東京ゲームショウ2020 オンラインで9月27日に行われたコーエーテクモゲームスの特別番組「『真・三國無双』20周年記念番組」の模様をレポートする。

番組では「真・三國無双」シリーズのプロデューサーである鈴木亮浩氏、ファミ通グループ代表の林克彦氏を迎え、シリーズ20周年を振り返っていく。1作目にディレクター兼リードプログラマーとして携わってからの20年の歳月を鈴木氏が懐かしみつつ、「写真で語ろう!心に残るあのシーン」の結果発表、林氏が読者からのさまざまな質問をぶつけるコーナーが展開。質問コーナーでは青年期や壮年期などのグラフィックの追加、トリガーフロートシステムの発展の可能性など、さまざまな質問に答えていった。

その後は「真・三國無双」の新作紹介コーナーへと移り、最初に発表されたのがスマートフォン向けアクションゲーム「真・三國無双」だ。無双アクションの爽快感と壮大な三国志ストーリーを楽しめるゲームとして開発が進められているという。

爽快バトルが楽しめるというアクションについては、3人一組で戦う形式に。バーチャルパッドを用いた操作となり、オート機能も用意されているのだが、その場合も随時介入していくことができる。また、縦画面と横画面の切り替えも可能で、実際のゲームプレイでも端末の向きを変えるだけでスムーズに切り替わる様子を確認できた。

ストーリーは歴代シリーズの武将たちが登場するオリジナルのストーリーを用意。やりこみのオリジナルモードや他のプレイヤーとの共闘プレイ・非同期要素も用意されているとのこと。

また、収集要素として「将星の記憶」と呼ばれるイラストを集めることもできる。こちらは単にビジュアルだけでなく、装備品としてステータスアップなどの効果もあるとのこと。そのほか、各武将には本作からの特別な衣装も用意されるようだ。

気になる武将の入手方法についてはガチャで獲得することに。リリース時点では94人いる武将の半分くらいからスタートするそうだが、数ヶ月のうちに全員が登場するようにしたいと語っていた。

なお、本作は早くもクローズドβテストの実施が予定されている。こちらもぜひチェックしてみてはいかがだろうか。

続いて、PS5/PS4/Xbox Series X/Nintendo Switch/Steam用ソフト「真・三國無双8 Empires」が2021年にリリースされることが発表。スマートフォンゲームの「真・三國無双」と同様、こちらもシリーズ20周年記念作品として制作される。

「Empires」シリーズ6年ぶりの新作となり、PS5/Xbox Series Xにも対応している本作。戦闘についても、城周辺一帯のエリアを戦場として城を奪い合う「攻城戦」として進化している。多彩な手段を用いて、スケール感のある城をいかに攻略していくのかが楽しめるという。

また、プレイヤーが多様な生き様を体験でき、さまざまな武将と交流を重ねながら国造りを行う「政略」、そしてプレイヤーのオリジナル武将を作成できる「エディット機能」も新たに強化される。

2019年には動きのなかった「真・三國無双」シリーズだが、今回の発表にこぎつけたことに喜びを見せた鈴木氏。その後の質問などで「真・三國無双8」のシステムはベースにしつつもオープンワールドは踏襲していないことに言及。あくまでも「Empires」シリーズの進化系として開発が進められているとのこと。なお、オープンワールドと国取りのシステムの組み合わせについては、仮に検討するとしても別ゲームになる可能性が高いことにも触れられていた。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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