バンダイナムコエンターテインメントは4月2日・3日の2日間、「アイドルマスター シンデレラガールズ」10周年を記念したツアーのファイナル公演「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND!!!」を開催。ここでは、4月2日のDAY1の模様をお届けする。

目次
  1. DAY1出演者(敬称略)
  2. セットリスト

2021年10月の福岡公演、11月の千葉公演、12月の愛知公演、2022年1月のトロピカル公演(無観客有料生配信)と巡ってきたシンデレラ10周年ツアー。そのファイナル公演の舞台はベルーナドーム(旧名称:メットライフドーム、西武ドーム)。出演者を事前に発表せずオールシークレットで行うことが話題となった本公演だが、蓋を開けてみれば、なんと49人の出演者がこれまでのライブを振り返りつつ全50曲を披露する驚愕の内容であった。

なお、本公演の配信チケットは2022年4月11日12:00まで販売しており、DAY1/DAY2とも2022年4月4日18:00~4月11日23:59(予定)の期間にアーカイブ視聴することが可能となっている。

DAY1出演者(敬称略)

大橋彩香(島村卯月役)、藍原ことみ(一ノ瀬志希役)、朝井彩加(早坂美玲役)、五十嵐裕美(双葉杏役)、大空直美(緒方智絵里役)、大坪由佳(三村かな子役)、佐倉薫(黒埼ちとせ役)、下地紫野(中野有香役)、関口理咲(白雪千夜役)、髙野麻美(宮本フレデリカ役)、種﨑敦美(五十嵐響子役)、津田美波(小日向美穂役)、都丸ちよ(椎名法子役)、中島由貴(乙倉悠貴役)、藤本彩花(棟方愛海役)、三宅麻理恵(安部菜々役)、福原綾香(渋谷凛役)、青木志貴(二宮飛鳥役)、青木瑠璃子(多田李衣菜役)、飯田友子(速水奏役)、今井麻夏(佐々木千枝役)、桜咲千依(白坂小梅役)、鈴木みのり(藤原肇役)、高橋花林(森久保乃々役)、田辺留依(荒木比奈役)、千菅春香(松永涼役)、東山奈央(川島瑞樹役)、長島光那(上条春菜役)、渕上舞(北条加蓮役)、村中知(大和亜季役)、森下来奈(鷹富士茄子役)、ルゥティン(塩見周子役)、原紗友里(本田未央役)、赤﨑千夏(日野茜役)、金子有希(高森藍子役)、神谷早矢佳(南条光役)、木村珠莉(相葉夕美役)、鈴木絵理(堀裕子役)、伊達朱里紗(難波笑美役)、花井美春(村上巴役)、原優子(向井拓海役)、春瀬なつみ(龍崎薫役)、深川芹亜(喜多日菜子役)、松嵜麗(諸星きらり役)、松田颯水(星輝子役)、杜野まこ(姫川友紀役)、安野希世乃(木村夏樹役)、山下七海(大槻唯役)、佳村はるか(城ヶ崎美嘉役)

時間となり、スクリーンにはいつものようにアシスタントの千川ちひろさんが登場。今回はシルエットではなく、しっかりと顔を出している。そして、謎に包まれていた今回のライブの楽しみ方として、事前に実施した楽曲アンケート企画「My Best Cinderella Songs」の上位30曲を2日間で披露すること、2日間は全く違うコンセプトであること、この日披露する楽曲数が50曲であることを明かす。これには感染症対策のため声は出せなかった会場のプロデューサーからも、思わずどよめきが起こっていた。

しかも、開演を告げるちひろさんの声はいつも以上に熱が帯びており、シルエットでないことからしても、生で話しているのかな? それならさらなるサプライズもあるのでは? と思わせてくれるものであった。

そんな様々な期待の空気が充満する中、シンデレラ10周年ツアーのこれまでのダイジェストも加えたオープニングムービーが流れ、ステージにお城に姿を現したのは……大橋さん、ただひとり。

大橋さんが身にまとっていたのは、記念すべき1stライブで着ていた衣装。その姿に感動を覚えたプロデューサーもいたことだろう。そして、「お~ねがい~シンデレラ~♪」と「お願い!シンデレラ」をアカペラで歌い出し、10年間で成長した美しい歌声がドームに響き渡る。ワンフレーズ歌ったあと、プロデューサーに呼びかけようとした大橋さんがちょっと噛んでしまったのはご愛嬌。素敵な笑顔を浮かべて、10周年のライブを振り返るDAY1公演の開演を宣言した。

