ユービーアイソフトは、「アサシン クリード ヴァルハラ」と、月刊アフタヌーンにて連載中の累計550万部突破の本格ヴァイキング叙事詩「ヴィンランド・サガ」とのコラボキーアートを公開した。
「アサシン クリード ヴァルハラ」と「ヴィンランド・サガ」は、いずれもヨーロッパ暗黒時代のヴァイキングをテーマとしており、史実をベースにした世界を創作しているという共通点から、今回のコラボレーションが実現。
両作品のコラボレーションによる創作物として、幸村誠さんの描き下ろしとなるショートストーリーがすでに掲載されているが、さらに本日、「アサシン クリード ヴァルハラ」と「ヴィンランド・サガ」のコラボキーアートが公開となった。
このコラボキーアートは、幸村さんの監修を受け、「アサシン クリード」シリーズのアートを何度も手掛けたことのあるカール・コピンスキー氏と、UBISOFTモントリオールスタジオの「アサシン クリード ヴァルハラ」アートディレクターであるラファエル・ラコステ氏が作り上げたものとなっている。
カール・コピンスキー氏(イラストレーター)コメント
バックグラウンドについて
私はイギリスのノッティンガムを拠点とするアーティスト、そしてイラストレーターです。25年以上に渡り、様々なプロジェクトに携わってきました。「ポール・スミス」、「ピーター・ジャクソン」のペインティング作品の作成や、MCPとメディアコンテンツ用のディズニー映画の製作にも携わりました。また、多数のビデオゲームやボードゲームのタイトルだけでなく、トレーディングカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」のカードのイラスト製作を担当し、現在までにおよそ150枚以上ものカードを作成しました。
UBISOFTとの過去の仕事内容について
私は現在までに多くのUbisoftのプロジェクトに取り組んできましたが、強く印象に残っているのは「アサシン クリード ブラックフラッグ」の主人公エドワード・ケンウェイのデザイン製作に協力したことです。
今回の大型コラボレーション企画を手掛けた感想は?
このプロジェクトに参加できたこと、そして実は友人でもあるアートディレクターのラファエル・ラコステと再び一緒に仕事ができたことを大変嬉しく思っています!今回のキーアートに描かれたエイヴォルは以前、ダークホースコミックス出版のコミックの表紙を担当した際にキャラクターを描く機会があったのですが、トルフィンは初めて描くキャラクターでとても楽しんでイラスト製作に取り組むことができました。
「ヴィンランド・サガ」のアートスタイルについての印象は?(漫画作品の感想など)
私はヴィンランド・サガが大好きです(といっても…実はプロジェクトの進行途中で自転車事故に遭ってしまい、まだ漫画は読破できていませんが)。マンガを通して、北ヨーロッパの史実を人々に伝えることができるのは面白いですし、幸村先生はそれを本当に上手く作品化されていると思います。歴史的な事実に基づいた、エキサイティングで楽しい、素晴らしい作品です!そして皆さんと共に、このプロジェクトに携わる機会をいただきありがとうございました!
ラファエル・ラコステ氏(「アサシン クリード ヴァルハラ」アートディレクター)コメント
バックグラウンドについて
私はフランス出身のアーティストで、学生時代にはファインアートとアニメーションを学びました。教育実習の講師は、「死の時間」、「ファンタスティック・プラネット」などで知られるフランスのアニメーター監督ルネ・ラルー氏でした。私はスタジオジブリなどのアニメーション作品が大好きです。
最初に、フランスのボルドーを拠点とするKalisto Entertainmentというゲーム会社で働きました。(「ナイトメア・クリーチャーズ」の制作会社)そして、 2002年にUbisoftへ入社し、「プリンス・オブ・ペルシャ時間の砂」のアートディレクションを担当しました。その後、映画、ビジュアル・エフェクツ(視覚効果)の経験を経て、2011年から現在まで「アサシン クリード」シリーズ作品のアートディレクターを担当しています。
UBISOFTとの過去の仕事内容について
2003年に「プリンス・オブ・ペルシャ時間の砂」では、映像制作チームとして「プリンス・オブ・ペルシャ 二つの魂」と「プリンス・オブ・ペルシャ ケンシノココロ」の全ゲーム内カットシーンの映像を担当しました。(VESアワードを受賞)そして2006年に初めてアサシン クリードの制作に携わり、その後「アサシン クリード リベレーション」、「アサシン クリード シンジケート」、「アサシン クリード オリジンズ」そして、最新作「アサシン クリード ヴァルハラ」のアートディレクターを担当しました。
今回の大型コラボレーション企画を手掛けた感想は?
本企画は海外の開発スタジオや各拠点を巻き込んだ、大規模且つ挑戦的なプロジェクトで非常に良い経験となりました。どんなプロジェクトでも、異なる表現方法や文化が交わることで、製作物に独特な印象が生み出されます。今回のコラボキーアートも、非常にいい形に仕上がったと思っています!
「ヴィンランド・サガ」のアートスタイルについての印象は?(漫画作品の感想など)
漫画シリーズは最近知ったばかりですが、歴史的な事実に基づいた要素と、ビジュアルのスタイリングとのバランスが取れていて、非常に素晴らしい作品だと思いました。事実を基に創造的なイメージに落とし込むことは簡単ではありません。私自身、そういった取り組みや、冒険を彩るグラフィック表現が大好きです。「アサシン クリード ヴァルハラ」が発売されたら、私が携わったエピソードを子供たちと一緒にプレイしたいと思っています!
今回のコラボキーアートは公式サイトにてPC、スマートフォン用の壁紙として配布しております。ぜひともダウンロードしてください!
<公式サイト壁紙ダウンロードページ>
https://ubisoft.co.jp/acv/wallpapers/
<書き下ろしショートストーリー>
https://ubisoft.co.jp/acv/news/#news_7
<ユービーアイソフト公式ブログ「UBIBLOG」>
https://ubiblog-jp.com/2020/11/05/acv-vinlandsaga-keyart/
ヴィンランド・サガについて
累計550万部突破の本格ヴァイキング叙事詩「ヴィンランド・サガ」最新単行本24巻 10月23日(金)より発売中!
「本当の戦士に、剣などいらない」
暴力に支配されたヴァイキング世界に、たった一人立ち向かう青年の物語。
STORY
千年期の終わり頃、あらゆる地に現れ暴虐の限りを尽くした集団、ヴァイキング。最強と謳われた戦士の息子トルフィンは、幼くして戦場を生き場所としていたが、幾多の出会いと別れを経て幻の大陸”ヴィンランド”で戦争も奴隷もない国を作ることを誓う。
デビュー作「プラネテス」で星雲賞を受賞した漫画家・幸村誠の長編連載2作目にあたり、第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、2012年講談社漫画賞を受賞。2019年にはWIT STUDIOによりアニメ化、NHKにて2クールで放送された。
現在月刊アフタヌーン(毎月25日頃発売)にて連載中。最新24巻ではついに、トルフィンがヴィンランドへ向けて出航する!
幸村誠プロフィール
幸村誠(ユキムラマコト)
1976年5月4日生まれ、神奈川県出身。1999年、スペースデブリ(宇宙ゴミ)の掃除屋を描いた「プラネテス」でデビュー。2002年に星雲賞コミック部門を受賞、のちにアニメ化もされ星雲賞メディア部門を受賞した。その後、2005年に「ヴィンランド・サガ」の連載開始。週刊少年マガジンから月刊アフタヌーンへ移籍して現在も連載が続く。2019年にはアニメ化もされた。