セガが2022年3月28日に配信を予定する、PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One用ソフト「LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶」のダウンロードコンテンツ(DLC)「海藤正治の事件簿」を一足早く遊んだプレイレポートをお届けする。
「LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶」は、木村拓哉さん演じる探偵・八神隆之が“正義”への復讐劇に立ち向かうリーガルサスペンス。舞台を東京 神室町から横浜 伊勢佐木異人町まで広げ、高校でのドラマも楽しめる「ジャッジアイズ」シリーズ最新作だ。
かつての恋人“美希子”の自殺を巡り、隠された闇が暴かれる
「海藤正治の事件簿」の主人公はそのタイトルどおり、八神隆之の相棒・海藤正治だ。本編をプレイしていれば彼の人となりは多くのプレイヤーが知るところだろうが、改めて紹介しておこう。
海藤は元東城会系松金組の構成員で、八神とは前作「JUDGE EYES:死神の遺言」の物語よりもずっと前から付き合いがある旧知の仲。そのため、八神のことは親しみを込めて「ター坊」と呼んでいる。性格は単純明快で裏表がなく、あまり細かいことには向いていないがドローンの操作はお手の物。腕っぷしの強さはもちろん、そのタフさは八神以上だ。
「JUDGE EYES:死神の遺言」では、彼がどのような経緯で八神と出会ったのか、どんな理由で松金組を破門されたのか……といった過去が語られた。「海藤正治の事件簿」では、そこでは触れられなかった海藤の別の一面を掘り下げていくものになっている。
ストーリーは八神が出張で不在の中、馴染みのバーのマスターの紹介で舞い込んだ依頼から始まる。依頼人となる貞元響也はメガベンチャー企業のCEOで、妻を探してほしいと破格の報酬を提示。2年前に自殺したはずだが神室町で確かな目撃情報があり、生きているかもしれないと必死に探している。その相手の名は貞元美希子、旧姓は夏目美希子で、かつて海藤が結婚まで考えた恋人だった……。
15年前、海藤は美希子を深く愛していたが、松金組長が対立組織に大怪我を負わされたことに激昂。美希子は強く引き留めたものの、海藤は復讐のため命がけのカチコミに向かってしまい、そこで2人の関係は終わりを告げてしまった。その後、別れた美希子に何があったのか、本当に自殺してしまったのか、はたまた生きているのか……海藤は複雑な感情を抱きつつ、調査に乗り出すことになる。調査を進めるにつれ、半グレ集団「紅蓮会」や、元東城会系馬頭組のメンバーで構成された「馬頭探偵事務所」の姿も見え隠れし、美希子の捜索から始まった事件は思わぬ方向へと突き進んでいく。「LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶」の事件後のストーリーとなるが直接的な関係はないので、本編をクリアする前にプレイしても問題ないだろう。
この「海藤正治の事件簿」のポイントといえば、なんといっても海藤の恋人である美希子の存在だ。ヤクザ顔負けの胆力を見せつけてきた美希子との出会いはかなり鮮烈で、そんな彼女だからこそ海藤も放っておけなかったのだろうなと、2人が距離を縮めた経緯がありありと想像できた。とても自殺を図るようには思えない美希子だが、海藤と別れた後に何があったのか……「ジャッジアイズ」シリーズらしい、先の気になる展開が待っている。
また、美希子の息子である貞元 准もキーマンのひとり。仕事の忙しさゆえに放任気味の父親・響也には反抗期真っ盛りの態度をとり、母親譲りの勝気な性格と正義感の強さで何かとトラブルを引き起こしがちな少年だ。今回は八神が不在のため、准が相棒のような形で調査に同行してくれる。松金組時代の舎弟である東 徹をはじめ弟分には慕われている海藤だが、まだ中学2年生の准とのやり取りはそれとはまた違った微笑ましさを体感できる。
