「オリオリワールド」発売直前プレビュー:上達するほど楽しさ広がる!カスタマイズによって自分だけのスタイルで滑ろう2022年2月8日発売のスケボーアクション最新作

プレイレビュー
0コメント 小林白菜

2022年1月11日~18日の期間にて行われた、スケートボード・アクションゲーム「オリオリワールド」のメディア向けデジタルプレイイベント。このイベントに参加して新たに分かった、本作の魅力をお届けしよう。

「オリオリワールド」は2022年2月8日にPS5、PS4、Nintendo Switch、Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Steam)向けにリリース予定となっているスケートボード・アクションゲームだ(Steam版は2月9日予定)。

筆者が本作を先行プレイできるイベントに参加するのは、昨年に続いて2回目。前回プレイできたのは序盤のコースのみ。キャラクターのカスタマイズやオンライン機能といった一部の要素には触れることができなかったのだが、今回は製品版に限りなく近いバージョンをプレイすることができた。

コースも終盤のものまでプレイできたのだが、本稿で紹介できるのは中盤となる「ゾーン3」までにめぐったコースと、そこまでに解禁された要素まで。これ以降のゾーンで何が待ち受けているのかは、ぜひ実際にプレイして確かめてほしい。

間口の広さとキュートなグラフィックで進化を遂げたシリーズ最新作

まずは前回のプレイレポートでも触れた部分について、再度かいつまんでお伝えしようと思う。

「OlliOlli(オーリーオーリー)」シリーズの3作目となる「オリオリワールド」は、“スケートボード用のコースを走破しながら数々のトリックを決める”、そして“トリックの腕前を磨いてスコアを更新していく”ことによる、シリーズ共通の痛快な操作感と、ストイックで達成感のあるゲーム性を継承。

その上で、楽しみながら順を追ってゲームシステムを覚えていける丁寧なチュートリアルの導入や、操作精度が甘いときのペナルティの軽減などによって、より多くの人がハードルを感じることなく、ゲームの核たる楽しさを味わえるよう、進化を遂げている。

過去作の無骨な2Dグラフィックとは一線を画す、キュートで色彩豊かな3Dグラフィックが、間口の広くなったゲーム部分に見合った開放的な雰囲気で、作品全体をまとめている点も特徴。コースをめぐる中で親しくなっていく、個性的なキャラクターたちとのやりとりも魅力的だ。

グラフィックが3Dになったことで、各コースに奥行きの概念が加わった点も見逃せない。多くのコースで道が手前と奥に分岐するようなギミックが配置されており、どちらに進むかによって、その後のコースの難易度が変わり、これが各コースのリプレイ性の強化に繋がっているのだ。

これらの美点は、改めて製品版に近いバージョンをプレイしてみても、印象が覆ることはなかった。

ゲームの舞台となるのは島中が“スケボーのテーマパーク”と言っても過言ではない「ラドランディア」。
ゾーンごとにコースにも異なる特色が備わっている。

スマッシュグラブでクリスタルをぶっ壊せ!

前回よりも先のコースまでプレイできた今回のイベント。ゾーン2まででトリックのくり出し方や、デッキ(ボードの板の部分)でレールの上を滑走する「グラインド」、新要素の「ウォールライド」など、基本となるシステムは出揃ったように思っていたが、ゾーン3でもまた新たなシステムのチュートリアルがあった。それが「グラブ」と「スピン」、そしてグラブを利用した「スマッシュグラブ」だ。

「グラブ」は空中にいるときにデッキを手で掴むテクニック。コントローラーによる操作では、右スティックを倒すことでくり出せた。グラブ自体は実際のスケートボードにもあるテクニックだが、これを利用して、コースに配置されたクリスタルを破壊する「スマッシュグラブ」は、当然ながら本作独自の要素だ。クリスタルを破壊するとスコアにも加算されるし、壊したときの「ガシャーン!」という効果音も気持ちがいい。

「スピン」は空中にいるときにL・Rトリガーで、操作キャラクターに横方向の回転を加えるテクニック。「グラブ」も「スピン」も、これ自体の操作は簡単だが、高速で走りながらトリックをくり出している最中に行うため、意識し出すと脳内での情報処理はなかなか忙しくなる。「グラブ」は着地前にスティックから手を離さないと転倒してしまうので、なおさらだ。

とはいえ、これらは基本的に、より高度な操作を行って、スコアを増やしたいプレイヤーが追加で入力するもの。「スマッシュグラブ」を使わずクリスタルに激突すると、転倒と同様にミス扱いになってしまうが、ほとんどの場合、クリスタルのないルートを選ぶことも可能だった。これらの要素が加わることで、操作が煩雑になりすぎたり、アクションが苦手なプレイヤーの心理的ハードルが上がってしまうことは避けられている印象を受けた。

より高いスコアを目指そうと思えば、いくらでもシビアなテクニックを追求できる、このシリーズの奥深さを拡張するシステムと言えそうだ。ちなみにこれらのテクニックはチュートリアルを受ける前から操作自体はできるようになっているので、序盤からガンガンより良いスコアを狙いたい人は、積極的に使っていくといいだろう。

