DONUTSは、2021年7月31日からワルメン応援&リズムゲームアプリ「ブラックスター -Theater Starless-」の全国ツアー「BLACK TOUR」を開催。ここでは8月29日に行われた名古屋公演を中心に、本ツアーを振り返っていく。
チームWとBのタイマン勝負!福岡&大阪公演
ツアー初日を飾った福岡公演とそれに続いた大阪公演は、初のバンド編成で開幕。チームW/Bを背負う2人のシンガー、小林太郎さんとTakuya IDEさんが登場し、楽曲の多くがフルバージョンという贅沢な時間を体感できた。
まずは2人で歌うツアーバージョンの「日蝕」や「Shooooout!!!」でファンを縦ノリの空間へ導き、チームWが「Breakin' it faster」「Kiss or Bullet」「Burning breath」をぶつければ、チームBも敵意むき出しに「極夜」「炎神」で迎え撃つ。早くも今夏のサマーフェスイベント楽曲「影炎」やバンド編成ならではのオリジナルセッションも交えながら、アコースティックに生まれ変わった「仮面は闇に溶けて」「Monokaki」が涙を誘う一幕も。一方トークでは愛のある罵り合いも行いながら、楽しさを隠し切れない笑顔の中で進行していく。
福岡公演では、小林さんがギターをかき鳴らしながら「雪花」「Out in Out」を熱唱。晶が過去にバンドを組んでいたことにちなんだトークも展開しつつ、力強く届けた「Seaside Escape」は福岡公演のみと明かされた。
生バンドに4人のダンサーも加わった大阪公演では、チームBを主軸に圧倒的なパフォーマンスでファンを魅了する。IDEさんはトークで推しメン・金剛への愛もしっかり語りながら、5人が一体となった「無敵」「駄犬」「天魔の宴」「雷神」で大阪の地に爪痕を残す。
ラストスパートはチームWの「No Way Out」から、タイトルを象徴する「BLACKSTAR」へ。「Bad Blood」にはIDEさんが食い破るような勢いで乱入し、ライブ終盤でも気を抜くなと全身で訴えてくる。そんな心地よいヒリヒリ感に包まれた空間は、シンガー2人の歌声が重なるエモーショナルな「Somewhere」で終了した。
3チームが“可能性”を引き出した京都&仙台公演
バンド編成のライブを見せつけた福岡&大阪の勢いを受け、京都&仙台は5人のシンガーだからこその歌声でファンを魅了。リンドウのシンガー・あじっこさん、真珠のシンガー・スタンガンさん、吉野のシンガー・齋藤知輝さんが歌う「During the demise」や「虹の彼方へ」という、旧チームPやボーダーラインイベントを思わせる展開から始まり、マイカのシンガー・Kradnessさんも加わって「希望の旗のもとに」のフルバージョンでファンを撃ち抜く。柘榴のシンガー・しゃけみーさんもチームCを彷彿とさせるダンサーたちを率い、今夏のサマーフェスイベント曲「Just live to dance」で夏らしい空気へファンを誘っていく。
しゃけみーさんと齋藤さんの「Sub rosa」、「Crazy for」、作詞を手掛けたあじっこさんが歌う「Treasured」、リンドウと吉野というifを示したあじっこさんと齋藤さんの「残紅の行方」、チームPのシンガー3人で歌う「Paradise Lost」といったコラボレーションに留まらず、チームBの「雷神」を齋藤さんが、チームWの「Breakin' it faster」をKradnessさんとスタンガンさんが熱唱。こうしたシャッフルバージョンだけでなく、ダンサーのソロが視線を釘付けにする「To be, or not to be」や真珠がフルバージョンを披露した「Without her?」をはじめ、「The Final Problem」や「はつ恋」などバラエティ豊かな楽曲が届けられる。
ラストスパートはチームPの「僕のすべてを君に捧げる」やダンサーの登場が度肝を抜く「虚構の肖像」、齋藤さんがたった1人でステージに立つからこそ際立つ「ひらひらり」で会場のボルテージも最高潮に。そのタイミングでファンが息を呑むことになったのは、5人がアカペラで響かせた「Salva me」だ。美しくも鬼気迫るあじっこさんの歌声に酔いしれ、シンガー勢ぞろいの「BLACKSTAR」が再び会場を熱気で包んでいく。アンコールでは名残惜しさも織り交ぜながら、あじっこさんとしゃけみーさんが歌う「Fragile Lake」や齋藤さんとしゃけみーさんが歌う「Mid Summer Beach」で盛り上げた。
チームK/Cが中心となった京都公演はチームB楽曲の「雷神」にゲストダンサー・泰智さんを迎え、サマーフェスイベントの「Just live to dance」だけでなくゲームに先駆けて“大人の夏”をかもしだすチームKの「黒い虚実」も披露。チームPがメインの仙台公演では「縷々たるは祈望」や「銀河鉄道を探して」でファンの感情を大いに揺さぶる。
“ヘビー嬢ちゃん”こと、あじっこさんはゲームのシナリオを丁寧に拾った演出へファンと同じくらい感動し、齋藤さんは「チームKを背負う」という意気込みから仙台公演で金髪姿に。普段は見られない“がなり声”のギャップで周囲を驚かせたスタンガンさん、付き合いが長い中でもメンバーの新たな一面が見れたと感慨深そうなKradnessさん、緊張が楽しさを上回ったというしゃけみーさんも、トークでは抑えきれない楽しさを爆発させていた。
