ライブドアニュースは、動画コンテンツ「ゲームさんぽ」について、「あつまれ どうぶつの森」を題材とする動画を公開した。
本動画では、「あつまれ どうぶつの森」に登場する水族館を、東京・池袋にあるサンシャイン水族館の飼育スタッフ・先山広輝氏が解説。どのくらいリアルなのか、矛盾はないのか、実際の水族館との違いが語られている。
パート1:(https://www.youtube.com/watch?v=o8O3USc9WOs&feature=youtu.be)
パート2:12月6日9時公開
パート3:12月19日11時公開
あつ森は生き物の造形や生態の再現度が高く話題になりました。特に昆虫に関する本の著者が生態系をTwitterで絶賛した事も注目を集めました。
水族館についても、建物自体の美しさや生き物の種類の多さで話題になっていましたが、今回その水族館や水棲生物についてどのくらいリアルなのか実際の専門家として飼育スタッフの方に見てもらいます。
動画では、先山氏が水族館の様々な生き物を見ます。アメリカザリガニが威嚇をする様子が再現されていたり、チンアナゴが周りを警戒しながら顔を出している様子、アワビが水槽のコケを食べている、泳ぐカニがいるなど、様々な生き物が登場する中でその再現度に驚きます。
生き物だけでなく、飼育スタッフならではの水族館のこだわりポイントも紹介されます。
クリオネは実は泳ぐのがあまりうまくないため、水流で綺麗に泳げるようにサポートしてあげるように展示している様子や、複数の水槽が連結した展示では、上流から河口付近の生態系の変化を再現して展示していることなどを説明します。
また、通常では同じ水槽の生き物を食べてしまうような展示もされていると指摘し、水族館展示の奥深さがわかります。
さらに、より細かい視点で排水やエサやり、水の入れ替えなどの設備の解説も行われます。設備をいかに目立たないように設置しているかなども紹介されます。
あつ森を見ながら、サンシャイン水族館で見ることができる生き物も紹介されます。チンアナゴのようなもともと人気の生き物から、あつ森で希少な生き物として登場した「ドラド」があつ森の影響でサンシャイン水族館でも人気になっていることなどが紹介されます。
また、最近大きな水槽ができたクラゲについてもあつ森を見ながら生態を解説します。
先山広輝(さきやまひろき)氏についてサンシャイン水族館飼育スタッフ(海獣担当)
1982年愛媛県生まれ。東京海洋大学水産学部卒業。飼育・展示スタッフとして魚類、海獣の飼育を広く担当。現在はサンシャイン水族館でペンギン、コツメカワウソの飼育を担当している。
水族館の飼育スタッフには珍しく海の生き物だけでなく野鳥も愛し、休日には双眼鏡とカメラを片手に公園や山に出かけバードウォッチングをしている。ゲームは自分でプレイするのも大好き。