「LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶」本編の冒頭ストーリーや八神を取り巻く登場人物を紹介!

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セガは、2021年9月24日に発売を予定しているPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One用ソフト「LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶」について、本編の冒頭ストーリーと、登場人物のプロフィールを公開した。

メインストーリー

青々と晴れ渡る横浜、伊勢佐木異人町の空にもうもうと立ち上る赤い煙。消防車のけたたましいサイレンの中、消防士たちによって発見されたのはウジが湧き、ぐずぐずに腐り切った若い男性の他殺体。

……それがすべての幕開けだった。

腐乱死体発見から数日後の東京・神室町。かつての古巣だった源田法律事務所内を見回しているのは、八神隆之。

弁護士資格を持つ彼は、とある事件をきっかけに法廷から姿を消した過去を持つ。現在は神室町に探偵事務所を構え、浮気調査や人探しなど何でもやるスタイルだ。

今日もぼったくりバーに騙されたOLを助けているところで、源田法律事務所に来たのは彼女を一時的にかくまってもらうためだった。

「源田先生…… あれ? おひとりですか?」

「おう。さおり君たちは今、裁判所に行ってる。……よく働いてくれるよ、あのふたりは。」

そう答えるのは源田法律事務所のボス、源田龍造。古くから八神を知る、親のような存在だ。

源田法律事務所には他に2人弁護士がいるが、裁判のため出廷中とのことだった。一時期、ワイドショーを騒がせていた現役警官による痴漢事件を弁護しているという。

「江原さん。もう少し姿勢を正した方が。」

法廷でふてぶてしい被告人の態度を指摘しているのは城崎さおり。いまや彼女が源田法律事務所のエースで、後輩弁護士の星野一生を伴っている。

さおりの言葉にフンと鼻を鳴らす被告人、江原明弘。現役警察官であったにも関わらず、痴漢を働いたうえに現場の駅で取り押さえられる様子がスマホ動画に撮られ、テレビやネットで大々的に拡散されていた。この日は、判決の言い渡しだった。

「では、判決を言い渡します。主文。被告人、江原明弘を…… 懲役6月(ろくげつ)に処す。」

「……まさか実刑判決なんて。初犯なのに執行猶予もなしですか。」

まるで反省の色を見せない江原への実刑判決に、諦めの表情を見せる星野。が、さおりは、江原がかすかに笑みを浮かべたことに気付く。

「裁判長。3日前に、横浜の廃ビルから死体が出てきたはずです。……もう身元はわかりましたか?」

突拍子もない話に法廷はざわつくが、江原は時折にやけ面を浮かべながら言葉を続けていく。

「その死体の主は、御子柴弘(みこしばひろ)といいます。彼は4年前、私の息子を自殺に追いやった。万死に値する人間です。それが何の罪にも問われず、ずっとのうのうとしていたんですから……法なんてものはまったくの役立たずだ。」

痴漢として長らく身柄を拘束されていながら、死体が発見されたばかりの被害者について語る江原。その瞳には重く、確かな憎しみがたたえられていた……。

翌日。そうとは知らない八神は、新たに舞い込んできた依頼により、新天地、横浜の地を踏みしめているところだった。

「『横浜九十九課』と…… あー…… 中華街の方じゃねぇんだな。ついでに美味いモンでも食えると思ったのによ。」

残念がる派手な柄シャツの男、海藤正治。いかにもな見た目の通り、かつては東城会系松金組の元組員だったが、今は八神探偵事務所の調査員で頼れる相棒だ。

2人の目的地は伊勢佐木異人町の「横浜九十九課」。神室町の友人だった九十九(つくも)誠一と杉浦文也がいつの間にか開業していた探偵事務所である。彼らは、先輩探偵である八神と海藤に、とある依頼の応援を頼みたいと言ってきたのだった。しかし、駅から九十九課へのわずかな道中の間にもトラブルはやってくる。

「み、店の前でたむろされちゃ邪魔だって……そう言っただけだろ!? ほかのお客さんに迷惑だから!」

洋食屋の店員を囲んで何人もの高校生達が、看板を蹴倒したりと好き放題に暴れ挑発している。店員は多勢に無勢の状況下、リーダー格の少年にスマホで動画を撮られ、為す術がないようだった。

