ネットマーブルは、iOS/Android向けアプリ「二ノ国:Cross Worlds」の最新情報を発表するメディアショーケースを、本日4月13日に東京・秋葉原のUDX AKIHABARA SPACEにて実施した。
ネットマーブルがレベルファイブとタッグを組んで開発する「二ノ国」シリーズの新作モバイルMMORPGが「二ノ国:Cross Worlds」だ。
本作は、この世界とは別の場所に存在するもう一つの世界「二ノ国」を舞台に、現実と幻想が共存するストーリーが展開。まるでアニメのキャラクターを直接操作しているかのような特徴的なグラフィック、協力プレイで個性を発揮できるキャラクタークラス、プレイヤーが直接国を建てて発展させることができる「キングダム」など、様々な要素を兼ね備えたタイトルだ。
本日実施されたメディアショーケースでは、「二ノ国:Cross Worlds」のリリーススケジュールやゲーム内容が発表された他、ゲームの先行体験会などが実施された。本稿ではそんなイベントの模様をお届けしていこう。
事前登録も開始しいよいよ始動する「二ノ国:Cross Worlds」!ゲーム概要も明らかに
まずはネットマーブルジャパン代表取締役社長の遠藤祐二氏が挨拶。ネットマーブルは大型タイトルのリリースを複数予定しているそうだが、その中でも特に注目作となるのが「二ノ国:Cross Worlds」になるという。
本作は、Netmarble NEOが開発を担当し、心温まる優しいタッチの美しいファンタジービジュアルが特徴だ。
事前登録も本日4月14日から開始。また正式サービスは6月が予定されており、まずは日本、韓国、台湾、香港、マカオでリリース。その後、2022年上半期にはグローバルでサービスが展開される予定だ。
続いて、レベルファイブの日野晃博氏からのビデオメッセージが公開。日野氏は「二ノ国」シリーズの生みの親として、本作のリリースを大変嬉しく思っているとコメント。独特の美しい世界がモバイルで忠実に再現されていると本作を評価した。注目ポイントとして、シリーズを継承する新しいストーリーを挙げ、「二ノ国II レヴァナントキングダム」から続く物語を楽しんで欲しいと述べた。
本発表会では、「二ノ国:Cross Worlds」の詳しいゲーム内容も明らかに。ネットマーブルジャパン事業部長の山下大和氏より概要が紹介された。
本作は、ネットマーブルとレベルファイブ、スタジオジブリの合作で、原作となる「二ノ国」をスマートフォンアプリとして再現した作品になるという。本作のジャンル名は“ファンタジーアートRPG”となっており、アート作品のような壮大な世界に入り込んだかのような体験が可能だ。
プレイアブルキャラクターは全部で5人。片手剣を使い素早い攻撃を得意とする「ソードマン」、魔力が込められた槍を使いダンスを踊るように戦う「ウィッチ」、素早い動きで敵をかく乱する弓使いの遠距離アタッカー「ローグ」、ライフルをはじめとする各種武器の専門家「エンジニア」、巨大なハンマーで強力な一撃を放つ「デストロイヤー」だ。
本作はシングルプレイでも問題なく楽しむことが出来るが、仲間と一緒に遊ぶマルチプレイ要素も多数登場する。マルチプレイのバトルで鍵を握るのがスペシャルスキル。このスペシャルスキルの選択でキャラクターの役割が変化し、アタッカーになったり味方のサポート役になったりすることが可能だ。
また、武器は3種類装備することができ、戦闘中にいつでも切り替えることができる。武器に付与される属性などをその場の状況に応じて使い分けていくことで、スキル効果を最大化することができる。
プレイヤーキャラクターと冒険を共にする「イマージェン」も大事な存在。イマージェンは固有の属性とスキルを所持しており、キャラクターと一緒に戦ってくれる。
本作では、戦闘以外でも他のプレイヤーとの交流が楽しめるのもポイントだ。自由に設置できるオブジェクトを使って遊んだり、焚火を囲んで談笑したり、アイテムを交換したりといったことができるという。
プレイヤー同士の交流を深める上位コンテンツとしては「キングダム」が登場。いわゆるギルドのような存在で、気の合う仲間たちと集まって様々なイベントやコンテンツが楽しめるという。キングダムは、多彩なカスタマイズ要素を兼ね備えており自分たちだけの“国”を作ることができる。