最初に振り返るライブは、周年ライブの始まりとなる1stライブだ。

「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 1stLIVE WONDERFUL M@GIC!!」
2014年4月5日・6日/舞浜アンフィシアター

まずは、大橋さんと同じく1stライブの衣装を着た原紗友里さんが「ミツボシ☆☆★」を元気いっぱいに披露すると、会場はオレンジのペンライトが光る。みんなのパッションはこんなもんか、とプロデューサーたちを煽る原紗友里さんは、嬉しそうな表情だ。ちなみに、「お願い!シンデレラ」からの「ミツボシ☆☆★」という流れは、1stライブの1曲目(1stライブでは出演者全員で歌唱)と2曲目と同じであるのも嬉しい構成だろう。

さらに、大橋さん、福原さん、原紗友里さんが「My Best Cinderella Songs」第8位となった「ススメ☆オトメ ~jewel parade~」を歌い始める。1stライブでは両日ともラストの「お願い!シンデレラ」の前に披露されたこの曲。2番になると、1stライブの出演者である五十嵐さん、大坪さん、津田さん、三宅さん、青木瑠璃子さん、桜咲さん、赤﨑さん、松嵜さん、佳村さんが加わって披露したのも感慨深い瞬間だった。

続いては、その2年半後に開催された4thライブへ。4thライブは会場や開催日によって、多彩なお城(Castle)が登場しており、ここではそのうちのひとつを振り返っていく。

「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story」
さいたまスーパーアリーナ公演DAY1“Brand new Castle”
2016年10月15日

4th ライブの特徴のひとつとして、全員が同じ衣装ではなく、それぞれアイドルの個別衣装を着用していたことがある。今回も個性豊かな衣装を着た下地さん、村中さん、木村さん、杜野さんが登場し、「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」(以下、「デレステ」)1周年を記念して誕生した楽曲「BEYOND THE STARLIGHT」を披露。4人とも弾むようなステップで、楽しい気持ちが伝わってくる。

続けて、千菅さん、長島さん、金子さんが「Snow Wings」を歌い上げる。「Brand new Castle」では出演者全員で披露したのも印象的だったが、今回の3人もとてもいい表情を浮かべ、当時よりも一段と成長したパフォーマンスを見せていた。

シンデレラガールズのライブは国内だけではない。次は初の海外公演となった記念すべきライブから楽曲を披露。

「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS Initial Mess@ge」
2018年4月7日・8日/台湾 台北國際會議中心TICC

その公演の本編ラストの「メッセージ」を大坪さんと青木瑠璃子さんが、アンコールの「Vast world」を五十嵐さん、大空さん、桜咲さん、鈴木絵理さん、松嵜さんが披露。「メッセージ」での2人からの手紙がみんなに届けられる演出や、「Vast world」の間奏での鈴木絵理さんと大空さんの呼びかけなども見どころとなっていた。

冒頭からの怒涛のステージは、いったんクールダウンタイムへ。スクリーンに前川みくと市原仁奈が登場して、出演者のMCの代わりに2人らしいセリフや可愛い口調でここまでを振り返っていき、クールダウンしたところで次のブロックへ。

次に振り返ったのは、「デレステ」3周年記念イベント。

「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS SS3A Live Sound Booth♪」
2018年9月8日・9日/ヤマダグリーンドーム前橋

まずは、「My Best Cinderella Songs」第23位の「クレイジークレイジー」を藍原さんと髙野さんが披露。力強くも切ない、雰囲気たっぷりの歌声と表情がみんなを魅了していく。三宅さん、森下さん、神谷さん、深川さんの「Trust me」は、曲中のテンポチェンジやラップも面白く、三宅さんの叫びに呼応してステージには炎も吹き上がった。

ちなみに、3周年記念イベントでの「Trust me」は森下さん、神谷さん、深川さんの3人での披露しており、三宅さんはイベント自体に未出演。ただ、この曲は本来「第7回シンデレラガール総選挙」上位メンバーによる楽曲であり、キュート属性1位が安部菜々だったわけで、それを考えると嬉しい組み合わせと言えるだろう。