「……最近のガキはやり口がかわいげねえ。」

当然、八神と海藤が悪ガキ制裁に乗り出すまでに大した時間はかからない。

悪ガキたちは「誠稜高校」という、一応は地元、伊勢佐木異人町の進学校の生徒たちだったらしい。自分達より弱い者を狙っていきがるだけの子供など、神室町のヤクザや半グレに比べれば何でもなかった。余裕綽々で鉄拳制裁を加えた八神と海藤は、意気揚々と九十九課へ向かっていく。

「おお! やあどうもご無沙汰でした、八神氏ぃ!」

ハイテンションで八神らを迎えてくれたのは、横浜九十九課所長となった九十九。重度のオタクでPCやネットの扱いに長けており、神室町では何度も八神をサポートしてきた実績を持つ。

「いらっしゃい、おふたりさん。元気だった?」

杉浦はかつて神室町で跋扈した窃盗団の一員で、ジェスター(道化師)の仮面がトレードマークだったが、足を洗ってからすでに数年がたつ。その身のこなしは海藤をおちょくれるレベルで、九十九とは「なんか波長が合う」らしい。

「八神氏たちにご助力賜りたいのは最近探偵業へ増えつつある案件でして。イジメについての調査報告です。」

九十九によると、今回八神らに協力を求めたいという案件の依頼人は、とある私立高校の理事長。依頼内容は、校内にイジメがないか、しらみつぶしに調べてほしいというものだったが、全校生徒600人ともなると九十九課の2人だけでは手に負えなかったのだ。

経緯を把握した八神は、依頼人である理事長から具体的な話を聞くため中華街へ向かう。

「九十九さんからお噂はかねがね。……私は奥田と申します。私立誠稜高校の理事長をしております。」

誠稜高校といえば……昼間、八神と海藤で鉄拳指導した悪ガキどもの高校だったはずだ。

「じつは……もう4年前になりますがウチの高校で生徒がひとり自殺をしています。自宅で首を吊って。」

理事長によると、誠稜高校では4年前にイジメが原因と疑われる生徒の自殺が起きていた。当時の調査ではイジメの事実は確認されず、自殺との因果関係が認められないとして保護者から訴えられた裁判でも学校側の責任は問われなかった。

しかし……と理事長は続ける。

「ふた月ほど前、教育実習に来ていた学生が心を病んでしまったのか突然来なくなりました。」

もしかしたら、理事長という立場からは見えない校内の死角に不穏な生徒らの実態があるかもしれない。そこへ光を当てるべく、イジメ調査をしてもらいたいというのが、理事長からの依頼だった。ただし、大っぴらにではなく、秘密裏のうちにという条件付きで。

九十九は、理事長の依頼に対し、事前に調査計画を立てていた。

「今回の証拠の収集には動画撮影が有効です。すでに小型の隠しカメラをかき集めてありますよ。」

生徒にも教員にもバレないよう、カメラを学校中に設置し、イジメの有無を隠し撮りで確かめる。そのために八神ら4人の探偵は、空調整備の業者に扮して学校に潜入。生徒の動向を見ながら適切な場所にカメラを仕掛けていくのだ。

注がれる生徒の視線、疑り深い教員による詰問、さぼり中の用務員との遭遇など、隠しカメラの設置には臨機応変な対応がたびたび迫られる。校内で盗撮を仕掛けていることがバレれば、もちろん八神らも依頼人の理事長もただでは済まない。

しかし、その甲斐はあった。八神らが仕掛けたすべてのカメラが稼働するとすぐに、ひとりの女生徒が同じ部活の仲間たちからイジメを受けていたことが判明したのだ。

問題が発生しているのは2年2組の教室。加害生徒らは……八神らが伊勢佐木異人町に来るなり洋食屋店員を取り囲んでいた、あの悪ガキたちだった。

とはいえ、いくらイジメ加害者たちを鉄拳制裁したところで問題は解決しない。秘密裏に隠し撮りしたイジメ動画を公開するわけにもいかなかった。そこで八神は、イジメを解決する、ある秘策を仕掛けに再び放課後の校内へ潜入を試みる。

