本日9月30日より実施されている東京ゲームショウ2021 オンライン。幕張メッセ会場に出展されたイケアブースのレポートをお届けする。

イケアブースでは、機能性・デザイン性・低価格を叶える同社のゲーミング用家具やアクセサリーを展示。ゲーミング業界に参入した経緯や独自の強みなどについて、スタッフに話を伺った。

イケアのゲーミング家具は、日本では2021年の4月からすでに発売されており、現時点では家具とアクセサリーを合わせて25商品以上を展開中。ブースでは、イケアとゲーミングブランド・ROG(Republic of Gamers)とのコラボレーションによるものを中心にさまざまな商品が出展されていた。

ゲーム分野へ参入するにあたって必要となったのは、ゲーマーのニーズを把握すること。ROGと提携することでゲーマーに関するノウハウを得て、本商品を発売するに至ったのだという。またイケアの展開する通常の家具(オフィス家具など)との差別化としても、ROGのノウハウの反映が一役買っているようだ。

またイケアならではの強みとして、家での暮らしに自然と溶け込むゲーム空間の構築が挙げられた。一般的なゲーミングブランドは、アクセサリーや雑貨などをそれぞれ専門に扱っているものは多いが、トータルコーディネートのできるブランドはあまり無い。暮らしに関する知識・経験を生かし、どうすれば快適なゲーム空間を提供できるかを目指しているという。

そして、本商品のターゲットは長時間ゲームを遊ぶユーザーだけではない。世界では25億人ものユーザーがゲームを遊んでおり、そのうち46パーセントが女性というデータがある。それゆえ、ヘビーユーザーやカジュアルゲーマーに加え、女性のユーザーも視野に入れた展開となっているそうだ。

展示のあった家具の中で特に印象的だったのは、イケアとROGの共同開発によって生まれた「UPPSPEL/ウップスペル」テーブルトップ(Lサイズ)。ボタン操作で高さを自由に調節可能なほか、4段階の高さをあらかじめ設定できるゲーム用デスクとなっている。

これまで高さの調節が可能なデスク自体はイケアより展開されていたが、本商品は幅180cmのワイドサイズ。モニターを複数置くのにも最適で、くぼみのある辺にはケーブルをまとめられるなど、ゲーマーのあらゆるニーズに応えてくれる商品と感じた。

また見た目の面でもインパクトがあったのが、「LÅNESPELARE/ローネスペラレ」アクセサリースタンドだ。手をモチーフにした斬新なデザインで、ヘッドフォンはもちろん携帯電話などを置くことも可能。形は派手だが、木目調の見た目によって他の家具から浮かない、まさに“家での暮らしに自然と溶け込む”デザインとなっていた。

そのほか、ゲーミング家具ならではの機能を持つ商品として、「GRUPPSPEL/グルッスペル」ゲーム用チェアも展示されていた。シンプルかつ丈夫な作りとなっており、首回りや肘置きの調節が可能。長時間の使用でも快適に過ごすことができ、在宅ワークなどを中心とするオフィスワーカーにもおススメとのこと。

またイケアのゲーミング家具は、価格も魅力的なポイントの一つだ。ゲーミングチェアで最も安いものは4,990円。2万円以下で買えるモデルも多くあり、他の家具とトータルコーディネートで揃える、といったことも手軽にできそうだ。

イケアは、「より快適な毎日を、より多くの方々に」というビジョンを実現するために不可欠のゲーミング家具を、今後も増やしていきたいとしている。家具メーカーによるゲーミング家具の次なる展開にも期待したい。

ブースには、おなじみサメの姿も!

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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