サミーネットワークスが運営するPC/スマートフォン対応ブラウザゲーム「バトルオブボックス」に10月16日より追加された新モード「バトルロイヤル」のプレイレビューをお届けしよう。
なお今回のプレイレビューは、「バトルロイヤル」を正式リリースに先駆けてプレイさせていただき、その所感をもとに書いたものだ。実際のリリース時はさらなる調整が施され、多少仕様が変わっている可能性がある点にご留意いただきたい。
記事の最後に、本作初のコラボとなる「ツインエンジェル」コラボの詳細も記している。こちらもぜひ併せてチェックしてほしい。
「バトルオブボックス」公式サイト
https://www.777town.net/battleofbox/
まずは「バトルオブボックス」の基本的な情報をおさらいしよう。
本作はMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)と呼ばれるジャンルのゲーム。世界観は、コンピュータウィルスの少女たちを育成・強化して、オンライン空間でバトルするというものだ。2020年7月にPCで遊べるブラウザゲームとして運営開始。その後、スマートフォンのブラウザにも対応した。
基本無料で、アイテム課金のシステムあり。「777TOWN.net」にアカウント連携すれば、PCとスマホでのデータ共有もできる。
これまでに用意されていたバトルのルールは2種類。メインルールは最大6人のプレイヤーで3対3のチーム戦をおこない、相手の拠点を先に破壊したチームの勝利となる「拠点戦」。もうひとつは迫りくる大量のエネミーから自分の拠点を守る、ひとり用ルールの「PVE」。いずれも3分間で1ゲームが終わり、ルールや操作方法も簡単。サクッと気軽に楽しめるので遊び心地はかなりカジュアルだ。
そして本作の特徴であり、すべてのキャラクターが使用できる能力が「BOXトラップ」の生成だ。敵の進路を塞いだり、敵に直接ぶつけて気絶効果を狙うなど用途は複数。特殊効果「BOXスキル」を持つBOXトラップも存在し、こちらは壊したとき、周囲に範囲ダメージを与える、周囲に回復効果を付与するなどいくつかの種類がある。
キャラクターはそれぞれ得意分野が異なる「アタッカー」「タンク」「エンジニア」の3種類のクラスに分けられ、使用可能なBOXスキルの種類もクラスによって異なる。「拠点戦」ではいかに各クラスの能力を活かして協力するかが、勝利のカギとなっている。
そんな本作に10月16日より追加された新ルールが「バトルロイヤル」だ。
「バトルロイヤル」は10人のプレイヤーで生き残りを賭けて戦うルール。
ゲームの流れとしては、まず正方形のフィールドに10人のキャラクターが適度に離された状態で配置される。戦闘開始の合図があったら、あとは戦い方は自由。積極的に周囲のライバルに戦いを挑んでもいいし、ひとまずは逃げ回ってもいい。一度倒れるとそれでゲームが終わってしまうので、何度も復活できるほかのルール以上に、攻めるときは注意が必要だ。
ほかにこれまでのルールと異なる点としては、フィールドが外周部から徐々に崩れ落ち、同時に外周部以外の床もランダムで歯抜けになっていく点がある。自分が乗っている床が崩れ落ちると一発でアウトとなってしまうので、崩落の前兆となる床の色の変化に気をつけて行動しよう。
フィールドにはあらかじめ特殊効果を持つBOXがランダムに配置されている。範囲攻撃でライバルをまとめて吹き飛ばしたり、本来回復行動が取れないクラスでも回復のチャンスがあるなど、これらの配置をできるだけ把握しておけば、ピンチを切り抜けられる可能性は上がるはずだ。
制限時間はほかのルールと同じで3分間。もし時間内に決着が付かなかった場合、報酬となるアイテムは生き残った全員で山分けになる。ほとんどのプレイヤーがより多くのアイテムを手に入れたいはずなので、終盤は激戦必至だ。
仲間のいない、頼れるのは自分のみとなるルールだが、ほかのプレイヤーが潰し合うのを待つ、何かに気を取られているプレイヤーを背後から攻撃するなど、漁夫の利を狙うこともできる。操作の腕前よりも、大事なのは立ち回りとなるだろう。どんな戦い方をしても、最後のひとりになった者が勝者なのだ。
