事件を通じ、テウタが新たな仲間として迎えられたところでチャプター1は終了となります。
ストーリー以外の見どころとしてまず挙げられるのは、スチルの差分が非常に多く用意されている点です。セリフや状況に合わせてキャラクターが生き生きと動き、表情やポーズまでじっくり堪能できますよ。
立ち絵も豊富でジャケットのオン/オフはもちろん、アジトに戻った時はラフな部屋着も披露してくれます。チャプター1ではアジト内にプールも確認できたので、もしかしたらこの場に相応しい姿が見られるかも……?!
またフルボイスなのはもちろん、場面の転換中にもテキストでは表示されない音声が楽しめたり、キャラクター同士の会話の後ろでニュースや雑談が聞こえてきたりと、映画のような臨場感たっぷりの仕掛けも。非常にリアルな背景もデジタルサイネージやネオンが煌めいていて、街そのものの息づかいが感じられるようになっています。電話がかかってきた時も相手の顔が見えるので、表情もしっかり分かるのは嬉しいポイントですね。ストーリーにまつわる場所やモノなどの要素をテウタの視点でまとめた「アーカイブス」も読み応えは十分なので、より深く楽しみたい方はしっかり目を通しておきましょう!
操作方法をおさらい
本作はシナリオを読み進めるテキストアドベンチャーとなり、選択肢によって展開が変化していきます。選択肢は複数の中から選ぶオーソドックスなものや、時間制限のあるものがあります。「この中に正解がない」と思った場合などは、そのままタイムリミットを迎えるのも一つの手段。あえて質問に対する正解ではない選択肢を選ぶと、新たに選択肢が生まれる……といったケースもあります。本編ではチャプター3までの選択で、相性のいいキャラクターとの個別エピソードへと突入できます。選択肢を選ぶ際にちらっと見えるカラーは、特定のキャラクターに関係あるかも……?!
ほかにも、ストーリー中に特定の条件達成を楽しめる「メモラビリア」といった要素もあります。例えば、シュウには「禁煙させる」といった達成条件が用意されています。体験版にも何やらアヤシイ選択肢がありましたが、タバコにまつわる話題を見つけていけばこうした条件を満たせるのかもしれません。また、序盤にテウタと彼女の友人・ルカが賭けをするシーンがあり、その賭けの勝敗によってテウタが後々に起こる支払いをどうするかが変わる……といった場面もありました。体験版の範囲だけでも色々な選択肢を試すことができるので、たくさんのパターンをじっくり遊んでみてください!
アプリでは以下の操作が基本となります。ひとまず「2本指でタッチがメニュー表示」と覚えておけばすぐ操作方法のヘルプを参照できるので、これだけは覚えておいて損はありません。メニューからは次の選択肢へのスキップもできるので、周回プレイもサクサク進みそうです。
- 1本指でタッチ……決定/次を読む
- 2本指でタッチ……メニューを表示
- 右へフリック……スキップモードをオン(同じ操作でオフ)
- 左へフリック……オートプレイをオン(同じ操作でオフ)
- 上へフリック……バックログを表示
- 下へフリック……ウィンドウ非表示
今回プレイできたチャプター1の範囲内でも、キャラクターやそれぞれの関係性については十分に体感することができました。メインキャラクター以外にも多数のキャラクターが登場しますし、ほかの事件の予感も……!プレイを終えるとすめらぎ琥珀先生の描き下ろしイラストがプレイを労ってくれるので、ぜひここまで遊んでみてみてくださいね!