コーエーテクモゲームスは、2021年4月24日・25日に女性向けアプリ「ときめきレストラン☆☆☆」(配信終了)のプレミアムライブ「3 Majesty × X.I.P. PREMIUM LIVE -Love&Life- supported by TxD」のアンコール公演を実施した。ここでは4月24日・第3公演の模様をお届けする。
本ライブは3月27日・28日に実施されたライブを、再び楽しめる機会として実施。音羽慎之介・霧島 司・辻 魁斗のグループ“3 Majesty”と、不破剣人・伊達京也・神崎 透のグループ“X.I.P.”の愛とエールと感謝が込められたものとなっている。今回はラブソングを中心とした「Love Side」とメッセージソングを中心とした「Life Side」の2構成で、VR THEATER全公演の舞台演出を手掛けたテクニカル&クリエイティブプロダクション「TxD(旧:studioTED)」が全面サポートした演出も見どころだ。
Love Sideでは音羽・霧島・伊達が、Life Sideでは辻・不破・神崎がソロ曲を披露。メンバー同士のソロ曲にまつわるインタビュー、異なるパーソナリティがミニラジオ番組風に公演内容を紹介する「Happy Radio Mini」、Love/Lifeにまつわる言葉を挙げていくコーナーなど各公演だけの見どころも満載となっている。公演ごとに担当アイドルのお見送りメッセージも用意されていて、プレミアム視聴券ではさらに電話風メッセージも楽しめた。
本公演前のナレーションでは、両グループが“Love”にまつわるトークを展開。不破による不意打ちの口説き文句には、メンバーからも「おお~!」と感嘆の声が上がったほど。そのまま6人が歌う「Let's make a miracle」でLove Sideがスタートする。
会場中が笑顔になったところで始まったOvertureムービーはアイドルたちのコメントが入るなど、これまでと一味違う力の入った映像に。その勢いのまま3 Majestyが「君とShooting star」、X.I.P.が「My First Love」と温かな恋心に溢れたナンバーを歌い上げる。
お待ちかねのソロパートで披露されたのは、霧島の「Way of life」、伊達の「Thank you for…?」、音羽の「解けない魔法」の3曲。曲の前にはアイドル同士で「曲を食べ物で例えたら?」「歌詞でこだわったのは?」について聞いていく。映像はインタビュアー視点だったので、アイドルが直接ファンに向かって語りかけてくれているような気分で楽しめた。
霧島へのインタビュアーは、伊達が担当。リーダー同士ということもあってか霧島の言葉を伊達が的確に解釈し、歌詞に対するこだわりと苦労も話してくれた。伊達へのインタビュアーは音羽で、色々と気になる音羽のツッコミを伊達が遮る一幕も。音羽はインタビュアーの霧島へ逆に質問しようとする自由なムードの中、歌詞のポイントを話してくれた。
「Way of life」では霧島の長い手足を存分に生かしたダンスと、仲間やファンを想う気持ちに溢れた柔らかな歌声が会場を包む。神々しさすら感じられた伊達の「Thank you for…?」は激しい振り付けを抑え、歌にのせた心の内をまっすぐに伝えてくる。深々とした一礼にも、言葉にしきれない感謝の気持ちが込められているように思う。ゴシック系を思わせるダークな雰囲気から始まる「解けない魔法」はサビにかけての解放感が気持ちのいい一曲で、クールなダンスにも注目。曲への思い入れをじっくり聞いてから歌われたソロ曲は、いつも以上に歌詞にちりばめられた言葉やパフォーマンスがダイレクトに伝わってくるようだった。
音羽と辻がパーソナリティを務めた「Happy Radio Mini『Love Side』」では、Love Sideでソロ曲を披露していない辻へ音羽がインタビューしたいと提案。しかし伊達も霧島もいない、音羽と2人きりの状況ではフォローしきれないと待ったをかける辻に思わず笑いがこみ上げる。マイペースな音羽と真面目な辻の微笑ましいやりとりの後は、この公演だけのランダム楽曲「Hot Summer Love」と「Pastel Sky」で会場をさらに愛で満たしていく。曲のあとはセットリストで感じた想いについて音羽と辻がトーク。さらにLove Sideという公演にちなみ、音羽は堂々と、辻は少し照れながら胸がときめくメッセージを届けてくれた。
ライブ終盤に両グループが会場へ響かせたのは、冬のラブソングだ。X.I.P.はしっとりとした切ない「Let me love you」、3 Majestyは軽快でアップテンポな「君じゃなきゃ」と異なるアプローチで大切な人への想いを綴る。
Love&Life特別企画「Loveな言葉をつなげまSHOW!」では、メンバーが“Love”を感じる言葉を繋げていく古今東西ゲームに挑戦。第1公演の続きとして、音羽、霧島、辻と答えていくが、不破の発言でゲームは一旦ストップ。何故その言葉を言ったのか理由も明かされたが非常にシンプルなもので、辻は深い意味があるのかと思ったとびっくり。神崎は霧島の答えもよく分からないとツッコミを入れるが、イメージとしては納得できるものだった。抽象的なワードのため、メンバーから一体どんな発言が飛び出すのか……予想のつかないドキドキのコーナーはさらに次回へと続く。
最後はライブTシャツに着替えたアイドルたちが再登場し、3 Majestyが「Only one」、X.I.P.が「I wanna be your hero」と、たった1人への強い愛を畳みかける。振り返ってみればラブソングという括りながら、かなり違ったやり方で愛を体現していた両グループ。2021年という新たな年の始まりを飾ったライブは、アイドルたちとライブ演出、それぞれのさらなる進化をより感じられるものとなっていた。