なお、マッチングしたプレイヤーが10人に満たなかった場合、足りない人数分はCPUキャラクターが参加するので、9人以下で戦うことにはならないようだ。
ほかに実際にプレイして感じたこととしては、3分間という短めの制限時間がなかなか絶妙で、続けて何試合も遊びたくなってしまう良好なテンポに繋がっているといったあたり。また、フィールドが徐々に崩れ落ちるシステムによって、終盤になるほど接敵を余儀なくされ戦いが激化していく点も、臨機応変な戦い方が求められ、これが面白さに繋がっているように思えた。
そしてこのルールでもやはり重要になるのがBOXトラップの使い方だ。ぶつけるだけで相手を一瞬とはいえ気絶させられるBOXトラップは、先制攻撃に使って命中すればそれだけで相手を撃破できる可能性は格段に上がる。生存には接敵の頻度を下げるのも有効なので、ほかのプレイヤーに遭遇しないように自分の周囲をBOXで囲うのも有効になりそうだ。ただしそうした場合は、逆にフィールドの崩落などで逃げ場をなくす恐れもある。防御重視の戦い方をするならば、攻撃以上に計画的な立ち回りが必要かもしれない。
クラスを変えたり、装備品を変更するだけでも戦い方は変わってくるだろう。様々な組み合わせを試し、自分に合ったスタイルを見つけてほしい。
少々物足りなかった点もいくつかある。フィールドに配置されるBOXの種類がもっと豊富だったら、初心者が上級者に勝てるチャンスなども増え、毎回のバトルがさらにバラエティに富んだ面白さになるのではないか、と感じた。また、バトルの途中から追加されるBOXなどもあれば、3分間の戦いがさらに変化に富んだものとなり、BOXの奪い合いを巡る攻防も、さらに白熱するように思う。
ただ、開発スタッフの方にお話をうかがったところ、今後もアップデートでさまざまな調整が行われていくようなので、さらなる進化に期待して良さそうだ。
まとめると、本作のバトルロイヤルは発展途上な部分もあるが、短時間で気軽に、白熱の戦いが繰り広げられるようになっている。MOBAというジャンルに馴染みのない方でも、ルールと操作方法をすぐに把握して、楽しめるはずだ。
いまはいろいろなキャラクターや装備の組み合わせを試したりして腕を磨きながら、今後の本作の進化を見届けてみてはいかがだろう?
「バトルオブボックス」初となるコラボは、サミーのパチスロから登場した人気シリーズ「ツインエンジェル」とのコラボ。期間中、同作の主要キャラクターである「水無月遥」がコラボガチャ及びイベントミッションで獲得可能となる。
グラフィックだけではなく、スキルやモーションも固有のものが用意されているということなので、作品のファンはぜひ獲得を目指してほしい。
また、シーズンパス購入者は「水無月遥(青衣装ver)」も獲得できる。シーズンパス購入者用の限定スキンは、現在「ミーア」のメイドコスチューム、「アスタ」のチアガールコスチュームなどが登場しているが、ほかのキャラクターのものも随時追加予定とのこと。ほかのプレイヤーに見た目で差をつけたい方は、こちらの購入も検討してみてはいかがだろう?
10月23日~11月6日(予定)
- コラボガチャにて、コラボ限定キャラ「水無月遥」を獲得可能!
- 期間限定のイベントミッションをクリアすることで獲得できる「ビンゴ引換券」を利用して、ビンゴに参加。ビンゴを達成すると「水無月遥」の「スターパワー」を獲得できます。
※スターパワーは水無月遥の育成素材です、水無月遥を未所持の場合はスターパワーを一定個数集めて引き換えることで水無月遥キャラ本体を獲得することができます。
さらに、ビンゴシートを全制覇することでコラボ限定の「称号」を獲得できます! - コラボ開始時より、シーズンパスの報酬に色違いキャラ「水無月遥(青衣装ver)」を追加。通常の水無月遥と少し変わったステータスで、通常の方と2体所持することが可能です。
※コラボ開始前にすでにシーズンパスを購入した人も獲得可能です。