大坪由佳さん(シノブ役)と髙野麻美さん(アンナ役)を迎えた、「プリンセスコネクト!Re:Dive」3.5周年記念座談会の第2回をお届け。今回のテーマは“メインストーリーとストーリーイベント”です。
Cygamesが贈るスマートフォン向けアニメRPG「プリンセスコネクト!Re:Dive」(以下、「プリコネR」)が、2021年8月15日にリリース3.5周年を迎えました。それを記念して、“プロ”との呼び声が高いおふたり、大坪由佳さん(シノブ役)と髙野麻美さん(アンナ役)とともに「プリコネR」を語り尽くす座談会を、全3回に渡ってお届けします。
第2回のテーマは“メインストーリーとストーリーイベント”。アニメRPGとして本作の大きな魅力であるメインストーリーや毎回趣向を凝らしているストーリーイベントについて、さらに語っていただきました。
※座談会は8月13日に行われた「3.5周年直前生放送」より前に実施された為、放送内で発表された新情報などには言及しておりません。
メインストーリーでの一番の“ヒロイン”は主人公!?
千葉:座談会第2回は、「プリコネR」の大きな魅力のひとつである、メインストーリーの話題から進めていきたいと思います。まずは、メインストーリーの率直な印象はいかがですか?
髙野:意外と内容が重いことに驚きました。特にキャルのこととか。キャルは“向こうの世界”でも“アストルム(主人公たちが活躍する世界)”でもしんどい思いをしていて。最初は明るいゲームなのかと思っていたのに、メインストーリーはこんなにも重いんだと感じたんです。中でも一番印象に残っているのは、向こうの世界でペコリーヌとコッコロがキャルと会って、自分のことをずっと否定しているキャルに「わたしたちは(あなたのことが)大好きなんです」って言うシーン(第1部 第12章 第13話、第14話)ですね。
大坪:聞いているだけで、もう泣ける。
髙野:自己否定をずっとしている人間にとっての認めてくれる言葉って、誰にでも刺さりますよね。それを「プリコネR」で感じさせてもらえるとは思っていなかったので、ずっと印象に残っています。
大坪: 私は、前作の「プリンセスコネクト!」では主人公がいっぱい喋っていて、シノブの場合はドクロ親父と主人公の掛け合いも面白かったので、なんて面白い脚本なんだろうと思いながら収録していたんです。それが「プリコネR」では主人公が記憶喪失になって、赤ちゃんみたいになるじゃないですか。ストーリーを読んでいったら、だんだん「あれ? 主人公が一番のヒロインなんじゃ?」と思えてきて(笑)。でも、そう思っていると、一番いいところでみんなを守る主人公らしさを発揮するんですよね。自分を投影する見方も出来るし、主人公自体を好きになってしまうストーリーでした。第1部の最後は特に。
髙野:うんうん。
大坪:あと、女の子同士の絡みも見たいから、変なところで邪魔しないでスッと待ってくれているのもいいですよね(笑)。女の子たちの一面を上手く引き出してくれる、本当に嫌味のないところを阿部(敦)さんが上手く演じていて。これがもし、ニュアンスがちょっと違っていたらね……。
髙野:すごくわかります。ハーレム主人公になってもおかしくないのに、そう見えないですよね。
大坪:それもあって、「プリコネR」になってからは、主人公とヒロインたちがどういう絡みをするんだろう? という楽しみ方がさらに出来るようになりました。
千葉:メインストーリーは第2部の大きな盛り上がりを迎えています。最新のストーリーまで解放されているので、まだ全部見てない人はぜひこの機会に見てもらいたいと思いますが、ボリュームは相変わらずすごいですよね。
髙野:本当にシナリオのボリュームがすごいです。
大坪:でも、1話見ちゃうと、次が気になるんですよね。
髙野:なので、私はなるべく溜めてから、一気に見るようにしています。
大坪:第2部は、“いちゃこら要素”がすごく増えたのも嬉しいですね(笑)。
髙野:私は、ムイミとオクトーの関係が気になります。
大坪:もどかしいよね、あの2人。オクトーは何を意図して動いているのかわからない部分が多いし、ムイミと結ばれろ! って気持ちもあるし。でもなんか、オクトーを見て思ったんですけど……人って相手が男でも女でも“ヘソが出ていたら”見ちゃうんですね(笑)。
髙野:えー! そこ!?(笑)
大坪:オクトーの立ち絵が出ると、いつもヘソばっか見ちゃって(笑)。
千葉:「男でも女でも」ってことは、女の子の場合も当然ヘソが出ていたら見るってことですよね?
大坪:もちろんです。女の子は見せるためのヘソじゃないですか!!(断言) ※個人の意見です。
髙野:そんなことはない! そんなことはないです!!
大坪:“オシャレは我慢”でやっているわけなのに(※あくまで個人の意見です)、防御力はめっちゃ高くて。鎧を着ていない水着キャラとか(笑)。
髙野:それは確かに(笑)。
大坪:いや~、(男でも女でも)ヘソは見ちゃうんだなと、オクトーで学びました。
髙野:その視点はなかったです。
千葉:ないらしいですよ?
