自分の描いたキャラのかわいらしさは尋常じゃない!お絵描き育成RPG「ラクガキ キングダム」レビュー

プレイレビュー
0コメント 田中一広

タイトーがリリースしたiOS/Android向けアプリ「ラクガキ キングダム」をレビュー。自分の描いたラクガキを育成するという、他にないユニークな内容を紹介する。

「ラクガキ キングダム」は、ラクガキを育成するスマートフォン向けRPG。家庭用機向けRPG「ラクガキ王国」シリーズの最新作だ。ラクガキ…とある通り、キャラクターをプレイヤー自ら描いて生み出すという点が特徴となっている。指でキャラクターを描けば、即座に立体化。自分だけの完全オリジナルキャラクターがゲームの中で動き出す。育成する対象もバトルで戦うのも完全オリジナルキャラクター。だからこそ思い入れが強くなり、他のゲームでは味わえないほどの没入感が味わえるのだ。

ラクガキを描き育成しバトル!ユニークなゲームシステム

本作の舞台となる世界は、絵で描かれたもう一つの世界、「キャンバス」。この世界では、「絵心」を持つ「クロッカー」によって、「ラクガキ」という不思議な生命体が生み出されていた。「クロッカー」は我々の世界からキャンバスへ定期的に招待されており、主人公もそんな「クロッカー」の一人。招待された「クロッカー」たちは、自ら生み出した「ラクガキ」を育て、「ラクガキファイト」に挑むことになる。この大会に優勝すると、何でも願いがひとつだけ叶うのだという…。

本作は、大きく3つの要素に分かれている。絵を描いてラクガキを生み出す「ラクガキ」、生み出したラクガキを育てる「育成シナリオ」、そして育てたラクガキを使ってNPCや他プレイヤーの生み出したラクガキと戦う「クエスト」だ。

図形を描くと即座に3D化!「ラクガキ」の作成

「ラクガキ」は、絵を描くことで「ラクガキ」を生み出すモード。色を選んだら、スマートフォンのタッチパネルをなぞって線を描く。すると、線が結ばれて即座に立体化。

生み出した立体に対しては、さらに線を追加し、立体パーツを増やすことができる。また、立体に対してどんな役割のパーツなのか指定することも可能。腕なのか武器なのか、回るのかしなるのかといった形で指定できる。これを繰り返して、自分のキャラクターを作っていくわけだ。

線を描くのはプレイヤー自身。なので、まさしくプレイヤー自身の「絵心」がダイレクトに反映される。では、絵が上手くないと楽しめないのかというと…、意外にもそうではない。いびつな形になってしまったとしても…いや、いびつな形の方がむしろ、整った形より個人的には愛着を持てた。

そう思える理由のひとつに、「シール」の存在がある。シールとは、その名の通り立体へシールのように張り付けるパーツのこと。「シール」を立体に張り付けることで、目や口といった部分を表現できるのだ。不思議なもので、たとえいびつな形であっても、シールで目を張り付けると、ゆるキャラ的なかわいらしさが現れる。

また、描いている内に不思議とかわいらしくなってくるのもおもしろい。上手く作れたかどうかよりも、時間をかけてあれこれ試したラクガキの方が、思い入れを強く感じるような気がする。…というか、時間をかけてキャラクターを作ることそのものが面白い。モノを生み出す、クリエイティブな楽しさが味わえる。この部分だけで一日遊べるんじゃないだろうか…。

とはいえ、ラクガキ作りにクリエイティブな楽しさを感じられるかどうかは、個人差が影響する。絵がどうにも苦手だとか、キャラクター作りに時間をかけたくないと思う人もいるだろう。そんな人のために用意されたモードが「さくっとラクガキ」。こちらは、素体となる形状が作られており、その中から選んで簡易的にラクガキを作成可能。素体がある分、整ったキャラクターも作りやすくなっている。

ストーリーを楽しみながら「ラクガキ」を育成!「育成シナリオ」

「育成シナリオ」は「キャンバス」で行われる「ラクガキファイト」にまつわるエピソードを楽しみながら「ラクガキ」を育成していくというモードだ。このモード自体が一本の育成シミュレーションゲームとして成立しており、エンディングまで到達することで「ラクガキ」育成が完了する。

育成したい「ラクガキ」を選んで「育成シナリオ」を開始すると、「ラクガキファイト」へ挑むストーリーがスタート。「育成シナリオ」は4フェーズ構成。フェーズとフェーズの間にイベント的なバトルが用意されている。