破壊可能なクリスタルは、近くにあると「キラキラ……」という効果音が鳴る。
これが聞こえてきたら、すぐスマッシュグラブをくり出せるように意識しよう。

リプレイ性が倍増、同じコースを何度も遊びたくなる理由

本作の魅力のひとつに各コースのリプレイ性の高さを挙げたが、同じコースをよりいっそう何度も遊びたいものにしてくれているのが、あらゆるコースに多角的な評価項目が設けられている点だ。

ほとんどのコースには要所にチェックポイントが設けられている。コースの把握ができていない初回のチャレンジでは、障害物を超えることに失敗して激突したり、ジャンプ台からの踏み切りが上手くいかず、奈落に落ちたりするだろう。こういったときはチェックポイントから復帰することになるのだが、チェックポイントを利用することなく、ノーミスでコースを完走するのが、多くのプレイヤーにとってコースクリアに続く目標になるはずだ。

ミスしなくても、ボタンひと押しでチェックポイントまで戻れる。長押しならコースの最初から。
いずれもロード時間は皆無で、ストレスフリー。

ノーミスでの完走を終えたら、次に目指すべきは「マイクのチャレンジ」の達成と、「ローカルヒーロー」を上回るスコアの獲得だろう。

「マイクのチャレンジ」では、「特定の場所で特定のトリックを決める」や「クリスタルを合計◯個以上破壊する」など、コースごとに指定された“お題”をクリアすることが求められる。コースの構造と、個別のトリック、それぞれへのより深い理解が必要となるものが多く、筆者も今回のイベントの期間中は達成できなかったものも多くあった。

ちなみにお題で指定されたトリックがどんなものか分からなくとも、メインメニューにある「トリック」の項目で確認できるので、スケートボードの専門的な知識がなくても、慌てる必要はない。

「ローカルヒーロー」では、ゲーム中で出会う腕利きのスケーターたちが持っている各コースのスコアを上回ることを求められる。達成が困難に思われた場合、先ほどの「グラブ」や「スピン」のように、のちに覚えるテクニックによるスコアの底上げが有効となる可能性があるので、あとまわしにするのも手かもしれない。

ノーミスでのクリア、「マイクのチャレンジ」と「ローカルヒーロー」への勝利の達成は、ワールド画面でも確認できる。

これらの複数設けられた評価項目を達成するためには、同じコースをくり返しプレイして、最初のうちは困難だったいくつもの操作技術を会得していくことが求められる。そしてそこで会得した技術は、ほかのコースにおけるチャレンジやスコアアタックにも役立つだろう。これがゲーム全体へのさらに深い理解へと繋がっていく。

過去シリーズと比べて間口が広がった「オリオリワールド」だが、「さらなる高みを目指す」ことが好きなアクションゲーマーが求める奥深さは健在。もしかしたら、さらに深いものになっているかもしれない。

カスタマイズで自分だけのスタイルを構築、オンラインで目立とう!

本作には操作キャラクターのカスタマイズ要素も導入されている。ゲーム開始時に選べるファッションアイテムやボードの柄・パーツ、は限られているが、プレイを続けることで選べるアイテムは増えていく。何を選んでもゲームの操作感には影響しないので、思う存分、好きなスタイルを追求することが可能だ。

キャラクターの顔や髪型、肌の色や服装に、性別や人種を固定したり、
そのことで選べるパーツが制限されるような要素は存在しない。自由なスタイルで楽しもう。

ひとつのコースで「マイクのチャレンジ」や「ローカルヒーロー」をすべて達成したり、ゲーム全体での達成目標を意味する「マスタリー」の達成でしか手に入らないアイテムも多く、「あのアイテムが欲しいのに、このチャレンジがどうしてもクリアできない! ちくしょう!」と涙をのんだこともあった。裏を返せば“自分らしいスタイルの追求”のためにも、上達のし甲斐があるゲームと言える。

オンライン要素として、日替わりで変わるコースでスコアを競うモードなどもあった。各プレイヤーの見た目はカスタマイズしたものが反映される模様。正式リリース後はさらにたくさんのプレイヤーたちがこだわりのスタイルで登場するであろうことを思うと、技術を競うことはもちろん、ファッション面も楽しみでならない。

川下りをしている熊とレースをするなど、ユニークなサイドクエストも豊富。

最後に、本作に関する文章で、筆者は何度も“間口の広さ”について書いてきた。実際、ゲームの進行に必要なステージのクリア自体は、多くのプレイヤーが達成できるだろうし、そうした多様な楽しみ方を許容してくれるゲームだ。しかし、せっかくプレイするならば、少しずつでもさらに高い目標に挑戦し、自分の操作が上達していくことによる喜びを、すべてのプレイヤーに味わってほしいという気持ちもある。

それによってしか味わえない喜びが「オリオリワールド」にはあるし、間口が広いからこそ、アクションゲームならではの、この無類の楽しさを知ってくれる人もいるのではないかと思う。なにはともあれ、2022年2月8日以降、本作が多くのゲーマーの手に渡ることを期待したい。

※画面は開発中のものです。

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