KONAMIが2022年4月21日に発売予定のPS4/Nintendo Switch用ソフト「eBASEBALLパワフルプロ野球2022」(以下、「パワプロ2022」)。その発売に先駆けて本作のメディア体験会が行われた。
「パワフルプロ野球(パワプロ)」シリーズ最新作となる本作では、新たなオンライン対戦モード「パワパーク」が登場。サクセス、パワフェス、栄冠ナインなどで作成したオリジナル選手を入場させてチームを組んで、アトラクションや限定ミッションに挑戦することができる。アトラクションは発売時にプレイできる「寿司サバイバル」のほか、アップデートによって拡張されていく。
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| 全国のプレイヤーの作ったチームのデータと、手軽に出番試合が楽しめる「寿司サバイバル」。 |
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| 「パワフル・ロワイアル」は、64チームがリアルタイムマッチングで試合を行うアトラクション。 |
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| 「パワコロ・コロシアム」では、えんぴつに変換したオリジナル選手を転がして戦う。 |
上記のモードはオンライン専用のモードとなるため、残念ながら今回のメディア体験会ではプレイできなかったものの、それでもシリーズ史上最大級のボリュームと謳っている通り、「サクセス」「パワフェス」「栄冠ナイン」といった定番モードだけでもお腹いっぱいになるほどだった。ここでは、それらをプレイした中で筆者が特に印象的だったポイントを中心にゲームの魅力を紐解いていく。
高校を舞台に育成のバリエーションが魅力の「サクセス」モード
今回の「サクセス」モードでは、「パワフル高校 ライバルズ」編、「熱血きらめき アオハル学園」編、「千将高校 君がキャプテンだ!」編の3つのシナリオと、手軽に育成できる「サクサクセス」がプレイできる。
メディア体験会の時間内で筆者がプレイできたのは「パワフル高校 ライバルズ」編と「千将高校 君がキャプテンだ!」編。それぞれ特色のある内容となっていたので、プレイフィールとともに紹介しよう。
「パワフル高校 ライバルズ」編では、主人公はパワフル高校に通う野球が大好きな高校生で、甲子園、そしてプロ野球選手を目指している。ある日、偶然にも名門あかつき大附属のエース・猪狩守と出会うのだが、全く相手にされなかったことでライバル心に火のついた主人公は、甲子園の思いをさらに強くすることになる。
本シナリオの特徴は、猪狩守や友沢亮、早川あおいなど、これまでのサクセスを彩ってきたライバルが登場する、歴代「パワフル高校」のエピソードを3世代に分けて多数収録している点だ。今回は初めてのプレイだったため「永遠のライバル編」への1本道となっていたが、未クリアのルートを一度クリアすることで、新しいルートに分岐できる選択肢が出現し、異なる3つのルートを選択できるようになる。それぞれのルートでどのようなシナリオが楽しめるのかにも期待したいところだ。
また、本作では猪狩守をはじめとしたキャラクターのリアクションボイスが新たに用意されているのもポイント。今まで想像するだけだったキャラクターのボイスを聴くことで、よりシナリオへの没入感を深めている。
育成のポイントなどはサクセスとしてはオーソドックスなもので、そこにライバルの存在が機能していくというイメージで問題ないと思うのだが、個人的に面白いなと感じたのが育成開始時に与えられた経験点を使用して、初期能力を設定できる点。近作では初期能力はフラットで、そこに各経験点を割り当てるイメージだったので、今回の仕様であればより能力を尖らせた状態でスタートすることができそうだ。
サクセスの中でも異色となる「千将高校 君がキャプテンだ!」編は、夏の甲子園が終わり、新チームが指導する9月のタイミングでキャプテンに指名されたところから始まる、1年毎に世代を引き継ぎ、いつまでもプレイできるシナリオとなっている。
毎年甲子園を目指しながらプレイを続けるというゲームサイクルは栄冠ナインに似た部分もあるが、栄冠ナインが監督としてのプレイであるのに対して、本シナリオはキャプテンを後輩に継承していくという、選手目線でのプレイである点が特徴だ。
その特徴はゲームシステムにも表れており、キャプテン(プレイヤーが育成する選手)を中心に周囲をほかのチームメイトやマネージャーで囲う「キャプテンサークル」が最たるものだ。配置した部員やマネージャーが持つポテンシャルによって、さまざまなボーナスやスキルが発生するほか、強化練習を設定することでその練習での経験値にボーナス効果が付くとともに、サークルメンバーが集まりやすくなる。
サークルへのチームメイトやマネージャーの追加、強化練習の指定などにはCP(キャプテンシーポイント)が必要となる。また、練習コマンドにいるチームメイトやマネージャーにはニーズやトラブルが表示されていることがあり、それらにキャプテンとして関与することで、より円滑なプレイが可能となる。今回プレイした範囲では細かな部分までを確認するには至らなかったが、純粋な選手育成というよりはチーム全体としてどのように立ち回るかが求められてきそうだ。
そのほか、残念ながら今回はプレイする時間をとれなかった「熱血きらめき アオハル学園」編は、その学校名の通り、“青春”をキーワードに「熱血FEVER」(経験点)、「きらめきFEVER」(コツ)、「アオハルFEVER」(両方)を作り出すことで育成を有利に進められる、こちらも高校野球ならではのアプローチで楽しめるシナリオとなっている。こちらもほかのシナリオとはまた違ったかたちで楽しめそうだ。
「パワフェス」「栄冠ナイン」もパワーアップ!