続いては、今回と同じ会場(当時の名称はメットライフドーム)およびナゴヤドーム(現:バンテリンドーム ナゴヤ)での計4公演で“四季”を巡っていった6thライブ。

「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 6thLIVE MERRY-GO-ROUNDOME!!!」
2018年11月10日・11日/埼玉・メットライフドーム
2018年12月1日・2日/愛知・ナゴヤドーム

それを再現するかのように、「HARURUNRUN」(大坪さん、藤本さん、杜野さん)で会場に満開の桜が咲き、「銀のイルカと熱い風」(今井さん、原優子さん、山下さん)では恋が始まった熱い夏、「秋めいて Ding Dong Dang!」(朝井さん、都丸さん、金子さん)でさまざまな表情を見せる秋空と恋心、「Snow*Love」(津田さん、中島さん、鈴木絵理さん)は雪の花が降る中での恋するドキドキを描き出していく。

そして、この公演を象徴した「Starry-Go-Round」を12人で披露。みんな笑顔いっぱいであり、掛け声に合わせてプロデューサーたちは手を振って一緒に盛り上がっていた。

小早川紗枝と城ヶ崎莉嘉による振り返りMCを挟み、次は7thライブツアーより「Comical Pops!」へ。

「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Comical Pops!」
2019年9月3日・4日/幕張メッセ国際展示場 9-11ホール

7thライブツアーは各会場を「Comical Pops!」「Funky Dancing!」「Glowing Rock!」と題して、それぞれの特徴を色濃く出した公演。ここでは、その名の通りコミカルでポップな雰囲気の「Comical Pops!」から、まずは五十嵐さん、下地さん、神谷さん、伊達さん、松嵜さんが軽快に「comic cosmic」を披露。プロデューサーたちをさらに盛り上げていく。

そして、「My Best Cinderella Songs」第19位であり、ゆずの北川悠仁さんが作詞・作曲を手がけたことでも話題となった「無重力シャトル」を都丸さん、三宅さん、森下さん、春瀬さん、杜野が歌い上げる。北川さんらしいメロディラインや言葉の紡ぎはいつ聴いても心地いい。

時計の針は再び戻り、今度は2014年の2ndライブ。

「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 2ndLIVE PARTY M@GIC!!」
2014年11月30日/代々木競技場 第一体育館

オルゴールの音色が流れ、「オルゴールの小箱」をオリジナルメンバーのうちの2人、桜咲さんと東山さんが美しいハーモニーで響かせる。2人の艶やかさのある歌声と可愛い歌声がよくマッチしていた。ちなみに、2ndライブではトライアドプリムスの3人(福原さん、渕上さん、松井恵理子さん)でこの曲を歌っていたのも新鮮だった。

続く「Nation Blue」も2ndライブでの歌唱メンバーとは違う、五十嵐さん、金子さん、鈴木絵理さんが披露。伸びやかで力強い歌声で新たな魅力を見せていく。むしろ、当時はこの曲を先ほどの桜咲さんと東山さん(に青木瑠璃子さんと上坂すみれさんを加えた4人)が歌っていたのも面白い。

次はどのライブだろうと思っていたところに、軽快な声とともにDJ KOOさんの画像と音声がサプライズで登場。となれば、次のメモリアルライブはもちろん、7thライブツアーの中でDJ KOOさんが話題をさらったあの公演だ。

「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Funky Dancing!」
2019年11月9日・10日/ナゴヤドーム

DJ KOOさんが「相棒、DJぴにゃ頼んだぜ」と呼びかけ、大空さん、中島さん、藤本さん、深川さん、松嵜さん、杜野さんとともにDJ KOOさんも姿を現す。そんなメンバーで「ミラーボール・ラブ」を披露してドームは一瞬にしてオシャレでファンキーな空間に。

続けて飯田さんが「My Best Cinderella Songs」第26位の「Hotel Moonside」で、クールかつセクシーに自分の世界へと変えていくと、2番ではサイバーグラスの2人(田辺さんと長島さん)がメガネ姿で加わり、さらに雰囲気たっぷりに披露していく。

藍原さんと青木志貴さんによる「バベル」(「My Best Cinderella Songs」第25位)は格好良さ全開。歌声はもちろん、指の動きから表情まで全てで見るものを引き込んでいく。そして、「My Best Cinderella Songs」第2位だったのが「さよならアンドロメダ」。待望のオリメン(福原さん、高橋さん、村中さん)でのステージが実現した。美しいメロディにのせた3人それぞれの美声や声の重なりはうっとりするほどであり、集まって腕を掲げシーンも感動的だった。