約1カ月のツアー集大成、シンガー全員が名古屋に
ツアー最終日となる8月29日の名古屋公演にはケイのシンガー・藤田玲さんが加わり、ついに全シンガーが集結。福岡、大阪、京都、仙台のライブを映像で振り返りつつ、これまでどおり全シンガーがステージへ現れる……かと思いきや、まずは今回メインMCとなるしゃけみーさん、IDEさんのトークからスタート。「何で1曲目がMCなんだよ!」とIDEさんが叫んだようにシンガーの予想すら裏切った構成は、アットホームな会場の空気を大事にしたいという想いからだという。ツアーの最後ということもあり、楽曲はもちろんツアーの思い出もしっかり語りながら進めていくと宣言する。
まずはコンテンツ1周年を記念した楽曲「Just a Loser」で全員が登場し、生バンドで録り直したという名古屋ならではの「Shooooout!!!」へ。IDEさんが「サボるな!」と叫ぶ中で小林さんは笑顔でステップを踏み、続く「Mid Summer Beach」を歌い終え、改めて8人のシンガーを紹介していく。ライブの振り返りではチームPの3人が京都公演のステンドグラスを挙げつつ、プライベートでも絆が強くなった様子が感じられるトークを展開。小林さんは京都公演や仙台公演を視聴したところ、自身が出演したライブと比べてグルーヴ感が大きく違っていたと話す。ツアー中にイメージチェンジした齋藤さんは、藤田さんと“兄弟トーク”を繰り広げ、藤田さんもツアーならではのコラボレーションについて触れていく。色々な人が“救国”していたと「During the demise」についても話しながら、画面越しにチームワークの高まりを感じていたと話す。
チームB/Wの「日蝕」から始まったチームBのターンでは京都/仙台公演で齋藤さんが歌ったことを“偽物”と煽って本家の「雷神」を見せつけ、チームWもバンドバージョンの「No Way Out」で対抗。両チームはツアー前半で行ったアコースティックセッションも思い返しながら、IDEさんは「チームB/Wでカリフォルニア公演がしたい」、小林さんは「『無敵』のイントロが弾きたいくらいカッコいい」と夢を膨らませる。
チームPの3人バージョンの「Paradise Lost」、Kradnessさんを軸に凛としたハーモニーで魅せる「虹の彼方へ」、しゃけみーさんと齋藤さんの歌声が重なる「Sub rosa」と続く中で聞こえてきたのは「Treasured」の前奏。もちろんファンが期待したのは藤田さんの歌唱だったが、ここで聞こえてきたのは齋藤さんの歌声だ。ストーリーではお蔵入りとなった吉野verの1番を聴かせ、「もしかして、途中で藤田さんと交代するのかも?!」という予想を裏切ってあじっこさんへバトンタッチし、ファンをとことん焦らしながら満を持して藤田さんが現れる。藤田さんとあじっこさんのデュエットというサプライズから続いた「Crazy for」では藤田さんの掛け声で齋藤さんに加え、2番ではさらりとしゃけみーさんも登場。ここではフルバージョンでしか聞けない、藤田さんのラップも堪能できた。
ライブならではの「他チームの楽曲を歌うこと」に対し、藤田さんはケイのまとう雰囲気とは一味違う「チームWのような曲で暴れてみたい」とコメント。藤田さんは仙台の牛タンへの凄まじい執着も見せつつ、話題は「今後どこでライブをしてみたいか」へ。あじっこさんが「北海道でライブをしたことありますか?」と話を振ったところ、なんとあじっこさん以外は全員ライブを経験済みだと判明。綺麗なオチが付いたところで、今回のツアーで巡った場所も再度訪れたいと意気込みを語ってくれた。
2021年のサマーフェスイベント3曲「Just live to dance」「黒い虚実」「影炎」をノンストップで届けた後は、最後のトークパートでシンガーたちが名残惜しそうにツアーへの感想を語り合っていく。藤田さんは各地方で熱く繋いできたものを名古屋で迎えられたことへの感謝を話し、齋藤さんは色々なチームの曲を歌ったことで歌う意味を改めて考えたとコメント。スタンガンさんは小林さんを真似たトーンで笑いを誘いながら、20代最後と30代最初のライブとなったツアーが感慨深いと語る。Kradnessさんは本作で歌だけではなく新たな分野へ挑戦してきた中、さらに熟練度をあげて届けていきたいと話し、あじっこさんは1st LIVE「BLACK LIVE」よりも自由に歌えるようになったと手ごたえを感じ、今の作品への想いを込めた作詞がしたいと意欲を覗かせていた。
小林さんは1つのツアーでこんなに違った魅力があるのに一体感があると話し、しゃけみーさんはゲームのイベントも思い返しながら今回のツアーを“柘榴との対話”だと表現。ここまでの穏やかな空気を「ほかのチーム全員ブッ潰すつもりでやってるから」と一刀両断したのはIDEさんで、これからも燃やし続けるとチームBらしい挨拶で締めくくる。
