Cygamesは、「グランブルーファンタジー」のリアルイベント「グラブルフェス2019」を12月13日~15日に幕張メッセで開催している。ここではプレオープンとなった13日の会場の様子をお届けしよう。
毎年恒例となる「グラブルフェス2019」はキャスト陣や開発スタッフによるステージ、リアルガチャを含めさまざまな景品が貰える多彩なアトラクション、ゲームの世界観を体感できる展示などを楽しめる大型イベントだ。2017年に初開催となった「グラブルフェス2017」から「グラブルサマーフェス」「グラブルフェス2018」を経て、2019年春には「グラブルエクストラフェス2019」として福岡、名古屋、仙台、大阪の4都市でも開催されていた。それでは改めて、新たなアトラクションも登場した「グラブルフェス2019」について紹介していこう。
メインステージのある4~6ホールにはティアマト、コロッサス、リヴァイアサン、ユグドラシルに加え、プロトバハムートが登場。羽もしっかり再現され、近づくと思った以上の大きさだ。煌めくライトアップも、より場の雰囲気を盛り上げてくれる。
さらにホール6側にはフードコーナー、チケット制の「VR四騎士」「グランサイファーライド」もあり、今回は簡易的に楽しめる「VR四騎士Lite」も。簡易的とはいえしっかりセッティングされていて、騎士たちの時間をゆっくり楽しめそうだった。フォトスポットとなる「グランサイファーの部屋」「カリオストロの錬金実験室」も盛況で、精巧に再現された部屋をバックに撮影したいコスプレイヤーなども集まっていたようだ。
今回初登場した「カフェ ミレニア」は、ついにサンダルフォンが喫茶室を開くということで初日から大賑わい。整理券制となっていたが、かなり早い段階でなくなっていた。残念ながら整理券が貰えなかった人も内部で写真撮影は可能だ。2つのコーヒーカップが残るテーブルなどを眺めつつ、さまざまな感情に思いを馳せてみてほしい。
ホール5には、新アトラクションを加えた「マリーとカルバのトレハンダンジョン」には「エッセルのインテンスバレット・チャレンジ」「金銀輝くスライムを飛ばせ!」「カルバのトラップボール」「バハムートの試練」が並ぶ。
新たに登場した「ヴァンピィ&ヴァイトのブラッディ・キャッスル」には「フェリの魔物調教」「ココミミパニック」「ベスのふるーつタイム」「リッチのファントムコール」「オーキスの糸占い」「ゴーストわたあめ」を遊べる。セットもかなりの迫力なので、一度はコーナーを訪れてみてほしい。これらのアトラクションの待ち時間は公式アプリ「グランブルーファンタジー スカイコンパス(グラパス)」や待機列の入り口で確認できるので参考にしよう。
メインステージの仕切りや、ホール4のモニター裏にはスタッフイラストやCygamesの公式オンラインショップ「CyStore」で開催されたイベントのお返しイラストも展示されていた。今回は公式パンフレットとセットで販売されている別冊子にスタッフイラストが収録されているので、家でもじっくり楽しみたい人はパンフレットの購入をオススメする。パンフレットの特典シリアルコード「十天衆お手軽最終上限解放セット」も魅力的なので確実に手に入れたいところだが、今回はパンフレットのみの販売場所も大幅に増えているのが嬉しいポイント。会場内マップや「グラパス」で位置を確認できるので、隙間時間に覗いてみよう。ちなみに年表は「ホール6の2F」となり、会場の外となる。
ホール4付近にはオフィシャルキャストやビィくん、ジェイドといったキャラクターが現れることも。タイミングよく遭遇できれば、すぐ近くで写真を撮れるチャンスだ。
ホール7~8側では、本作の世界に登場する武器をしっかりと再現。通称グラシ、ゼノイフ鎌、ティア銃、ミュルグレス、ガンバン、シュヴァ剣、クリフィン、バハ短剣、ダマカスに加え、今回は「絶対否定の剣」「七星剣」「サイス・オブ・ベリアル」も加わった。アルバコア(※カツウォヌスではない)やグランサイファーも展示されているので写真撮影などを楽しもう。2020年2月6日に発売を控えたPS4ソフト「グランブルーファンタジー ヴァーサス(GBVS)」の試遊コーナーや共闘スペースにも多くの人が集まっていた。
「グラパス」内では「Mystery March」と題し、フロアを巡ったり問題に答えたりすると景品がもらえるイベントも行っている。時間の許す限り回ってみよう。
外観も含めて本格的なメイクサロンになっている「コルワ&クロエのハピきゃわメイクサロン」ではキャラクター風のメイクが楽しめるほか、有償で耳などのオプションも購入可能。実際に体験させてもらったが、こうした場を訪れる機会の少ない男性陣のテンションがとくに上がっていた……なんてこともあるようだ。女性キャラクターはエッセルやレディ・グレイ、男性キャラクターはオクトーやスカルなどがラインアップし、友人同士で関係性のあるキャラクターメイクを楽しむだけでなく、コスプレイヤーがプロのキャラクター風メイクを参考にしたいと訪れたケースもあるとのこと。