サクセス以外のモードも、基本的な要素は踏襲しつつもパワーアップしている。その中から今回の先行プレイで体験できた「パワフェス」「栄冠ナイン」について触れていく。
タイトルごとにさまざまな要素が追加されてきた「パワフェス」だが、本作では宇宙開発企業が主催となり、二大会同時開催となる。そして、シリーズ初となる女性の実況アナ「轟ハルカ」が登場するのも見どころの一つ。
2つの大会それぞれで参加しているチームが異なり、登場キャラクターはシリーズ最多となる300人以上。今回はシリーズの垣根を越えて、「パワポケ」からの登場キャラクターも参戦する。
「パワフェス」では試合に勝利することで相手チームの選手を仲間にできるが、チームによってポジションの偏りなどが発生することもあるなど、チーム編成上難しい部分もあった。しかしながら、本作では試合の白熱度によって視聴率を獲得することで、さらなる仲間をスカウトする機能が新たに用意されている。散策によってチームに所属していないキャラと出会えるスカウトイベントもあり、よりチーム編成の幅が広がったイメージだ。
また、高校野球の監督として練習の指示や試合の采配を行ってチームを甲子園優勝に導く「栄冠ナイン」では、新たに「秋の全国大会」が追加される。11月に神宮球場で行われる同大会には、秋の地区大会を優勝することで参加できるとのこと。新チームになってすぐの大会ということもあり勝ち抜くのは簡単ではなさそうだが、チームを強化する絶好の機会にもなってきそうだ。
そのほかにも、マネージャーが毎年入部するようになったり、組み合わせ抽選会に参加できるようになったり、選手の能力が大幅に上昇する「覚醒」イベントが追加になったりと、幅広い調整が加えられている。練習でどれだけ能力が上がったか分かる「成長レポート」の追加や、イベント画面の進行速度のテンポアップと、プレイヤーとして嬉しい要素も盛り込まれている。
プロ野球2022年度の最新選手データはもちろん、特殊能力のバリエーションにも注目
「パワプロ」を遊ぶ上で気になるものの一つが、プロ野球選手の能力。本作でも2022年度の最新選手データが反映されている。すでに活躍を見せ始めている期待のルーキーや新外国人選手などが「パワプロ2022」ではどのような能力になっているのかはぜひ注目してほしいポイントの一つだ。
また、本作でもOB選手は多数収録されているが、目玉になるのがイチローさんの収録だろう。日本での最終年度である2000年当時の成績がベースになっているのはその能力からも想像できるが、特殊能力「渾身の決勝打」はまさにイチローさんが2009年のWBCで見せたあの決勝打などを彷彿とさせるものとなっている。
上記のように、「パワプロ2022」では特殊能力が多数追加されているのも特徴。例えば投手のストレートではその投げ方によって微妙に変化する球があるが、本作では「真っスラ」「ナチュラルシュート」としてそれぞれ特殊能力に設定されている。今回サクセスで育成した時に真っスラが特徴の投手を育成してみたが、ピッチングに幅が出ていたように感じた。
そのほかにも、いろんなシチュエーションを反映した特殊能力が用意されており、修得画面を見ながらどのような特徴の選手を育成するかを考えるだけでも楽しめるのではないだろうか。
元々ボリューム感たっぷりだった「パワプロ」だが、本作は「何度だって、熱くなれる。」のテーマに違わぬ要素が詰め込まれている印象だった。筆者も一人の「パワプロ」ファンとして、発売後にはぜひゲームプレイを楽しみたいと思う。
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ゲーム内に再現された球場内看板は、原則として2021年プロ野球ペナントシーズン中のデータを基に制作しています。
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(C)Konami Digital Entertainment
“eBASEBALL”は、株式会社コナミデジタルエンタテインメントの登録商標です。
※画面は開発中のものです。
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