ここで、ハーフタイムとして3塁ベンチ前に姿を見せたのは、千川ちひろ役の佐藤利奈さん。黒ぴにゃこら太とピンクぴにゃこら太と一緒に1塁ベンチ前へと散歩しながら、配信のコメントを拾ったり、「My Best Cinderella Songs」で登場した楽曲を振り返ったりしていく。佐藤さんは、アイドルたちの姿を見ると泣きそうになってしまうのだとか。

ライブは後半戦に突入。次に振り返るメモリアルライブは、4thライブの中から神戸ワールド記念ホールで開催された「Starlight Castle」。

「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story」Starlight Castle
2016年9月3日・4日/神戸ワールド記念ホール

披露されたのは「ハイファイ☆デイズ」と「純情Midnight伝説」。歌って欲しい人を決める投票企画の対象曲として覚えている人もいるだろう。今回は全員勢揃いではないにせよ、どちらもオリジナルメンバーでの歌唱であり、まずは今井さんと春瀬さんによる「ハイファイ☆デイズ」。元気にはしゃいで、ジャンプする姿も可愛いさいっぱいだ。

「純情Midnight伝説」は千菅さん、村中さん、原優子さんがスタンドマイクを使って熱さ全開に披露。そして、2番になり「なつきちー!」と叫ぶとステージに登場したのは安野さん。この演出は「Starlight Castle」のDAY1を彷彿とさせるもので、当時の感動が蘇る。歌声はさらにパワーアップし、プロデューサーたちのクラップも熱がこもっていった。

続いては、その1年前に開催された3rdライブ。

「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 3rdLIVE シンデレラの舞踏会 - Power of Smile -」
2015年11月28日・29日/幕張メッセ国際展示場 展示ホール9-11

まずは、「Trancing Pulse」を福原さんと渕上さんが美しくクールに、力強く歌い上げる。トライアドプリズムのもうひとりである松井さんのパートは2人で担当しており、青く染まった会場に響く気持ちのこもった歌声が心を貫くようだった。

そのまま、今度はステージの光やペンライトが夕日に染まり、髙野さん、東山さん、金子さん、杜野さんが「夕映えプレゼント」を暖かく包み込むような歌声で披露。楽曲が披露されたのは18時を過ぎて夕方から夜へと差し掛かる時間であり、雰囲気もたっぷりだ。

そして、オンライン開催とはなったものの、ARを駆使した映像も話題となった2021年初頭のライブへ。

「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS Broadcast & LIVE Happy New Yell !!!」
2021年1月9日・10日/ASOBISTAGE

この公演での和装をモチーフとした衣装は、多くの衣装が次々出てくる中でもやはり特徴的。その衣装で披露されたのは、鈴木みのりさんによる「My Best Cinderella Songs」第28位の「あらかねの器」。ライブで披露されるたびに、その歌唱力と表現力が話題となる鈴木みのりさんだが、今回もドームいっぱいに広がる歌声や紡がれる世界観は圧倒的だった。

その雰囲気を一転させたのは、桜咲さんと松田さんによる「オレンジタイム」。可愛くポップに歌う2人は表情やしぐさも可愛く、プロデューサーたちの頬を緩ませていた。

新田美波、アナスタシア、櫻井桃華の3人による振り返りに続いて、「次はあの懐かしいアイテムを持って登場してくれます」と紹介された5thライブツアーへ。

「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5thLIVE TOUR Serendipity Parade!!!」
2017年5月13日・14日/宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ
2017年5月27日・28日/石川・石川県産業展示館・4号館
2017年6月9日・10日/大阪・大阪城ホール
2017年6月24日・25日/静岡・エコパアリーナ
2017年7月8日・9日/千葉・幕張メッセ イベントホール
2017年7月29日・30日/福岡・西日本総合展示場 新館
2017年8月12日・13日/埼玉・さいたまスーパーアリーナ

暗闇に浮かび上がったお城の扉から、フラッグを手にしたメンバーとDJぴにゃが登場する。5thライブツアーのオープニングでも見せたフラッグパフォーマンスを再現すると、このパートでは「Serendipity Medley!!!」と題したメドレーを展開。