女子生徒を救いたい一心であるにもかかわらず、度重なる不運に見舞われ、八神は盗撮犯として通報され、警備から追われる羽目に。

そしてあろうことか、校内を逃走中の不審者として例のイジメ加害者らに見つかってしまう。屈強な生徒らも続々と駆け付ける中、ここで捕れば一生、変態の汚名を被ることになる。八神は完全アウェイの校内から脱出を試みるのだった……。

その後、なんとか窮地を脱出し、事態を収拾した八神のスマホに着信。電話の主は源田法律事務所のさおりであった。新たに至急の依頼があるという。

「あー……じつは今俺ら神室町じゃないんだ。横浜に来ててさ。まだ現場なんだ。……誠稜高校ってとこ。」

誠稜、という言葉にさおりは息をひそめる。

「2か月前に、そちらで教育実習中の大学生が失踪しています。彼は誠稜高校の卒業生で、つまり母校に戻って教育実習をしていたんです。」

失踪した誠稜の教育実習生……? 聞き覚えのある言葉だ。

「実習生の名前は御子柴弘(みこしばひろ)……。先日他殺体となって発見されました。……異人町の廃ビルで。」

さきの痴漢裁判で、被告人の江原に「息子の仇であり、万死に値する」と吐き捨てられた御子柴が、なんと、ふた月前に誠稜高校から失踪したという教育実習生だったのである。それがつい先日、腐敗した死体となって発見された……。

つまり江原は、まだ警察ですら把握していなかった他殺体の身元を言い当てたことになる。その殺人に関与していたと、誰もが考えるだろう。

しかし…… 江原が痴漢をし、現行犯逮捕されたのは御子柴の死亡推定時刻と思われる時間帯。場所も伊勢佐木異人町の殺害現場から遠く離れた都内の駅ホームである。彼自身の手で、御子柴を殺害することは不可能だった。

「江原は、誰か人を使って息子の復讐をしたってことか?」といぶかる八神。

だとしたら、江原はほかの共犯者に御子柴を殺害させると同時に、自身に絶対的なアリバイを作るための“計画的な痴漢”を働いたことになる。

さおりは、江原に最も近い弁護人という立場にありながら何も気づけなかった。その結果、法廷は単なる痴漢として江原に判決を下してしまったのだ。

「このまま見過してはおけません。私はあの日起きた痴漢と殺人を、『ふたつでひとつの事件』として見直したいんです。」

すでに誠稜高校へ潜入していた八神になら、ここで調べられることは多いはずだった。教育実習中、失踪直前の御子柴周辺に何か不審な人物や異変はなかったか? 彼と最後に言葉を交わした者も誠稜高校の教師や生徒の中にいるかもしれない。

「……もう、すぐに動いちゃっていい?」

どんな仕事にも前のめりなのが八神探偵事務所だが、どうやら今回の新たな依頼は格別らしい。こうして八神は過去、現在の因縁が入り混じる学校を舞台に、事件の真相解明へと足を踏み出していくのだった……。

登場人物紹介

城崎 さおり(しろさき さおり)

源田法律事務所・弁護士
出演:甲斐田 裕子

「このまま見過してはおけません。私はあの日起きた痴漢と殺人を、『ふたつでひとつの事件』として見直したいんです。」

源田法律事務所所属の弁護士で、八神とはかつての同僚。現在は、警察官でありながら痴漢として逮捕された江原明弘の弁護を担当していた。が、判決の際、江原から突然痴漢事件と同日に起きていた殺人への関与をほのめかされ、八神に事件の調査を依頼する。

星野 一生(ほしの いっせい)

源田法律事務所・弁護士
出演:林 勇

「八神さんのお役に立ててうれしいです!」

源田法律事務所所属の弁護士。さおりと共に江原の裁判に立ち会う。司法試験でトップクラスの成績を収めたとされているが、あまり野心はない。先輩弁護士であるさおりに想いを寄せている。

海藤 正治(かいとう まさはる)

八神探偵事務所・調査員
出演:藤 真秀

「へへ…… お前にゃ呆れるな、ター坊。弁護士のくせに結局手ぇ出して済ましちまう。」

八神探偵事務所の調査員で元東城会系松金組組員。組を破門になった際に八神に救われ、恩義を感じている。単純で裏表がない性格。持ち前の腕っぷしを活かし、八神と共に様々な調査依頼をこなす。