大坪:おかしいなぁ。いや、きっとこの記事を読んで「俺も見ます!」って人が現れますよ(笑)。
髙野:男性でもいるのかな?
TOKEN:僕は見ないですね。
千葉:自分もあの服だから最初は目が行きますけど、その後は特に見ないですね。
大坪:見ないのかー。違うのかー。
髙野:ちょっと一般論ではなかったみたいです(笑)。
ストーリーやキャラクターにおいて、2人が注目するポイントとは?
大坪:第2部のキャラでは、敵ながらランファもどんどん愛着が湧いてきたし、カリザくんも可愛く思えてきましたね。
髙野:ランファ可愛いですよね。(敵のギルドである)“【レイジ・レギオン】”の絆みたいなものも見えてきましたし。絆が本当なのか嘘ものなのか、わからないところはありますけど。
千葉:そこも面白いところですよね。第2部が始まって、新たな敵【レイジ・レギオン】が初登場した時は、キャラの特徴は見た目と喋り方ぐらいしかわからなかったじゃないですか。でも、ストーリーが進んで深掘りされていくと、それぞれが本当に魅力的で。
大坪:そうなんですよ。ミソラちゃんはミソラちゃんで、とあるシーンでの“足の裏”の作画に感動しました(笑)。足の裏だけのアップが結構あって、わかってらっしゃるなと。
髙野:またそういう(笑)。大坪さんは露出がいいのかな?
千葉:いや、単純な露出じゃないと思いますよ。
髙野:フェチズム?
大坪:感動するシーンでも、ちょっと「おっ!?」ってなるところを必ず残してくれているんです。例えば、第1部でコッコロちゃんが目覚めるのを騎士くんがベッドの横で待っていたシーンでも、コッコロちゃんが起き上がった時に“足の裏”が見えるんですよ!(第1部 第10章 第4話)
髙野:ちょっと私とは注目ポイントが違いました……。
大坪:ぶかぶかのパジャマで、足の裏が見えていたんです。「プリコネR」のそういうところが好き~と思って(笑)。
千葉:フェチズムで膝裏とか脇はたまに聞きますけど、足の裏もあるんですね。
大坪:普段見えないところが見えるのはいいじゃないですか。そんな感じで、たまにすごく攻めているんですよね(笑)。
髙野:そこは相容れない部分です(笑)。
千葉:そこに対抗しなくて全然構いませんので、髙野さんはどういう感じにメインストーリーを見ていますか?
髙野:私はどちらかと言うと、“心の関係性”を重視して見ているところがありますね。
大坪:まるで私が心の関係性を重視していないかのような……。
髙野:ちょっと大坪さんとは違いますね(笑)。
大坪:え~! 私だってちゃんと「Connecting Happy!!」(※)していますから!(笑)
千葉:都合のいい時に曲名を使わない!(笑) まぁでも、人によって見方の違いはあるにせよ、ストーリーは本当に秀逸ですよね。第1部は第1部の、第2部は第2部の面白さがありますし。
※「Connecting Happy!!」はメインストーリー第1部のエンディングテーマ曲の曲名。
大坪:そうなんですよ。で、またこんなこと言うとあれですけど……第2部はお風呂のシーンが多いんですよね。
髙野:やっぱりそこなんだ(笑)。
大坪:みんなでお風呂に入っているカット(第2部 第6章 第5話)+ユイちゃんだけの幕間(第2部 第6章 幕間)も最高でした。
千葉:ユイはユイで、いいものをお持ちですからね。
髙野:意味深な言い方(笑)。私は第2部に入ってからは、“この世界の違和感”にいろんなキャラが気づき始めてきたので、それが今後どうなっていくのか気になっています。
大坪:あの子が気づいちゃったからには、みたいなところがありますよね。
千葉:気になりますね。どういう展開になるのか楽しみです。
大坪:それから、メインストーリーというかストーリーイベントにも絡んでくることですが、以前イベントのストーリーで出てきたキャラがメインストーリーに出てきてくれた時は、めっちゃ感動しました。
髙野:えっ? ここで来るの!? と思いましたよね。
千葉:確かにあれはビックリしました。メインストーリーとイベントのストーリーは、パラレルワールドじゃないですけど、別物って感じじゃないですか。
髙野:その感覚ありますよね。パラレルだと思っていたのに、ちゃんと繋がっているのが素晴らしくて。ストーリーイベントやっていて良かったなと。
大坪:繋がっているんだ! 俺たちの絆が! ってね。それを見て、うおぉぉ! 最高!! となっていました(笑)。
特に印象的だったのは、“あの3人”のギルドが初登場したストーリーイベント
千葉:どんな内容かは、ぜひ実際に確認してもらうとして。ストーリーイベントの話が出ましたので、このままストーリーイベントのこともお聞きします。イベント全体を通しての印象はいかがですか?