「Serendipity Medley!!!」は5thライブツアーのラストを飾った、さいたまスーパーアリーナ公演でも行われたもの。披露された楽曲や歌唱メンバーは違うものの、当時と同じように「○○による」といった言葉が楽曲タイトルにつけられており、その意外性は新鮮な魅力を生み出していた。

今回は五十嵐さん、松嵜さん、DJぴにゃによる「あん☆きらによる『モーレツ★世直しギルティ!』」を皮切りに、「加蓮が体力の限り歌う『毒茸伝説』」では、その名の通り加蓮(渕上さん)が普段は見せないようなステージングで沸かせていく。朝井さん、下地さん、都丸さん、中島さん、伊達さん、DJぴにゃが披露したのは、伊達さん演じる難波笑美の姿が目に浮かぶ「なんぼでも笑える『なんどでも笑おう』」。こうした遊び心も楽しい。

さらに、「My Best Cinderella Songs」第7位の「Secret Daybreak」を、「絆の『Secret Daybreak』」として飯田さん、鈴木みのりさん、千菅さんが格好良く披露すれば、今度はスクリーンに19人のアイドルが登場して「仲間たちと友情の『We're the friends!』」を歌い上げていく。

そして、P.C.Sの3人(大橋さん、種﨑さん、津田さん)は「ラブレター」を可愛く軽快に披露。ドームの天井には光でラブレターが映し出され、ハートがいっぱい飛び出していた。ポジティブパッション(原紗友里さん、赤﨑さん、金子さん)はユニット名の通りパッション全開の「情熱ファンファンファーレ」で賑やかなステージをみせ、みんなのテンションがますます上げていく。

ルゥさんと木村さんは「周子・夕美による『不埒なCANVAS』」をオシャレで切なく歌い上げる。「不埒なCANVAS」は「My Best Cinderella Songs」第12位であり、人気曲にみんな酔いしれていた。

続けて、「星環世界」「かぼちゃ姫」「トロピカルガール」を、「3 LAND MEDLEY」として次々と披露。この3曲はシンデレラ10周年ツアーの「CosmoStar Land」「MerryMaerchen Land」「Tropical Land」公演の1曲目として、ステージを彩っていたのも記憶に新しいところだろう。

ブルーナポレオンの今井さん、田辺さん、東山さん、長島さんは「咲いてJewel」を披露。ブルーナポレオンのもうひとりのメンバー、松本沙理奈がスクリーンに登場した演出も嬉しい。そして、ラストは「Serendipityなメンバーによる『Shine!!』」。スクリーンには多数のアイドルたちが登場し、ステージ上のメンバーと一緒に華々しくメドレーを締めくくった。

佐久間まゆ、水本ゆかり、上田鈴帆によるMCから、ここまで40曲を披露してきたファイナル公演DAY1もいよいよ終盤戦へ。

「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Glowing Rock!」
2020年2月15日・16日/京セラドーム大阪

生バンドも印象的だった7thライブツアーの「Glowing Rock!」公演。当時と同様に、ここからはなんとシンデレラバンドによる生演奏で楽曲たちを披露していった。まずは、関口さん、種﨑さん、青木瑠璃子さん、千菅さん、村中さん、松田さん、安野さんがスタンドマイクを使い、「Glowing Rock!」のために制作された楽曲「Unlock Starbeat」を熱唱。真っ赤に染まった会場は炎も吹き上がり、熱気がどんどん上昇していく。

鈴木みのりさん、森下さん、ルゥさん、花井さんは「My Best Cinderella Songs」第28位に選ばれた「美に入り彩を穿つ」を披露。和の雰囲気のある生演奏は格好良く、ハイスピードで畳み掛けていく。特に森下さんの迫力は印象に残るものだった。

「My Best Cinderella Songs」第29位は「Trinity Field」。先ほども息のあったところを見せてくれた福原さんと渕上さんが、力強い歌声を響かせる。ドームの天井には三角形が浮かび上がり、向かい合って歌うところは、相手を認め信頼しているような感じがして素敵な瞬間だった。

続いては「Fascinate」。真っ赤に染まった会場に響く佐倉さんと関口さんの歌声、そして相手を魅了せんとする目線はゾクゾクする。さらに熱いステージを見せたのが「Lunatic Show」だ。歌い始めたのはオリジナルメンバーである桜咲さんと松田さんだったが、途中から東山さん、花井さん、安野さんも加わり、より重厚な調べに。ステージのお城も真紅にライティングされる瞬間があり、その世界にみんなをいざなっていた。