本作のオープンフィールドには、プレイヤーが自由に動かすことができるオブジェクトが多数存在しているようで、フィールドにいる野生の動物たちを自分のキングダムに連れてきたりすることも可能だ。このオブジェクトには数に限りがある貴重な物も存在しているようで、それらを発見し所有できるのも魅力だ。
キングダムにはモンスターが攻めてくることもあるようで、その場合はキングダムに設置した兵器などを使いながらモンスターを撃退するPvEコンテンツが楽しめる。他プレイヤーのキングダムに攻め込む進攻戦など様々なコンテンツが登場予定だ。
キングダムは、最終的に世界の首都を目指して、他のギルドと競争していくものになる。キングダムを発展させていくことでサーバーに直接影響を与えるような膨大な権限も手に入るという。
「二ノ国:Cross Worlds」は、アート作品のような美しい世界の中を、まるでアニメの主人公になったかのような体験をしながら楽しめるタイトルだ。本日開始した事前登録では各種アイテムが貰える他、事前登録を記念してゲーム内で使用できるイマージェン「ビャクオウ」の配布も決定している。本作が気になる人は、6月のサービス開始に備えこちらをチェックしておこう。
ジブリ作品のような世界の中を主人公になって冒険!
発表会終了後、配信に先駆けて「二ノ国:Cross Worlds」をプレイすることができた。ここからはそのインプレッションをお届けしよう。
ゲームを開始すると「ソードマン」、「ウィッチ」、「ローグ」、「エンジニア」、「デストロイヤー」、5つのクラスを選択しプレイヤーキャラクターを作成していく。キャラクタークリエイトはヘアスタイルやヘアカラーなど定番なものはもちろん、目の色やフェイスメイク、キャラクターの体形などを細かく設定することができる。
クリエイト要素の多彩さももちろんそうだが、本作の美しいアニメのようなグラフィックで自由にカスタマイズができるのは驚きだった。
ゲームを開始して、一番に目につくのはやはり圧倒的なグラフィックだろう。スタジオジブリの作画を忠実に再現したオープンフィールドの中を自由に動いているだけでも楽しい。また、スマートフォン向けMMORPGでは珍しくジャンプすることも可能だ。マップの中ではジャンプを活用して隠しアイテムを探したりといった遊びも用意されていた。
バトル自体は、スマートフォン向けMMORPGでオーソドックスなスキルボタンをタップして戦闘をしていくというもの。バトル中はイマージェンや武器をリアルタイムで切り替えることができ、敵モンスターの弱点などによって武器を切り替えることで効率よく戦闘を進めていくことができた。
今回のプレイでは、本作ならではの要素であるオブジェクトの自由配置についても試すことができた。クエストの一部でタマゴを特定の位置まで運ぶというものもあれば、クエストとは無関係にNPCを持ち上げてどこかへ持っていくこともできた。ゲームを進めていくとボールを使ってサッカーを楽しんだり、サイコロを使ってオリジナルイベントを開催したりといったことも可能だという。
また、ゲームを進めていくことで手に入る多彩なカスタム要素も体験。キャラクターのコスチュームやイマージェン、乗り物など様々な要素で自分のキャラクターを飾っていくことができる。特に乗り物はフィールド内でも目立つ存在なので、ぜひ色々と試してもらいたい。
コンテンツはまだプレイすることは出来なかったが、本作の目玉である「キングダム」内も散策することができた。タイルや屋根などをカスタムしていくことで、自分だけの国を作っていくことが可能だ。キングダムはかなり広く、ギルドメンバーとの交流が楽しめそうだ。
今回は試遊版での短いプレイではあったが、その中でも本作のクオリティの高さがひしひしと伝わってきた。圧倒的なグラフィックや自由度の高さから、スマートフォン向けMMORPGを遊んでいる感覚よりもコンシューマーゲームをプレイしているかのような没入感が感じられ、本作ならではの体験が味わえたのが印象的だった。
今回はあまり触れることの出来なかったキングダムのコンテンツや、自由に移動可能なオブジェクトなど本作ならではの要素が多彩にある「二ノ国:Cross Worlds」。6月に控える正式サービスが今から待ち遠しいタイトルだ。
公式サイト
https://2worlds.netmarble.com/ja/