大坪:ストーリーイベントは毎回エンディングが用意されているのにまず感動しました。
髙野:すごいですよね。しかも、そのクオリティたるや。毎回拍手しちゃいます。
大坪:ね。毎回、可愛く作ってくださって、最後は「FIN」って。
髙野:自分が歌ったエンディングがどうなるのかも、とても楽しみでした。
TOKEN:周年の生放送でも、(放送開始前に)これまでのストーリーイベントのエンディングを流すじゃないですか。あれを見て、こんなにイベントの数があってその分のエンディング曲があるんだって改めて思いましたね。
髙野:出演者側も、みんなで「可愛い~」とか言いながら見てから放送を始めるんですよ。
千葉:これまで数多くのストーリーイベントがあった中で、特に印象深いイベントはありますか?
髙野:私的には、やっぱり「なかよし部」(※)が魅力的です。
※聖テレサ女学院に通うチエル、クロエ、ユニが結成したギルドで、正式なギルド名は【聖テレサ女学院(なかよし部)】。ただし、ギルドマスターであるユニだけは「ユニちゃんズ」と呼んでいる。
大坪:なかよし部は文量もすごいよね。
髙野:なかよし部に関しては、3人(チエル、クロエ、ユニ)の会話の小気味良さがすごく伝わってくるんですよね。そこも魅力ポイントだなと思います。
大坪:確かに。
髙野:あと単純に、私はクロエが好きなので。女子生徒にキャーキャー言われるのがすごくわかるなと。種﨑(敦美)さんのお芝居も最高だと思いながら見ています。
千葉:なかよし部は新キャラ、新ギルドだったじゃないですか。あくまで個人的な感想ですけど、発表時の設定を見て、最初は若干色モノっぽく感じてしまったんですよね(笑)。
髙野:ちょっとわかります。あ、そういうのが来たのねって(笑)。聖テレサ女学院? ルーセント学院もあるのになぁ、とか。
大坪:最初は穿った目でね(笑)。
千葉:でも、蓋を開けてみたらキャラもストーリーもものすごく良くて。一瞬で手のひらを返しました(笑)。
大坪:あはははは!
TOKEN:起爆剤のひとつにもなりましたよね。
大坪:曲も良かったですし。
髙野:(なかよし部の)最初の「なかよしセンセーション」のような、キャラソンぽいというか、ちゃんとキャラが歌って成り立つ曲はすごくいいなと思って。このストーリーイベントでは、アオイちゃんの“ぼっち”という設定もすごく活きましたよね。
千葉:そうなんですよ。アオイは正直、リリース当初そんなに目立ったキャラではなかったと思うんですけど、こう絡ませてくるんだと。
大坪:この時のアオイ(編入生)はバトルでもすごく活躍するんですよ。物理デバフ役で。
髙野:ユニちゃんも活躍しますよね。物理攻撃力をガンガン上げてくれるので、物理パーティに入れたいです。
千葉:この2人はよく編成していますね。大坪さんはほかに印象的だったストーリーイベントはありますか?
大坪:そうですね。3周年の時のコッコロちゃんのストーリーイベントはやばかったです。
千葉:「絆、つないで。こころ、結んで。」ですね。これは初のアニバーサリーストーリーイベントでした。
髙野:あのストーリーもすごかったよね。
大坪:あの一瞬ピッて止まったところは自分のスマホが壊れたのかなと思ったし、そのあとに文字がバッて出てきたところもすごくて。まだまだ周年は重ねていきますけど、“俺たちの3年間”は濃かったなと思いました(笑)。
髙野:それこそ、【美食殿】って最初はちょっと噛み合わない3人なのかなって印象が強かったんですけど、メインストーリー、ストーリーイベントを通してだんだん絆が見えてくるのも良かったですよね。
大坪:いや~、いい! とってもいい!! あと、ストーリーイベントといえば、ミニゲームのクオリティが高すぎてビックリしました。特に「クウカ大回転飛行道中エクスタシー」の面白さは半端なかったです。
髙野:私、今やっている「カルミナサマーライブ ジャスト ア モーメント!」(※)のグッズガチャも好きなんですよ。
※このストーリーイベントは8月14日に終了しました。
大坪:これ考えた人天才だと思います。グッズ、リアルで欲しいですもん。
髙野:欲しい欲しい! 全部グッズ化して欲しい。
千葉:ミニゲームは、バレンタインのチョコ作り「お兄ちゃん争奪! どっちのチョコがおいしいでSHOW」から始まって、かなり難度が高いのもありましたよね。「猛訓打撃道! ミサトのホームランドリル」のEXTRAとか。なんとか称号(渚のホームラン王)を取りましたけど、ほんと大変でした。
髙野:一番の難易度はやっぱりホームランドリルですよね。
大坪:毎回、りっか様(キャル役の立花理香さん)が生放送でチャレンジしていて。
髙野:りっか様専用ゲームとなっている(笑)。
大坪:どのミニゲームも、もう「プリコネR」をやっているのか、ほかのゲームをやっているのかわからないぐらいハマっちゃいますよね(笑)。ストーリーイベント自体も「プリコネR」の世界でありなの? というのがあって、そういうところも楽しいです。
第3回では、どんどん遊びやすさを増していく「プリコネR」のアップデートについて。そして、今後2人が望むことを語っています!