スクウェア・エニックスより2020年に配信予定のiOS/Android向けアプリ「ドラゴンクエストタクト」のクローズドβテスト(以下、CBT)が2月27日より開始される。それに先駆けて、先行プレイ版のプレイインプレッションをお届けする。

目次
  1. モンスターとのやり取りが楽しい「ドラゴンクエストタクト」の世界観
  2. 分かりやすさが魅力のタクティカルバトル
  3. モンスターを仲間にして育成しよう

「ドラゴンクエストタクト(以下、DQT)」は、「ドラゴンクエスト」シリーズに登場するおなじみのモンスターたちを指揮して戦うタクティカルRPG。戦闘は「ドラゴンクエスト」ならではのターン制のコマンドバトルの要素を踏襲しつつ、マス目で区切られたバトルマップ上で、3Dで描かれたモンスターたちが白熱のバトルを繰り広げる。

CBTの参加者募集が2月13日より行われているが、実際にどのようなゲームになっているのか、気になる人も多いだろう。ここでは、一足先にゲームをプレイして感じたポイントを中心に紹介していこう。

モンスターとのやり取りが楽しい「ドラゴンクエストタクト」の世界観

「DQT」では、ふしぎな声に導かれた主人公(プレイヤー)が、見知らぬ世界にやってくるところからストーリーが始まる。オルクステラと呼ばれるその地で、モナンというピンクモーモンとの出会いを経て、冒険を繰り広げていく。

オルクステラではニンゲンはすでに居ない種族ということもあり、主人公を見たモンスターたちは多様な反応を見せる。そして主人公の手に握られていたふしぎなタクトで、モンスターたちを指揮していくことになる。

ストーリーの進行に応じてスライムナイトやドラキーといった、「ドラゴンクエスト」ではおなじみのモンスターたちと出会うことになるのだが、個人的にはそれぞれのモンスターの特徴が見えるやり取りが印象に残った。

また、「DQT」におけるモンスターは3Dモデルで表現されており、リッチなモーションにも注目。「ドラゴンクエスト」シリーズの中でも「ドラゴンクエストモンスターズ」に通ずる、モンスターたちの魅力が溢れたタイトルとなっている。

分かりやすさが魅力のタクティカルバトル

そのタイトルからも連想される通り、「DQT」のジャンルはタクティカルRPG。長い歴史を誇る「ドラゴンクエスト」シリーズの中でも、初めて採用されたゲームジャンルとなっている。タクティカルRPGというと戦略性が求められる印象も強く、とっつきにくさを感じる人もいるかもしれないが、そこは「ドラゴンクエスト」らしく、とてもシンプルなゲームシステムに仕上がっている。ここでは基本的な遊び方を紹介しよう。

バトルはマス目状のマップ上で進行。1ターン毎にそれぞれ行動を選択していく流れになっている。モンスターには1ターンに最大で何マス移動できるかを示す「いどう力」が設定されており、範囲内の任意のマスに移動し、相手のモンスターに隣接した状態では「たたかう」のコマンドが選択可能だ。

また、「ドラゴンクエスト」といえば「呪文」や「とくぎ」は欠かせないところだが、本作ではこれらの要素に射程が設定されている。例えばスライムナイトが覚えているせんこうづきは隣接する2マスが射程になっており、2体のモンスターを同時に攻撃できる。一方、ドラキーが覚えているメラは離れた相手にも繰り出すことのできる呪文で、近づく前に先制攻撃を繰り出せる点が魅力だ。

なお、敵にはそれぞれ得意な属性、苦手な属性が設定されているので、相性を考えながらモンスターを編成し、戦略を練っていく必要がある。“ばつぐん”を決めた時の気持ちよさはぜひ自身で確かめてみてほしい。

そのほか、タクティカルRPGが苦手な人向けに嬉しいポイントとして、各コマンドを選択後、対象内にいる敵モンスターを選択すると、最短経路での移動を含めてオートで実行してくれる。より少ない操作でサクサク進められる要素になるので、こちらも活用してみるといいだろう。

基本的な操作は以上の通りだが、ここにモンスターごとの特徴が加わることで、さらに戦略が広がっていく。パーティは5体編成となるので、幅広いモンスターを編成してバトルに挑もう。

モンスターを仲間にして育成しよう

「DQT」で必要になるもう一つの要素、それはモンスターの育成だ。本作では持っているモンスターと同じモンスターが仲間になった場合には、覚醒ポイントを獲得できる。つまり、同じモンスターを複数仲間にできないということだ。

モンスターはバトルのあとに仲間になることがあるほか、スカウト(ガチャ)でも仲間にすることができる。覚醒ポイントを得て覚醒ランクが上がると、全ステータスアップなどの覚醒スキルを習得できる。

そのほか、アイテムを使って呪文やとくぎの効果を上げたり、手に入れた武器を装備させてモンスターを強化することも可能。育成要素も幅広く、仲間にしたモンスターを大事に育てていくことができるのは、本作の魅力となっている。

「ドラゴンクエスト」らしい要素を随所に備えつつもタクティカルRPGとして遊びやすくなっている本作、CBTに参加する人はこれらの要素をぜひ確かめてみてはいかがだろうか。

クローズドβテスト参加者募集ページ
https://www.dragonquest.jp/tact/cbt.php

※画面および映像はすべて開発中のものです。

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