「まだまだいくぞー!まだまだいけるかー!」との煽りから、朝井さん、高橋さん、田辺さん、森下さん、神谷さん、松田さんはこれでもかと言わんばかりに「∀NSWER」を畳み掛けていく。この曲は「My Best Cinderella Songs」で第20位にランクイン。

そして、ここから「My Best Cinderella Songs」にランクインした楽曲を立て続けに披露していった。第9位は「EVERMORE」。ステージに登場した10人は、1stライブの衣装、2ndライブの衣装……とそれぞれ違った衣装を着ていたのも感慨深い。5周年記念楽曲であるこの曲の〈先へ 先へ 夢の先へ 進んでゆくと誓うよ〉の歌詞は10周年でも気持ちは今も同じ。そんな思いが彼女たちから伝わってきた。

最後に振り返るライブは、4thライブで特にアニメの楽曲が歌われたその名も“346 Castle”。

「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story」
さいたまスーパーアリーナ公演DAY2“346 Castle”
2016年10月16日

生バンドはそのままに、new generationsの3人(大橋さん、福原さん、原紗友里さん)による「流れ星キセキ」(「My Best Cinderella Songs」第27位)は美しいハーモニー。ここからラストにかけては、10周年の想いを込めて「シンデレラ・コレクション」を着用しており、ドームの天井には3色の流れ星が煌めく。3人が向き合って手を差し伸べて歌う姿も胸に来るものがあった。

そして、本編ラストは「My Best Cinderella Songs」第6位にランクインした「M@GIC☆」を、東山さんをセンターとした17人で披露。ここまで走り抜けてきたがんばり屋のシンデレラたちが紡ぐ魔法の時間、それが結実した最高の瞬間となった。

アンコールでは、ちひろさんからのメッセージや業務連絡(告知)に続き、拍手に迎えられた大橋さん、福原さん、原紗友里さんが再登場。ダンサーやバンドメンバーを紹介して、この日登場した出演者が全部で49人だったことが明かされると、プロデューサーたちはどよめいていた。そのメンバーがステージに勢揃いして披露した10周年記念曲「EVERLASTING」はまさに圧巻の光景。ドームだからこそ実現した夢のステージでDAY1の幕を閉じた。