各フェーズは9パートで構成されている。この「パート」というのが、育成シミュレーションゲームにおける育成コマンド9回分。なので単純計算で、育成コマンドを9回選ぶと1フェイズ終了し、36回でエンディングに到達するという形だ。

各パートで「ラクガキ」の成長を左右する存在が、「トレスタ―」というキャラクターたち。彼らはラクガキのトレーナー的存在。6体の「トレスタ―」でデッキを組んでおき、「育成シナリオ」スタート時にデッキを選択してプレイする。デッキは「育成シナリオ」エンディングまで変更できない。

「育成シナリオ」各パートに発生する「トレスタ―」とのイベントを通じて、ラクガキは経験値をゲット。経験値を使って、パラメーターやスキル、アビリティを獲得していくという形だ。もちろん、優れた「トレスタ―」であれば、それだけゲットする経験値も多い。

優れた「トレスタ―」でデッキを組み、トレーニングをガンガン行っていくことが強いラクガキに育てるコツ。ただ、トレーニングを行うと「絵心」パラメーターが減少。「絵心」が少ない状態でトレーニングを行うと、ラクガキが怪我をして、せっかくゲットした経験値が減ってしまうことがある。このため、適度に「休憩」して「絵心」を回復させなければならない。「休憩」には1パート消費してしまうので、どのタイミングで「休憩」するかという管理が重要だ。

ちなみに「トレスタ―」とのイベントは会話形式になっており、ひとつひとつのイベントはそこそこボリュームがある。シナリオ的にも「ラクガキファイト」に向けてトレーニングして出場、大会が終了するまでの内容をしっかり描いているため、エンディングまでプレイすると、一本の育成シミュレーションゲームとしての満足感が味わえるだろう。

ただ、満足感が味わえる一方で、「育成シナリオ」はあくまで本作の育成パート。なので、ラクガキを沢山生み出したい人や、バトルをガンガン味わいたい場合には、長すぎと感じられることもあるだろう。そこで本モードは、ダイジェスト機能が用意されている。この機能を使用すると、イベント内容がダイジェスト表示され、高速プレイが可能になる。。さらに、倍速表示も可能。育成より他のモードを優先したい場合や、周回プレイを行う場合などはこれらの機能を使うといいだろう。プレイスタイルに合わせた便利機能が用意されているのはとてもありがたい。

コマンドバトルでラクガキと戦う!「クエスト」

3つめのモード、「クエスト」は、育てたラクガキを使って、他のラクガキとのバトルを行うモード。バトルを繰り返していくという意味では、一般的なスマホRPGのステージ攻略に近いモードだ。

バトルはターン制のコマンド選択式。ラクガキの持つスキルがコマンドになっており、コマンドを選ぶとスキルに応じSPを消費する。毎ターン一定量のSPを獲得していくという形なので、消費SPが少ないスキルであれば毎ターン使用することができるが、大量のSPが必要なスキルであれば、SPが貯まるまで行動を見送らなければならない。

シンプルなバトルシステムだが、本作のバトルは非常に楽しい。それもこれも、自分で描き、自分で育てたラクガキが活躍するからだ。スマホを持つ手に自然と力が籠もってしまう。そして、バトルに勝った時の高揚感!逆に負けてしまった場合には、相当な悔しさを感じる。ここまで没入してしまうのは、やはり自分でキャラクターを描いているからだろう。思い入れのなせる業だ。

お絵描きが好きならプレイすべし!オリジナルキャラクターのかわいらしさは絶品

「ラクガキ」「育成シナリオ」「クエスト」というモードひとつひとつがボリュームたっぷりで、満足感の高い本作。さらに本作には、上記モードに加え「ストーリー」というモードも存在している。こちらは、「キャンバス」の案内人である「イーゼル」というキャラクターにちなんだ物語が描かれたモードで、ストーリーを楽しむ専用モードだ。

キャラメイク、育成、バトル、ストーリーと、どの要素が好きな人でも楽しめる作品だと思うが、中でも最も魅力といえるのは「ラクガキ」だろう。お絵描きが好きな人はキャラ作りだけ行っても楽しめると思うので、是非ともプレイしてみてほしい。自分の作り出したキャラクターのかわいらしさは尋常じゃないぞ…!

本コンテンツは、掲載するECサイトやメーカー等から収益を得ている場合があります。

コメントを投稿する

この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー

関連タグ

ラクガキ キングダム 関連ニュース

関連ニュースをもっと見る
ラクガキ キングダムサービス終了
ラクガキ キングダムサービス終了

注目ゲーム記事

ニュースをもっと見る

ゲームニュースランキング