杉浦 文也(すぎうら ふみや)

横浜九十九課・調査員
出演:寺島 惇太

「ずるいよなぁ八神さん、楽しい仕事はひとりじめなんだもん。」

神室町の窃盗団の元メンバー。足を洗ってからは常人離れした身のこなしで八神に協力していた。現在は九十九と共に伊勢佐木異人町で探偵所を開業。横浜・誠稜高校のイジメ調査依頼を受け、八神達に協力を仰ぐ。

九十九 誠一(つくも まこと)

横浜九十九課・所長
出演:宮本 淳

「こちら異人町は横浜九十九課! 悪党どもに情けは無用、成敗いたぁす!!」

かつてはネットカフェに引きこもり、ハッキング能力やコンピュータ知識を用いて八神の仕事を手伝っていた。その後、八神へのリスペクトからか、現在は杉浦と共に伊勢佐木異人町で横浜九十九課を開業。今回もさまざまなアイテムで八神をサポートする。

澤 陽子(さわ ようこ)

私立誠稜高校・2年2組担任教諭
出演:山根 舞

「『イジメをなくす』ってずいぶん簡単そうに……どういうお立場からそんな大口をたたいてるんですか?」

横浜・誠稜高校の英語教師で2年2組の担任。真面目で正義感の強い女性。誠稜高校のイジメを調査しに来た八神を怪しむ。

香田 真美(こうだ まみ)

私立誠稜高校・2年2組生徒
出演:富樫 美鈴

「高校に入ったらバスケをやるのが夢だったんです。子供の頃読んだ漫画がかっこよくて……。」

横浜・私立誠稜高校の生徒。高校入学をきっかけにバスケを始める。いつの頃からか、同じバスケ部員達からイジメを受けていたことが、八神らの調査で判明する。

松井(まつい)

私立誠稜高校・2年2組生徒
出演:狩野 翔

「何でよ? 別にいいじゃん。撮影禁止とか、どこにも書いてねえし。」

横浜・私立誠稜高校の生徒。同じバスケ部のあかねや坂城達とつるんで香田をイジメている。校外でもスマホカメラを向けてレストランの店主を煽るなど、やりたい放題の問題児。

あかね(あかね)

私立誠稜高校・2年2組生徒
出演:八巻 アンナ

「フン。なんだよ探偵って…… あーあ! うさんくさ!」

横浜・私立誠稜高校の生徒。松井たちと一緒に香田をイジメている。強い男やイケメンに目がなく、教育実習に来ていた御子柴とも仲良くしていたという。

坂城(さかき)

私立誠稜高校・2年2組生徒
出演:堀井 茶渡

「いや、もうまた言いがかりスか? あんたおかしいって、おっさん。」

横浜・私立誠稜高校の生徒。やはり香田をイジメる一味で、松井とは常につるんでいる。なにかあればすかさずスマホを取りだし、ムービーを録画しながら相手を煽る。

御子柴 弘(みこしば ひろ)

私立誠稜高校・教育実習生
出演:梶川 翔平

「お、お願いします。……もう、許してください…… これ以上はもう……。」

横浜・誠稜高校を卒業し、その後教員免許を取るべく、母校での教育実習に来ていた。が、その実習期間中に突然失踪し、2か月後横浜で腐乱死体となって発見される。過去に江原の息子を自殺に追いやったとされており、江原によると「万死に値する人間」だという。

前作でおなじみのキャラクターも登場!

東 徹(ひがし とおる)

ゲームセンターシャルル・店長
出演:川原 慶久

「なあ。なんで昔っからお前ら、人の了解も取らねえでいきなり押しかけてくるんだ?」

元東城会系松金組組員。東城会解散後、元々組から任されていたゲームセンター「シャルル」のオーナーとなった。なにかと悪ぶってみせるがその奥にある人の良さは隠しきれていない。海藤のことを「兄貴」と呼び慕っている反面、その相棒である八神には馴れ馴れしくされたくない。

※画面は開発中のものです。

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