そして、東と海藤の関係性も改めて注目しておきたい。何だかんだ文句を言いつつ八神に協力的な東だが、八神視点でプレイする「ジャッジアイズ」シリーズでの東はどうしても「八神として接した態度」となる。しかし今回は海藤視点のため八神に対するぶっきらぼうな態度は鳴りを潜め、純粋に海藤を慕う東の一面が見られるのだ。これは八神としてプレイする本編ではまず見ることのできないやり取りなので、東ファンは必見だ。また、謎のサングラス姿を披露している弁護士・星野一生にも「そういう理由か!」としてやられたので期待してほしい。
海藤ならではの豪快なバトル&調査アクション
「海藤正治の事件簿」も本編と同様、さまざまな調査アクションで真相を探りつつ、立ち塞がる敵をバトル撃破していく流れは変わらない。しかし「探偵ガジェット」などを駆使していた八神とは異なり、海藤は自身の野性的感覚を活かしてヒントを見つけていく。
調査の基本となるのが、現場に残る違和感を見つけ出す「海藤アイ」だ。さらに、街の中にある「光」を凝視すると新たなスキルを閃く力も秘めている。嗅覚を研ぎ澄ませる「海藤ノーズ」では、ニオイに残された手掛かりを見つけることができる。街中でも海藤が鼻をすすりだしたら周囲に何らかのニオイの痕跡があるので、しっかり確認してみよう。そして海藤は八神のように集音機を使わなくても、常人には聞こえないような小さな音も聞き取る「海藤イヤー」を備えている。街中ではあちこちから聞こえる猫の鳴き声に耳を傾けると、ちょっといいことがあるので気にしてみよう。
このほか、ストーリーの流れで「尾行」「変装」「チェイス」「スティール」などお馴染みの調査アクションも行うことになる。操作自体は八神と同じだが、例えばチェイスでは力業で人をどかす、スティールではこっそり近づいた相手を思いっきり殴って気絶させるなど、海藤らしい演出が加わっている。「八神はスマートにああしてたけど、海藤ならこうするよな」と思わず笑ってしまったシチュエーションも、DLCならではの魅力だ。
バトルでは殴り込みをそっくりそのまま体現した「カチコミ」と、体を張って敵を排除する「テッパン」という2つのスタイルを切り替えていく。攻めに徹したいときは、強引に隙を作りだす「ハジキ」や攻撃を受けてから殴り返す「根性反撃」などを備えたカチコミ、多勢に無勢の状態に陥った際はあらゆる方向から敵の攻撃をガードする「テッパンガード」や、オブジェクトを即座に掴んで利用できる「即武器攻撃」などのテッパンを使うとより優位に戦えそうなイメージだ。なかでもテッパンガードで敵のラッシュをうまく受け流しきった時の爽快感などは、八神では味わえない手応えだった。
どちらにも共通しているのが、スタイリッシュでスマートに敵を撃破していく八神とは違い、とにかく全力で敵をなぎ倒す姿勢。「EXアクション」でもバイクを持ち上げて投げつけたり、「EXブースト」では風を切る派手な効果音と共に嵐のような暴れ方で敵を葬り去ったりと、タフネスさを全面に押し出している。また本編と同様に入手したSp(スキルポイント)を使い、新たなEXアクションも習得できる。どれも威勢がよく、使っていて気持ちがいいこと間違いなしだ。
ネタバレになるので詳細は語れないが、この「海藤正治の事件簿」は八神が主人公の「ジャッジアイズ」シリーズらしさはしっかり押さえつつ、色々な意味で「これは八神ではできなかっただろうな」といった要素がふんだんに詰め込まれている。本編をとことん遊びつくしたファンこそ、ぜひこのDLCもプレイしてほしい。
ダウンロードコンテンツ「海藤正治の事件簿」商品概要
対応機種:PlayStation 4、PlayStation 5、Xbox One、Xbox Series X|S
配信日:2022年3月28日(月)配信予定
希望小売価格:3,000円(税込3,300円)
※「海藤正治の事件簿」をご利用いただくには、別売りの製品版のご購入が必要です。
※デジタルデラックスエディション、オールインワン・シーズンパスをすでにご購入の方は、配信後にTOP画面からプレイが可能となります。
(C)SEGA
※画面は開発中のものです。
本コンテンツは、掲載するECサイトやメーカー等から収益を得ている場合があります。





























































