PUBGは、12月10日に東京・秋葉原のアキバ スクエアで「PUBG LITE」先行体験会オープニングイベントを開催した。この日は、17時30分より一般ユーザーも本作を無料で体験できるようになっていた。それに先駆けて15時より行われたのが、メディア向けのオープニングイベントである。
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この「PUBG LITE」は、PC向けバトロワゲーム「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」とスマートフォン向け「PUBG MOBILE」のいいとこ取りをしたような作品だ。通常のノートPCからハイエンドなゲーミングPCまで、あらゆるPC環境で楽しめるように最適化されている。そこに、「PUBG MOBILE」で採用されている衣装スキンなども登場し、すでにSteam版を遊んでいるユーザーも楽しめる仕組みが用意されている。
「PUBG LITE」ならではのオリジナルモードとして、「4 VS 4 DEATH MATCH」と「FREE FOR ALL」のふたつが、サービス開始時からプレイ可能となっている。これだけにとどまらず、今後も「PUBG LITE」ならではのアップデートが行われていくとのこと。
冒頭、PUBG JAPANの井上洋一郎氏から、この「PUBG LITE」の「4 VS 4 DEATH MATCH」を利用した公式大会を2020年に開催することも発表された。こちらの詳細については、後日アナウンスされる予定だ。
公式アンバサダーに就任した小島瑠璃子さんがゲストで登場
続いて、本日のゲストとして小島瑠璃子さんが登壇。M24とレベル3のヘルメットを手に持ち、「PUBG LITE」のキャラクターの衣装を身にまとった姿で登場した小島さん。ライトなゲームの発表会だったが、モデルガンなどは本格的なものだったため、「本格的すぎてめちゃめちゃ重いです」と感想を語っていた。
「PUBG LITE」の公式アンバサダーに就任したばかりの小島さんだが、元々「PUBG MOBILE」のプレイヤーでもあっため、この話しが来たときは本当に嬉しかったそうだ。「PUBG」自体の魅力については、モバイル版ではどこでもできて、実際に世の中にいる人たちとゲームの中で戦えるところだという。また、日常生活では味わえないスリルが感じられ、1発でも弾を撃たれると自分が本当に撃たれたかのようなリアリティがあるところも面白さだと語っていた。
先日「PUBG LITE」も体験したという小島さん。「モバイル版は目で見て操作するじゃないですか。PC版では(操作を)覚えて感覚でプレイするので、よりゲームの世界に入り込めます」と、かなり楽しんでいる様子だった。
公式アンバサダー就任にあたり、人生で始めてゲーム実況にも挑戦している。その模様を収めた「こじるりのドン勝チャレンジ!!」は、サービス開始前日の12月12日より、公式YouTubeチャンネルで公開される。
この動画の中で小島さんをサポートしていたのが、DeToNatorの人気ストリーマー・SHAKAさんだ。小島さんのプレイを間近で見ていたSHAKAさんは、「あの1日だけでも成長がわかったので、見ている方も教えたことをそのまま吸収してくれたので楽しかったです」と、感想を語っていた。
「PUBG」は5000時間ほどプレイしているというSHAKAさんから見た小島さんのプレイは、お世辞抜きで上手かったという。どこが良かったかという点についても、12月12日に公開される動画の中で明らかにされるそうだ。
「PUBG」では、最後のひとりに勝ち残ったときに出る「勝った!勝った!夕飯はドン勝だ!!」というメッセージが有名だが、モバイル版をプレイしていた小島さんは、それを見るために1日ドン勝を達成するまで遊んでいたという。「PUBG LITE」でも前半はそれにこだわっていきたいそうだ。
5000時間ほどプレイして、だいたい1000回ほどドン勝したことがあるというSHAKAさん。しかし、10時間プレイし続けても勝てないときがあり、ドン勝を取る難しさを語っていた。そうしたことも含めて、今回小島さんがチャレンジした動画では、PCゲーム初心者が初めて触って勝てるのかというところも見所だそうだ。
今年でデビュー10周年を迎えた小島さん。そこで、お祝いのケーキが贈られた。こちらは「PUBG LITE」にかけてライトなケーキとして、風船で作られたものだ。「こじるりさん芸能生活10周年&Happy Birthday」と書かれたメッセージも添えられており、なかなか華やかな仕上がりとなっていた。
小島さんが人生初のゲーム実況生配信にも挑戦
人生初のゲーム実況動画の撮影をした小島さんだが、なんと今回のイベントではこれまた初となるゲーム実況の生配信にも挑戦。マップは「PUBG」の初期からあるマップのErangelのソロで、こちらもSHAKAさんが随時サポートしながら行われた。
飛行機の航路はマップ中央の東から西方向だったということで、割と激戦区になりがちなRozhokを目指すことにした小島さん。初配信ということで、見せ場があるように考えているようだった。
サクサク装備を集めていく小島さんだったが、リロードをすぐに忘れてしまうのか、ときおりSHAKAさんにアドバイスを受けていた。ちなみに会場内ではゲーム音もかなり大きな音で中っており、小島さんだけではなく我々取材陣もその音にビクつくといったシーンもあった。
順当にキルを取り、補給物資なども果敢に取りに行く小島さん。全身レベル3装備にモリゾー(ギリースーツ)も入手し準備万端のまま、最終局面に。最後は1対1で小島さんがアンチから外れたポイントにいたため、そのまま勇気を出して突入。見事敵との撃ち合いに勝ち、ドン勝を手に入れていた。
軽くて基本無料で遊べる! ほぼPC版と同じ感覚で楽しめる「PUBG LITE」プレイインプレッション
一般の参加者に先駆けて、メディア向けに「PUBG LITE」の体験会も行われた。PC版の「PUBG」では、フレームレートを稼ぐためにグラフィックの品質を最低限に設定して遊んでいる人が多いと思う。その画面に慣れた人ならば、この「PUBG LITE」ではそれほど大きな違いは感じないかもしれない。
ちなみに今回は遊び慣れたマップのErangelを選択してみたが、地形などのマップはそのままといった印象だ。対戦するプレイヤーは初めてのプレイということで、ほとんどがBOTだったようだが、その分初プレイでもドン勝が取りやすくなっている。このあたりはモバイル版と同じだが、初心者のうちに成功体験を味わえるという意味では悪くはない仕組みといえるのではないだろうか。
基本的なゲームの操作感だが、ほとんどPC版と変わりはない。しかし、全般的に軽く作られているということもあるが、サクサクというよりも変なストレスが感じられず、そのままゲームに没入することができるといった感じだ。
「PUBG LITE」は「軽さ」という部分がわりと協調されがちだが、それに合わせて「基本プレイ無料」というところもかなり大きいポイントだ。ある程度のスペックのノートPCであれば遊ぶことができ、しかも無料でゲームを始めることができるというのは、プレイヤー人口の拡大にも確実に良い影響を与えるのではないだろうか。
筆者もなんとかドン勝を取ることができた。ちなみにドン勝を取ったユーザーは、ドン勝賞としてルーレットを回すことができる。これは、LITE版ドン勝メダルがその個数分メールで送られてくるというものだ。筆者の場合は2番目に良い×15だった。 |
17時30分からは、徐々に一般の参加者も会場に訪れ、「PUBG LITE」を楽しんでいた。 |
12月13日にリリースされる「PUBG LITE」。これまでPC版やモバイル版、あるいはコンソール版などで遊んでいた人はもちろんのこと、今回が初めてという人も含めて、ぜひ本作の魅力に触れてみて欲しい。