太正100年を舞台に描かれる「サクラ革命」の魅力を先行プレイで体験!ストーリーの表現手法にも注目

発表会・イベント取材
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セガとディライトワークスより2020年12月15日にサービス開始予定のiOS/Android向けアプリ「サクラ革命 ~華咲く乙女たち~」(以下、「サクラ革命」)のメディア向け先行プレイ体験会が行われた。

開発者のトークセッションで語られる「サクラ革命」のポイント

今回の体験会は第一部のトークセッションおよび第二部の「サクラ革命」先行プレイ体験の二部構成で行われた。まずは木原卓氏(セガ/「サクラ革命」プロデューサー)、岡村光氏(ディライトワークス/「サクラ革命」プロデューサー)、池大輔氏(ディライトワークス/「サクラ革命」開発ディレクター)によるトークセッションの模様をお届けしよう。

(左から)池大輔氏、岡村光氏、木原卓氏

いよいよリリース日が12月15日に決定した「サクラ革命」。これまで動画を中心にさまざまな情報が届けられてきたが、トークセッションではいくつかのトークテーマに沿ってゲームを掘り下げていった。

「サクラ革命」のはじまりは4~5年前に遡り、当時「サクラ大戦」のスマートフォン向けタイトルを作るプロジェクトとして始動。木原氏がパートナーを探していたところ、一度はディライトワークスが候補に上がったものの断ったそうだが、その後同社から提案されたプロジェクトの内容が良かったため、パートナーとして組むことになったそう。その時点で「日本、奪還。」というキーワードはすでに用意されており、タイトルである「サクラ革命」にもいろいろな思いが込められているそうだ。

提案をもらった中で今までのシリーズとは全く別のものにしようというビジョンはあったものの、「サクラ大戦」らしさをどこで表現するのかという点においては、細かなやり取りを経て、制作陣にとっての「サクラ大戦」を抽出して伸ばしていこうということで、乙女たちが今を生きることに一生懸命であること、などを話し合いながら構築していったそうだ。

また、池氏にとって「サクラ大戦」は歌謡ショーなどを通じて舞台を知るきっかけを作ってくれた存在でもあることから、歌劇の要素は軸として外せないというのも一致した見解だったと振り返る。

歌劇に欠かせない歌曲の制作についてはセガが担当。木原氏と池氏とでディスカッションしたことを、作詞の畑亜貴氏や作曲の田中公平氏らにぶつけていって制作しているそう。また、歌劇の公演シーンについて作中ではダイジェストになっているものの、本作のメインシナリオを手掛ける松崎史也氏は舞台の脚本もしっかりと書いているそうで、その内容も楽曲制作に活かされているそうだ。

また、松崎氏の書くシナリオについても、セリフの一つ一つが熱く、かつ原作への愛情が深い点に言及。メインヒロインの咲良(さくら)しのが歌劇に対してどう向き合うのかを、松崎氏ならではの解釈で描いているそうで、作中の決め台詞についても、まるで舞台上で役者が放つような強さを持っていると語る。

ゲーム内には全国の乙女たちが登場するが、その中でも“帝国華撃団・青ヶ島花組”“大帝國華撃団B.L.A.C.K.”との対比が描かれているそう。アイドルとして登場する大帝國華撃団B.L.A.C.K.については、敵であるがゆえに、しのたちの高い壁になるような存在だとその特徴を紹介していた。

また、しのについては、芽吹く前のこれから成長していく状態をイメージし、目を見た時にきちっと印象が持てるようなキャラクターになっているとデザインのコンセプトなどが語られた。そのほか、九州花組を紹介する場面では、登場するキャラクターたちの名前は花をもじったもの、名字はそのキャラクターたちのいる場所の地名になっていることにも触れられていた。

本作のバトルシステムは、シミュレーションRPGのシステムをベースに、スマートフォンで遊ぶ上で操作を分かりやすくした「コマンドラインバトル」を採用。岡村氏からは「『「サクラ大戦』」といえばシミュレーションゲームのパートの印象も強いかと思うが、本作では同じ仕組みではないものの、シミュレーションを遊んでいるかのような感覚を味わえるよう意識されている」と紹介。また、その名称が指すとおり、乙女たちの位置関係でキャラクターの個性が発揮されるなど、前後に移動しながらのコマンドバトルになっている。