DAY2はDAY1とは全く異なる内容になる。それはきっと、さらなる驚きと感動を見せてくれることだろう。

セットリスト

00. 【OPENING】お願い!シンデレラ/大橋彩香
01. ミツボシ☆☆★/原紗友里
02. ススメ☆オトメ ~jewel parade~/大橋彩香、福原綾香、原紗友里、五十嵐裕美、大坪由佳、津田美波、三宅麻理恵、青木瑠璃子、桜咲千依、赤﨑千夏、松嵜麗、佳村はるか
03. BEYOND THE STARLIGHT(Long Intro Ver.)/下地紫野、村中知、木村珠莉、杜野まこ
04. Snow Wings/千菅春香、長島光那、金子有希
05. メッセージ(Short Ver.)/大坪由佳、青木瑠璃子
06. Vast world/五十嵐裕美、大空直美、桜咲千依、鈴木絵理、松嵜麗
07. クレイジークレイジー/藍原ことみ、髙野麻美
08. Trust me/三宅麻理恵、森下来奈、神谷早矢佳、深川芹亜
09. HARURUNRUN(Short Ver.)/大坪由佳、藤本彩花、杜野まこ
10. 銀のイルカと熱い風(Short Ver.)/今井麻夏、原優子、山下七海
11. 秋めいて Ding Dong Dang!(Short Ver.)/朝井彩加、都丸ちよ、金子有希
12. Snow*Love(Short Ver.)/津田美波、中島由貴、鈴木絵理
13. Starry-Go-Round/大坪由佳、藤本彩花、杜野まこ、今井麻夏、原優子、山下七海、朝井彩加、都丸ちよ、金子有希、津田美波、中島由貴、鈴木絵理
14. comic cosmic/五十嵐裕美、下地紫野、神谷早矢佳、伊達朱里紗、松嵜麗
15. 無重力シャトル/都丸ちよ、三宅麻理恵、森下来奈、春瀬なつみ、杜野まこ
16. オルゴールの小箱/桜咲千依、東山奈央
17. Nation Blue/五十嵐裕美、金子有希、鈴木絵理
18. ミラーボール・ラブ/大空直美、中島由貴、藤本彩花、深川芹亜、松嵜麗、杜野まこ、DJぴにゃ
19. Hotel Moonside/飯田友子、田辺留依、長島光那
20. バベル/藍原ことみ、青木志貴
21. さよならアンドロメダ/福原綾香、高橋花林、村中知
MC. ハーフタイム/佐藤利奈、黒ぴにゃこら太、ピンクぴにゃこら太
22. ハイファイ☆デイズ(Short Ver.)/今井麻夏、春瀬なつみ
23. 純情Midnight伝説(Long Intro Ver.)/千菅春香、村中知、原優子、安野希世乃
24. Trancing Pulse/福原綾香、渕上舞
25. 夕映えプレゼント/髙野麻美、東山奈央、金子有希、杜野まこ
26. あらかねの器/鈴木みのり
27. オレンジタイム/桜咲千依、松田颯水
【OVERTURE】Serendipity Parade!!!/朝井彩加、下地紫野、津田美波、都丸ちよ、中島由貴、青木志貴、飯田友子、今井麻夏、長島光那、伊達朱里紗、春瀬なつみ、DJぴにゃ
28. あん☆きらによる「モーレツ★世直しギルティ!」/五十嵐裕美、松嵜麗、DJぴにゃ
29. 加蓮が体力の限り歌う「毒茸伝説」/渕上舞、DJぴにゃ
30. なんぼでも笑える「なんどでも笑おう」/朝井彩加、下地紫野、都丸ちよ、中島由貴、伊達朱里紗、DJぴにゃ
31. 絆の「Secret Daybreak」/飯田友子、鈴木みのり、千菅春香
32. 仲間たちと友情の「We're the friends!」
33. ラブレター/P.C.S(大橋彩香、種﨑敦美、津田美波)
34. 情熱ファンファンファーレ/ポジティブパッション(原紗友里、赤﨑千夏、金子有希)
35. 周子・夕美による「不埒なCANVAS」/ルゥティン、木村珠莉
36. 3 LAND MEDLEY「星環世界」/青木志貴、飯田友子、鈴木絵理、都丸ちよ、春瀬なつみ、深川芹亜、中島由貴、鈴木みのり、伊達朱里紗
37. 3 LAND MEDLEY「かぼちゃ姫」/青木志貴、飯田友子、鈴木絵理、都丸ちよ、春瀬なつみ、深川芹亜、中島由貴、鈴木みのり、伊達朱里紗
38. 3 LAND MEDLEY「トロピカルガール」/青木志貴、飯田友子、鈴木絵理、都丸ちよ、春瀬なつみ、深川芹亜、中島由貴、鈴木みのり、伊達朱里紗
39. 咲いてJewel/ブルーナポレオン(今井麻夏、田辺留依、東山奈央、長島光那)
40. Serendipityなメンバーによる「Shine!!」/朝井彩加、下地紫野、津田美波、今井麻夏、田辺留依、東山奈央、長島光那、赤﨑千夏、金子有希、木村珠莉、原優子、山下七海、佳村はるか
41. Unlock Starbeat/関口理咲、種﨑敦美、青木瑠璃子、千菅春香、村中知、松田颯水、安野希世乃
42. 美に入り彩を穿つ/鈴木みのり、森下来奈、ルゥティン、花井美春
43. Trinity Field(Long Ver.)/福原綾香、渕上舞
44. Fascinate/佐倉薫、関口理咲
45. Lunatic Show/桜咲千依、松田颯水、東山奈央、花井美春、安野希世乃
46. ∀NSWER/朝井彩加、高橋花林、田辺留依、森下来奈、神谷早矢佳、松田颯水
47. EVERMORE/藍原ことみ、大坪由佳、佐倉薫、関口理咲、中島由貴、長島光那、渕上舞、村中知、鈴木絵理、山下七海
48. 流れ星キセキ/大橋彩香、福原綾香、原紗友里
49. M@GIC☆/朝井彩加、下地紫野、種﨑敦美、都丸ちよ、青木志貴、鈴木みのり、高橋花林、千菅春香、東山奈央、森下来奈、金子有希、木村珠莉、伊達朱里紗、花井美春、原優子、春瀬なつみ、深川芹亜
<ENCORE>
50. EVERLASTING/THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS

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