インドネシアの開発会社GameChanger StudioとNeon Doctrineは、ゴシックファンタジー「My Lovely Wife」をNintendo SwitchおよびPCで近日中にリリースすると発表した。
「My Lovely Wife」は、恋愛・錬金術・マネジメントの3要素が悪魔合体した、ちょっぴり過激で中毒性のあるシミュレーションゲーム。「マイ・ラブリー・ドーター」の精神的続編である本作では、妻を失った男の悲しみ、黒魔術、そして生贄の物語が展開される。
物語について
ごく普通の男である主人公ジェイクは、最愛の妻ルナの突然の死により大きな苦しみを抱えていた。そんなある日、ジェイクは謎の人物から興味深い提案を受け取る。それは、「カーナル・エッセンス」という錬金術の物質を集め、その見返りとしてルナを生き返らせるための知識を得ることだった。その物質を集めるためには、サキュバスを召喚し、人間からエッセンスを抽出してもらうしかないようだ…
サキュバスの召喚者への愛情が深いほど、より強力なエッセンスを抽出することができる。ただし、エッセンスを得るためにはサキュバスを生贄に捧げなくてはならない。つまり、ルナを取り戻すためには、サキュバス達を裏切って殺し、そこから魂の器を作るしかないのである。
20人のサキュバスにはそれぞれ特徴があり、2人の関係を深めるには各自のニーズや欲求を満たす必要がある。わがままなサキュバスの自尊心を保つために、彼女のいじめに目をつむるべきだろうか?欲深きサキュバスのために、時間とお金をすべて費やしてしまおうか?臆病で怖がりのサキュバスを慰めて、自信をつけさせるのも良いかも?…ただし、独占欲の強いサキュバスに一挙一動を監視されている状態では、物事はそんなに上手くはいかないだろう。
自身の目的のためにサキュバスを裏切って殺してしまうのか、それともサキュバスと恋に落ちるのか…。すべては選択次第、42種類のエンディングがプレイヤーを待っている。
「My Lovely Wife」の特長
- 恋愛・マネジメント・錬金術のシミュレーションが1つになったゲーム
- 何度もプレイを楽しめる、複数のエンディングパターン
- ゲームのテーマに合ったゴシック・ファンタジーなアートスタイル
- ゾクゾクと背骨が震えるようなサウンドトラック
- 最愛のルナを救うために他の命を奪うジェイク—狂気じみた愛のジレンマ
開発者コメント
Lasheli Dwitri ― ナラティブデザイナー
「My Lovely Wife」の開発における私たちの目的の一つは、有毒な恋愛関係について何らかの提言をすることです。恋愛の中にいると誰しも、自分が不健全な状況に置かれていることに気付きにくくなるものです。このゲームがプレイヤーの感情を揺さぶり、ジェイクとして取る自分の行動によって、心を動かされることを願っています。
Riris Marpaung ― ゲームプロデューサー
私たちは「My Lovely Wife」を通して、すべての恋愛関係がハッピーエンドで終わるものではない、ということを伝えたいのです。自分に合ったパートナーに巡り合うまでに、ほとんどの人が様々な失敗を経験することでしょう。本作のインスピレーションを得るためには、良いことも悪いことも含め、自分自身の過去を掘り下げる必要がありました。
「My Lovely Wife」は、「マイ・ラブリー・ドーター」と同じく、非常に過激な作品です。プレイヤーには、目的を達成するために犠牲にしなければならないものを含め、自分の選択に真剣に向き合うことになるでしょう。
私自身、誰かの妻である一人の人間として、このゲームの開発は容易ではありませんでした。本作では、愛情に満ちていながらも、精神的には疲弊させられるような恋愛関係を描く必要がありました。実際はとっくに行き詰っているのに、大切な関係を壊してしまうことを恐れて伝えられない様々な感情について、表現できたらと考えています。