セガが2020年12月10日に発売予定のPS4/Nintendo Switch/Xbox One用ソフト「ぷよぷよテトリス2」(PS5/Xbox Series X版も発売予定)。東京ゲームショウ2020 オンラインの開催に併せて一足先にゲームをプレイできたので、試遊レポートをお届けする。
「ぷよぷよテトリス2」は、国民的、世界的人気のアクションパズルゲーム「ぷよぷよ」と「テトリス」が合体した夢のコラボレーション「ぷよぷよテトリス」がパワーアップした新作タイトル。前作「ぷよぷよテトリス」が最初に発売されたのが2014年2月6日ということを考えると、実に7年近くの歳月を経て続編が登場することとなる。
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前作は、ぷよとテトリミノが1つのフィールドに降ってくる「ぷよテトミックス」、「ぷよぷよ」と「テトリス」が一定時間で交互に入れ替わる「スワップ」といった、コラボレーションならではの独自のルールが斬新だったが、今作でも新たな遊びが用意されている。今回は試遊で体験できた、新ルール「スキルバトル」のプレイフィールを中心に紹介する。
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新ルール「スキルバトル」はキャラクターの育成とともに、これまでにない駆け引きが楽しめる!
本作で新たに用意されている新ルール「スキルバトル」。これまでのルールと明らかに違うのが、「ぷよぷよ」もしくは「テトリス」のプレイスキルとは別軸での遊びを付与している点だ。
プレイヤーは、まず設定した3人のキャラクターで「ぷよぷよ」または「テトリス」のチームを組んでいく。キャラクターを設定する上で判断材料となるのが、それぞれに用意されたスキル。詳しくは後述するが、スキルの設定は勝敗をも左右する重要な要素となるので、まずはいろいろ試してみるのが良いだろう。
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そしてもう一つ、「スキルバトル」の大きな特徴となるのが、新たに「HP」と「MP」が設定されていること。HPはフィールド上部にあるオレンジ色のゲージで、例え通常のプレイでは負けの条件を満たしてしまっても、HPが残っていればフィールドがクリアされて、パズルを継続できる。その代わり、「おじゃまぷよ」や「おじゃまブロック」がフィールド上に落下する時にダメージを受け(もしくは与え)、HPが減っていき、ゼロになったほうが負けとなる。
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また、MPはチームキャラクターの下にある緑のゲージで表示されていて、スキルを用いる際に必要となる。スキルには対戦開始時に自動で発動する「オートスキル」、対戦中に任意で発動する「スペシャルスキル」があり、MPは後者を発動することで消費される。
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そのほか、キャラクターにはステータスとして「こうげき」「ぼうぎょ」「かいふく」が設定されており、こうげきとぼうぎょはダメージ、かいふくはHPとMPの自動回復の速度に影響する。
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このステータスは、チームを組んだキャラクターのステータス合計として反映されるのだが、アドベンチャーモードの「スキルバトル」で戦ってキャラクターのレベルをあげるか、アドベンチャーモードでドロップするアイテムカードを装備することでチームのステータスを強化することが可能。スキルもキャラクターレベルに応じて最大3つまで覚えることができ、好きなスキルを選べるようになる。
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アドベンチャーモードを通じてキャラクターの強化を図り、その上で編成を練って対戦に挑むというサイクルは、どことなくRPGのテイストを意識させる。ステータスが上がれば、それだけ勝利する確率が上がるという点で、ほかのルールと一線を画した遊びになってきそうだ。
今回の試遊では、スキルを活用する前に連鎖でHPを削りきってしまうというケースもあったが、それはあくまでもドリームアーケードでのCPU戦が主だったためで、このルールの醍醐味は対人戦によるスキル発動の駆け引きにあるのではないかと感じた。スキルの種類自体も豊富で、かつHP、MPの管理も求められることから、「ぷよぷよ」「テトリス」のパズルをベースにしつつも、別軸での戦略的な応酬が楽しめることだろう。
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同時に、甘口~辛口のハンデ設定によってプレイ開始時にスキル発動までのクールタイムが発生するため、スキルの発動自体にはテクニカルな要素もあるのだが、プレイスキルに差のあるプレイヤー同士でも遊べそうな仕組みになっている。
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今回はプレイ時間が限られていたため、完全に慣れるまでには至らなかったが、慣れた時にどのようなプレイフィールが楽しめるのかには注目したいところだ。
まんざいデモも健在のアドベンチャーモードでは新キャラクターも登場して新たなストーリーが展開!
そして、今回プレイできたもうひとつの要素が、前作に続いて収録されているアドベンチャーモードだ。前作ではアルルやアミティ、りんごといった「ぷよぷよ」ではおなじみのキャラクターから、「ぷよぷよテトリス」で初登場となったティ、オー、エスまで多くのキャラクターによるストーリーが繰り広げられた。そして今作も同様に、新旧キャラクターが登場し、「まんざいデモ」による新しいストーリーが楽しめる。
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今回はストーリーの冒頭部分をプレイすることができたのだが、再び「ぷよぷよ」と「テトリス」の世界が交わってしまったことで、りんごたちとティたちが協力しながら解決を図っていくことになる。その鍵を握るのはマールという不思議な女の子。どうやら彼女がこの事態を引き起こしているようだが……。
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今作ではマップを移動しながらストーリーを進めていき、その都度いずれかのルールをプレイすることになる。ミッション要素も前作同様に用意されているのだが、さらに今作では新ルールのスキルバトルに紐付いたやりこみ要素も楽しめる。
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前述の通り、アドベンチャーモード内でのスキルバトルのプレイ時には、キャラクターの育成およびアイテムカードの入手が可能。特にアイテムカードに関してはパラメーターの上昇だけでなく、さまざまなプラス要素をもたらす「とくしゅこうか」が付いていることも。1つのチームに対して4つまで装備することができ、どの効果をセットするかも勝敗を分けるため、ゲームにおける収集要素となっている。キャラクターのレベル上げとともにアドベンチャーモードの周回プレイを意識させる作りだ。
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前作もそうだったが、アドベンチャーモードはストーリー進めながら「ぷよぷよ」と「テトリス」の遊び方や「ぷよぷよテトリス」独自のルールを順に体験できるので、実際にプレイする際はまずアドベンチャーモードをプレイしてみると良さそうだ。
なお今回はプレイできなかったものの、世界中のプレイヤーと最大4人で対戦することができるインターネットモード内の「全世界パズルリーグ」では、「ぷよぷよ」と「テトリス」、それぞれのインターネットランキングにも対応しているとのこと。どちらか一方を極めたいという人も安心して楽しめるのではないだろうか。
繰り返しになるが、「ぷよぷよテトリス2」はPS4/Nintendo Switch/Xbox Oneで2020年12月10日に発売予定。定番のパズルゲームとして長く遊べることに期待したい。
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