2022年12月27日に配信予定の「Shadowverse」第27弾カードバック「八獄魔境アズヴォルト」のエルフの新カードを、Gamer独占で先行公開!
「八獄魔境アズヴォルト」は、罪深き者たちが集う監獄「アズヴォルト」が舞台のカードパック。囚人や看守たちといった新たなキャラクターが登場し、戦いを繰り広げます。
ゲーム的な注目ポイントは、新タイプ「八獄」を持つカードたちの登場。今回紹介する新カード2枚も、「八獄」タイプのフォロワーとなっています。
芳気の看守(ほうきのかんしゅ)
クラス | エルフ |
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カードタイプ | フォロワー |
レアリティ | ゴールドレア |
タイプ | 八獄 |
コスト | 7 |
進化前 | 攻撃6/体力6 |
進化後 | 攻撃8/体力8 |
能力テキスト(進化前) | 【結晶】1; 【カウントダウン】1 【ラストワード】か、これが場から手札に戻ったとき、カードを1枚引く。 ---------- 【守護】 相手の能力で選択できない。 【ファンファーレ】「芳気の看守」1体を出す。 【ラストワード】相手のリーダーに3ダメージ。 |
能力テキスト(進化後) | 進化前と同じ能力。(【ファンファーレ】能力を除く) |
デッキの潤滑油になる【結晶】能力
エルフクラスにおける看守のゴールドレア・フォロワー。【結晶】の能力は「十天覚醒」で収録されていた「ゼノ・サジタリウス」と同じものになっており、久しぶりにバウンス軸復権の流れが感じられます。
エルフのスタン落ちカードの中には「ブラストフェアリー」「妖花の捕食者」「ブリーズエルフ」といった、主に序盤で強みを発揮したカードたちが含まれています。特に「妖花の捕食者」はバウンス能力を持っていただけに惜しいところ。
一方で、低コストのバウンスカードでは「フラワーブリーズ」と「森の遊撃者」(アクセラレート)が残っており、「芳気の看守」を活かすならこれらのカードもデッキに入ることになるでしょう。
手札に戻した結晶の「芳気の看守」は使い回すことができるため、ドローを進めてデッキの回りを良くすることに一役買ってくれます。前述のスタン落ちで序盤の強さは抑えられる一方、安定感は増すやもしれません。
相手からすると処理が面倒な本体
「芳気の看守」本体の方は、7コストで選択不可の6/6守護を2体出すというもの。しかも両方ラストワードでリーダーにダメージが入るため、相手からすれば何かと厄介ですね。
AoEなどでまとめて倒してもリーダーに6点ダメージを受け、かといって選択不可なのでスペル等では消滅させにくい。穏便にやり過ごすには、それこそ「ベネディクションエルフ」などの全体消滅が必要です。
【結晶】で使われることの方が多くなりそうなカードですが、本体性能も侮れない一枚と言えるのではないでしょうか。
香風の執行者・ウィムエル(こうふうのしっこうしゃ)
クラス | エルフ |
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カードタイプ | フォロワー |
レアリティ | レジェンド |
タイプ | 八獄 |
コスト | 8 |
進化前 | 攻撃4/体力4 |
進化後 | 攻撃6/体力6 |
能力テキスト(進化前) | 自分のターン中、「場のカードを手札に戻す」自分の能力が働いたとき、自分の手札のこのコストを-Xする。Xは「その能力で場を離れた枚数」である。 ---------- 場を離れるとき、「香風の執行者・ウィムエル」1体を出す。(変身した場合を除く) |
能力テキスト(進化後) | 進化前と同じ能力。 |
CV | 鈴木達央 |
バウンスでコストを落とす新機軸
エルフにおける看守のレジェンド・フォロワー。バウンス能力によってコストを落としていくという能力が特徴的。【守護】などのテキストはないので場にいる際のインパクトは小さそうですが、このゲームはコストを踏み倒せるカードが強いので期待したい一枚です。
なるべく序盤に手札に仕込んでおきたいので、そういう意味では「芳気の看守」との(間接的な)相性は良いかもしれません。コストを落とす時間がほしいので、環境に出てくるか否かは、他のバウンスカードの数や環境の速さにも左右されるのではないでしょうか。
場のカードを手札に戻す能力と相性○
もう一つの能力が、場を離れる時に「香風の執行者・ウィムエル」を場に出すというもの。変身させられない限りは、破壊されようが消滅されようがひたすら場に出てくるので、盤面維持においては相当な強さを発揮します。まさに逃げても逃げても追いかけてくる”執行者”といったところ。
自分でバウンスさせても出てくるので、例えば「コスモスファング」の進化時能力で相手のフォロワーもろとも手札に戻しつつ、自分の場には「コスモスファング」の横に(ほぼ)永遠に場に残る4/4を立てることができます。場に残りやすいという点ではフォロワーを強化するカードとも相性が良いはずで、「三相の女神・バイヴカハ」の採用も考えられますね。
新環境からすぐ活躍できるかどうかは、バウンスカードがどれくらい追加されるかに左右されるかもしれません。とはいえ、エルフの原点とも言えるバウンス軸で再び遊べるのは、エルフが好きな方にとって嬉しいところではないでしょうか。
スタン落ちする「災禍を超えし者」には他クラスのキーカードもたくさん収録されていたので、環境で見られるデッキの顔ぶれもガラリと変わりそう。年末年始はそんな新環境の「Shadowverse」をじっくりと楽しんでみてはいかがでしょう。