ラストスパートはあじっこさん、Kradnessさん、スタンガンさん、齋藤さん、しゃけみーさんのアカペラから始まり、あじっこさんが全身全霊を傾けたような「Salva me」、会場を揺らす絶叫の中でチームWとBが暴れ回る「Bad Blood」で駆け抜けたあとは、藤田さんがソロで「BLACKSTAR」を熱唱。併せてゲーム内の実装も発表されると、ファンは一層大きくタンバリンを鳴らして喜びを伝える。最後はフルバージョンの「During the demise」で、王者たる貫禄を見せつける藤田さんの歌声と齋藤さんのラップが約1カ月にわたるツアーを終幕へ導いた。
このほか「BLACK TOUR」内では、10月29日/30日、11月5日/6日に初のクラブイベント「BLACK HALLOWEEN」の開催も発表された。それぞれホストとなるチームが出演決定しているので、こちらも楽しみに待っていよう。
名古屋公演セットリスト
1 Just a Loser -Full size- / All Singers & MC
2 Shoooout!!!(BLACK TOUR ver) -Full size- / 晶(Singer:小林太郎) & ヒース(MC:Takuya IDE)
3 Mid Summer Beach(BLACK TOUR ver) -Full size- / 吉野(Singer:齋藤知輝(Academic BANANA))& 柘榴(
Singer:しゃけみー)
4 日蝕(BLACK TOUR ver) -Full size- / ヒース(MC:Takuya IDE) & 晶(Singer:小林太郎)
5 無敵 -Game size- / ヒース(MC:Takuya IDE)
6 雷神 -Full size- / ヒース(MC:Takuya IDE)
7 No Way Out(BLACK TOUR ver) -Full size- / 晶(Singer:小林太郎)
8 Paradise Lost(BLACK TOUR ver) -Live size- / マイカ(Singer:Kradness) & リンドウ(Singer:あじっこ) & 真珠(
Singer:スタンガン)
9 虹の彼方へ(BLACK TOUR ver) -Full size- / マイカ(Singer:Kradness) & リンドウ(Singer:あじっこ) & 真珠(
Singer:スタンガン)
10 Sub rosa(BLACK TOUR ver) -Full size- / 柘榴(Singer:しゃけみー) & 吉野(Singer:齋藤知輝(Academic
BANANA))
11 To be, or not to be -Full size- / 柘榴(Singer:しゃけみー)
12 Treasured (吉野 ver) -Game size- / 吉野(Singer:齋藤知輝(Academic BANANA))
13 Treasured (ケイ ver) -Full size- / ケイ(Singer:藤田玲) & リンドウ(Singer:あじっこ)
14 Crazy for(BLACK TOUR ver) -Full size- / ケイ(Singer:藤田玲) & 柘榴(Singer:しゃけみー) & 吉野(Singer:齋
藤知輝(Academic BANANA))
15 Just live to dance -Game size- / 柘榴(Singer:しゃけみー)
16 黒い虚実 -Game size- / 吉野(Singer:齋藤知輝(Academic BANANA))
17 影炎 -Game size- / ヒース(MC:Takuya IDE)
18-1 Salva me -a cappella- / リンドウ(Singer:あじっこ) & マイカ(Singer:Kradness) & 真珠(Singer:スタンガン) &
吉野(Singer:齋藤知輝(Academic BANANA)) & 柘榴(Singer:しゃけみー)
18-2 Salva me -Full size- / リンドウ(Singer:あじっこ)
19 Bad Blood(BLACK TOUR ver) -Full size- / 晶(Singer:小林太郎) & ヒース(MC:Takuya IDE)
20 BLACKSTAR(BLACK TOUR ver) -Game size- / ケイ(Singer:藤田玲)
21 During the demise -Full size- / ケイ(Singer:藤田玲) & 吉野(Singer:齋藤知輝(Academic BANANA))
クレジット
▼出演者
ケイ(Singer:藤田玲)
吉野(Singer:齋藤知輝(Academic BANANA))
晶(Singer:小林太郎)
リンドウ(Singer:あじっこ)
マイカ(Singer:Kradness)
真珠(Singer:スタンガン)
ヒース(MC:Takuya IDE)
柘榴(Singer:しゃけみー)
▼STAFF
総合演出:福山 桜子
音楽監督:阿部 隆大
振付:CluMsy CracKer-Jack、泰智 (KoRocK)、楢木和也 (梅棒)
制作:株式会社ONTASTE
主催:株式会社DONUTS
(C) DONUTS Co. Ltd. All Rights Reserved.
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