KONAMIがiOS/Android向けに配信中の「実況パワフルプロ野球」(以下、「パワプロアプリ」)で、「パワプロクンポケット」とのコラボ第2弾で登場する新シナリオ「花丸高校」の先行プレイレポートをお届けする。
カードコマンドが育成のカギを握る!新シナリオ「花丸高校」
1999年から携帯ゲーム機で発売されていた「実況パワフルプロ野球」シリーズの姉妹作品「パワプロクンポケット」(以下、「パワポケ」)とのコラボレーション。2020年4月に行われた「激突!超最強学園」に続く第2弾として、「パワポケ7」に登場した「花丸高校」が新シナリオとして2月25日に登場する。
「花丸高校」ということで、「パワポケ7」の「謎の転校生 甲子園ヒーロー編」に登場するヒーローたちからレッド、ブルー、イエロー、ブラック、ピンクが登場。主人公たちの前に突如としてヒーローたちが現れてから1年、すっかりヒーローたちが野球部の中心となったところから始まるオリジナルストーリーが展開する。
本シナリオでは、矢部明雄のほか、雨崎優輝、白瀬芙喜子、東優がチームメイトとして登場し、甲子園を目指すことになる。また、彼女候補として天本玲泉が登場するなど、「パワポケ7」のみならず、「パワポケ」シリーズの人気キャラクターたちが物語を彩ってくれる。
本シナリオの育成の特徴としては、黒野鉄斎との出会いをきっかけに使えるようになる、カードコマンドが挙げられる。これは機械部品であるロボカードの組み合わせによって出来役が発動し、経験点が増えるという仕組みになっており、練習に上手く組み込むことで強力な選手の育成が可能となっている。
もう少し詳しく説明すると、ロボカードは緑・青・紫・赤の4種類が用意されており、それぞれの色に0~9の数字が割り振られている。シナリオ開始時に連れて行くイベキャラにはそれぞれ2種類のカードが5枚ずつ用意されていて、山札に追加される。
ターン開始時には5枚の手札があり、練習を行うごとにカードはを1枚置くことができる。1つの練習場所にカードが3枚揃うとロボが完成し、その組み合わせによってさまざまな出来役が発生するのだが、同じ数字を2枚並べる“ペア”、3色異なるカードを配置する“トリコロール”など、その条件はかなり幅広い。ただし、3枚揃えて練習するとそのうちの何枚かが壊れてしまうので注意が必要だ。
カードが壊れた時などはスクラップになってしまうのだが、このスクラップと手札のカードを用いてコマンドを発動可能。このコマンドはターンを消費せずにさまざまな効果をもたらしてくれるため、要所で活用していこう。
なお、次のターンには使った手札の分だけ山札からカードが補充されるのだが、全ての山札を引くと追加分は補充されない。練習でカードを使うだけだと確実に余ってしまうので、いかにコマンドを活用するかが育成のポイントになってきそう。
さらに、ヒーローと一緒に練習すると溜まっていく、プレミアムパワーという謎の力が最大になると、次に山札から引くカードがプレミアムカードとなる。プレミアムカードは練習に置いたときの効果が高く、同時にコマンド効果も特別なものに変わるので、ぜひ活用していこう。
筆者は「パワポケ」シリーズについては記憶に少し残る程度しかプレイできていないのだが、それでも「パワポケ」シリーズのエッセンスを詰め込んだ作りになっているように感じた。特に中盤以降のどこか切なさを覚える展開には注目してほしい。
地雷を避けながらひたすらブロックを掘り進む!「ウキウキ地雷パニック!!」
また、「パワポケ」ではおなじみの地雷ゲームが、コラボイベント「ウキウキ地雷パニック!!」として3月3日よりスタジアムにて期間限定で登場。こちらも一足先にプレイすることができたので紹介する。
このゲームの目的は、ブロックを掘り進めて移動し、「ペラ」と呼ばれるお金をできるだけ集めてゴールにたどり着くこと。ブロックを掘ると地面に数字が表示されるのだが、これが周囲8マスのブロックの中にいくつ地雷があるかを示している。その数字が0になっている場所は安全ということで、周囲8マスを一気に掘る「ぐるっと掘る」を活用することで、スムーズに移動できる。
また、地雷を掘ってしまうとゲームオーバーになるため、地雷の位置を推測してフデモードでマークを付けておけば、そのブロックを掘ることはできなくなる。スコップモードとフデモードは右下のボタンで切り替えられ、スコップモードについては長押しで反応するかたちにもできるため、間違えて押しやすい人も安心だ。
難易度は「やさしい」「ふつう」「むずかしい」の3つに分かれており、随所にシナリオも用意されている。こちらでも「パワポケ」から凡田大介が登場するなど、コラボイベントならではの試みが盛り込まれている。
そして、入手したペラはショップからさまざまなアイテムと交換可能。中には、シナリオ中にも登場した天本玲泉も報酬として用意されているため、ぜひゲットしよう。
いわゆるマインスイーパの遊びを盛り込んだミニゲームだが、時間制限もあるため、プレイしてみると思っていた以上に歯ごたえが感じられるゲームとなっていた。こちらは期間限定の実装になるため、忘れずにチャレンジしよう。
「パワポケ」は今も根強い人気を誇るシリーズでもあり、それだけに制作へのこだわりも強く感じられる今回のコラボ。「パワプロアプリ」をプレイしていない人もこの機会にぜひ触れてみてはいかがだろうか。