このほか、今回のグッズでも販売されているコルワ・メーテラ・スーテラをイメージしたアイカラーパレットを実際に試すこともできる。プロがその日の服装も意識した上でメイクを提供してくれるので、とくに女性にオススメだ。アイカラーだが色によってはチークとしても十分活用でき、ラメも含まれたスーテラが使いやすそうだが、コルワやメーテラも肌に合いやすいカラーが選ばれているようだ。個人的には今後、女性キャラクターのものだけでなく、男性キャラクターをイメージしたアイカラーパレットも販売してほしいところ。
フォトスペースもたくさんのファンが集まり、イベントシーンの再現や武器を構えて写真を撮る人が多数見られた。ランスロットの牢はまだまだ人気が強く、常に列ができていたほど。
荘厳な城の広場を思わせるメインステージでは、コンポーザー成田勤氏が率いるバンド「Stella Magna」のスペシャルライブも実施。プレオープンの最後を盛大に締めくくっていた。
アイリッシュアレンジ&キャラクターソングで熱狂した「グラブルナイトパーティー」
さらに、アイリッシュアレンジやキャラクターソングライブを楽しめる「グラブルナイトパーティー」も行われた。まず前半はパーカッションでさらにパワーアップした、大渕愛子氏が率いるアイリッシュバンド「フィースト・トラヴェラー」による演奏が届けられる。
大胆なアレンジの加わった「ディフェンド・オーダー -攻勢防禦-」から始まり、ゲーム内イベント「ポブさんぽ」「ダンシング・アベンジャー」を思わせる背景と共に流れた「歓談」「碧空」、そしてボイスパーカッションが印象的だった「どうして空は蒼いのか」でもイベント内のイラストが流れ、思わず息が詰まる瞬間も。2018年も好評だったという「ティアマト・マグナ」「満天に嘶く」のメドレーでは、再びバグパイプの1つ「イーリアンパイプス」の音色も堪能できた。
最後はシェロカルテの声が聞こえてきそうな「常盤の風」で締めくくられる。トーク内では、成田氏が「ど空(イベント「どうして空は蒼いのか」のユーザー内での略称)」と話してしまい、大渕氏は意味が分からず聞き返す場面も。前回の参加からゲームを始めたという大渕氏も、改めてサウンドに感動したと話していた。
後半は、Stella Magnaのバックバンドによるキャラクターソングライブだ。今回は伊藤友馬氏が率いるストリングスカルテット「フォー・スカイ・カルテット」も編成に加わり、より厚みの増した演奏の中での生ライブとなる。
MCにローアイン役・白石稔さんを迎え、1曲目に披露されたのはルリア役・東山奈央さんとシェロカルテ役・加藤英美里さんの「マホウのノート」。続いて、フェリ役の米澤円さんがファンとコールの練習も交えながら「ソラのミチシルベ」を、ヴィーラ役の今井麻美さんがテラスのようなセットからゆっくりと降りて「アナザースカイ」を歌い上げる。バックにはアニメ第2シーズンで放映された、カタリナとヴィーラの戦いの場面も流れていた。
追加出演者として登場したユエル役の植田佳奈さん、ソシエ役の白石涼子さんが「蒼紅華之舞」を熱唱。エルーンのように背中が大きく開いたセクシーな和風の衣装に、大きな袖も揺らめいて幻想的な雰囲気を生み出していた。なお、この衣装は白石涼子さんたっての希望で作りだされたとのこと。
続いてユイシス役の立花理香さんもステージに現れ、新たなキャラクターソング「彩花の契り」を披露してくれた。スクリーンには黒いドレスに身を包み、クールな表情のユイシスも映し出され、立花さんも格好良いと絶賛。こちらは2020年1月22日に発売予定なので、続報をお楽しみに。
さらに、カリオストロ役の丹下桜さんが「7日間かけて世界を創るより可愛い女の子1人創った方がいい」を可愛らしく歌い、グラン役の小野友樹さん、東山さん、ジータ役の金元寿子さんが「OVER THE SKY」をファンに届ける。丹下さんはコミカルな雰囲気の曲がほかになかったため戸惑ったようだが、白石稔さんが“可愛いから大丈夫”と断言。小野さんは「OVER THE SKY」はグランとジータは同時に存在しないため歌うパートも重ならないが、今回のライブでは特別にワンフレーズだけ一緒に歌えるようスタッフと話し合ったことを明かしてくれた。
最後はイベントに初参加となるマリー役の長谷川明子さんが加わり、東山さん、今井さん、金元さんと「キミとボクのミライ」。エイプリルフールから始まり、キャラクターソングの先駆けとなった曲を4人と出演者全員で歌い上げ、名残惜しくも「グラブルナイトパーティー」は終了した。
「グラブルフェス2019」公式サイト
https://fes.granbluefantasy.jp/