2022年9月15日から9月18日まで幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2022。カプコンブースにて出展されているNintendo Switch/PC(Steam)用ソフト「モンスターハンターライズ:サンブレイク」無料タイトルアップデート第2弾の試遊レポートをお届けする。
「モンスターハンターライズ:サンブレイク」において、9月29日に実施予定の無料タイトルアップデート第2弾(Ver.12)。TGS2022では、その追加モンスターの一体となる「棘茶竜 エスピナス亜種」の討伐クエストを、アップデートに先駆けて体験することができた。
愛用のスラッシュアックスでエスピナス亜種に挑む!
TGSでの試遊は、武器ごとに用意された一式の中から装備を選択する形式となっており、筆者は「サンブレイク」本編でも愛用しているスラッシュアックスを選択。スラアクと一緒にセットされていた防具はオロミドロ一式で、回避性能や強化持続、高速変形というスラアクに欠かせないスキルが揃っている。
こうした体験イベントでは、あまり使い慣れていないスキル構成に戸惑うことも多いが、オロミドロ装備一式を愛用していたスラアク使いは少なくないはず。筆者自身もその一人だったこともあり、意気揚々とクエストに挑戦した。
とはいえ、今回のクエストが尋常ではない難易度であることは、事前に情報収集済み。
モーションを覚えるためにも、最初は慎重に立ち回らないといけないと考えてはいたのだが、開幕して5分も持たずに1落ちしてしまう。死因となったのは、一見どうということはなさそうな動作が小さめのタックル攻撃で、6割近くあった体力が一撃でもっていかれていた。
言い訳になってしまうが、体験会のデフォルト設定では、ショートカットに応急薬グレートや回復薬グレートが設定されていないことに、攻撃を開始した後で気づいたのも痛かった。会場でプレイされる際は、自分の二の舞とならないよう事前にショートカットを設定しておこう。
とはいえ、初見のモンスターは1落ちしてからが本番という側面もある(?)。ショートカットも設定し直し、攻撃力の高さも身をもって実感することができたと、気を取り直してキャンプを出るも、再び数分持たずに力尽きてしまう。
2回目の死因となっていたのは、長い溜めのあとにその場に超巨大な爆発を発生させるブレス攻撃。攻撃を受ける前は体力は最大だったことも確認していたので、いわゆるワンパンで倒された形だ。実は、この時にクエスト前に食べていたマガド根性だんご(一定以上の体力がある時、体力が0になるダメージを受けてもわずかに体力を残す)効果が発動していたのだが、エスピナス亜種のブレスには毒効果も付随しているようで、吹っ飛びとほぼ同時に入った毒ダメージによって残った体力も一瞬で削りきられていた。
開始して5分でもう後がないという、悲惨すぎる状態に追い込まれるも、ここから少しコツを掴み始める。
装備のスキル構成が生存性能に寄っていること、入れ替え技に回避手段として優秀な「ワイヤーステップ」をセットしていたこともあり、以降は大きなピンチに陥ることなく狩りを継続。しかし、残り時間が5分を切り、じりじりと焦りが出てきたところを、溜めブレスから避難しようとした際、エスピナス亜種の巨体にローリング動作がひっかかって離脱が遅れてしまい、再びブレスの直撃を受け、あえなく討伐失敗に。
結果的には倒されてしまったものの、自分の中では「最初のほぼ無意味な2落ちさえなければ全然いけたのでは?」という感覚もあり、残された時間を使って、今後こそいけるはずという気持ちで再挑戦。
だが、2・3回目の死因となった超高威力ブレス攻撃が、ここでも壁として立ちふさがることに。とくに苦戦の要因となったのが、ブレスの攻撃範囲の広さで、似たタイプの攻撃であるテオ・テスカトルのスーパーノヴァ以上に広いというのが筆者の体感。「ここならさすがに大丈夫だろう」という距離に離れたあと、爆発に巻き込まれて即死するという流れを何度か繰り返してしまっていた。エスピナス亜種のブレスについては、少々やりすぎと思うくらいの位置まで離れた方が良いだろう。
さらに厄介なことに、この高威力ブレス攻撃には溜めのモーション中に前進してくるパターンも存在する。「動いているからまだ溜めてないだろう」と近づいて即死したこともあり、エスピナスの頭部の状態には常に注意を払うべきだ。
少し距離が離れた際に使ってくる、遠距離用の連続ブレスもかなり怖い攻撃。今回は所持品の中に、エスピナス亜種が繰り出す毒を治療するための解毒薬が用意されているが、移動速度が低下する解毒薬使用中のモーションがこのブレスの格好の餌食となりやすい。毒を治療しようとして解毒薬を使い、回復した瞬間にブレスをくらって再び毒状態になる……という悪循環に陥ることも少なくなかった。
個人的には、ある程度体力が残っている状態なら毒の回復は自然回復にまかせてしまい、ヘイトが外れるまでは回避に専念したほうが、結果的にダメージを抑えられるかもしれないと感じた。
その後も何度か挑戦を重ねたが、最後は途中で体験時間が終了してしまい、残念ながら討伐は叶わなかった。腕に自信のあるハンターは、是非ともTGS会場で挑戦してみて欲しい。