最後に登壇した3名それぞれからいよいよリリースを迎えるにあたっての熱い意気込みが語られつつトークセッションは終了となった。

思っていた以上にストーリーに惹き込まれた「サクラ革命」先行プレイ

トークセッションの終了後には、およそ2時間ほどにわたってゲーム冒頭をプレイすることができた。上記で触れたことに補足するかたちにはなるが、実際にプレイして感じたことをいくつかのポイントから紹介していこうと思う。

一般的なスマートフォンゲームでは一通りのチュートリアルをストーリーと紐付けて行うことが多い印象で、本作もその例に漏れるわけではない。ただ、チュートリアルのパートからかなりストーリーに寄せた作りになっている点がまず目に入った。

冒頭、バトルパートの簡単な説明を終えると、プレイヤーは主人公を男女いずれかで選択することになり、以降は主人公の目線で物語は描かれていく。ここで舞台である太正100年の帝都を取り巻く状況が説明されつつ、主人公は大きな事態に巻き込まれていくことになるわけだ。

その後も進行に応じてチュートリアルが随所に入ってくるのだが、ここでのストーリー展開が予想を上手く裏切ってくれていて、主人公を通してプレイヤー自身が状況に流されつつも大きな一つの選択をする場面を、「サクラ大戦」ではおなじみのLIPSを交えて表現している。トークセッションでも話にあったように、セリフの一つ一つが力強く、没入しやすくなっているのだ。

ドラマチックアドベンチャーパートではメインとなるキャラクターたちは基本的に3Dモデルで表現されるのだが、ストーリーに入りやすくするための工夫に注目したい。セリフをフキダシで表現するなどの分かりやすいものから、擬音の表現や会話のやり取りを分かりやすくするためのアイコンの表示、コマのようなカットの差し込みなどを随所に盛り込むことで、よりリアルタイムに物語を体感できるようになっている。

正直なところ、チュートリアルに該当する部分のプレイ時間はしっかりと読み進めようと思うとそこそこの長さになっていたが、それが苦にならないレベルでのストーリーの密度を感じた。随所に「サクラ大戦」ファンも楽しめる要素があるので、そちらも注目してもらうといいだろう。

今回プレイできた中でもう一つ触れておきたいのは、やはりコマンドラインバトルだろう。基本的にはコマンドバトルなので、それこそ押せ押せでプレイしてもある程度は遊べてしまう気軽さはあるものの、そこに前後関係を持たせることで敵との間合いの概念が生まれ、駆け引きやキャラクター特性の幅を広げることに成功している印象を受けた。

部隊編成は基本的に出撃する3名+控え2名。そこに友軍としてほかのプレイヤーのキャラを編成できる。

敵と隣接している状態の場合、当然ながら味方側だけでなく、敵側も攻撃をすることができる。この時、攻撃範囲が1ラインの敵であれば「退撃」のコマンドでラインを一歩下げることによって、その後攻撃を回避できる可能性も。逆に言えば、2ライン先まで攻撃できるキャラクターの場合、敵を一方的に攻撃することも可能になってくる。

おおよそのバトルの流れを見ることのできるプレイ動画を用意したので、そちらも併せてチェックしてほしい。

コマンドや射程タイプなどの詳しい説明は以下の記事内で紹介されているのでここでは割愛するが、オート機能、倍速機能も用意されているため、バトルはサクサクと進めたいという人はそちらも活用するといいだろう。

運営タイトルということで、リリース後はゲーム内イベントの実施などが予定されているとは思うのだが、メインのストーリーを追うだけでも、「サクラ大戦」シリーズの持つエッセンスを残しつつも、今の時代に合わせたいくつかのアプローチにより、新たな軸足を持ったタイトルとして表現されているように感じた。最後に、その魅力の一端が垣間見えるシーンを動画にて紹介するので、ぜひチェックしてもらえれば幸いだ。

※画面は開発中のものです。

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