Gamer編集部がその週にプレイしたゲームについて、気ままに紹介していく「編集部が遊んだゲーム」。注目作が多数リリースされる中、ちょっと振り返ってプレイするタイトルも。
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今週はお休みです。
つなよし
群像ホラーADV「パラノマサイト FILE23 本所七不思議」を遊びました。ホラーが苦手な私はあやうくスルーしてしまうところだったのですが、結果的には勇気を出してプレイして良かったなと思っています。
本作では“蘇りの秘術”をめぐり、呪いの力を得た登場人物たちによる群像劇が描かれます。この呪いの要素が、読み物としてだけでなくゲーム的な面白さを付与しており、しかもそれがうまく絡まっていて楽しかったです。
例えば、呪いは“条件”を満たすことで発動させることができるのですが、相手が呪いを発動させる条件は? こちらの発動条件を満たすにはどうしたら? というように、まるで能力バトル物を見ているかのような駆け引きが面白く、一気に引き込まれてしまいました。
また、本作は背景の気になるところを触って調べたりするタイプのアドベンチャーゲームなのですが、視点が少し独特。通常は一枚絵の背景を横にスライドさせたりするものですが、本作では自分を中心として、ぐるぐると周りを見渡す感じで視点が移動します。
なのでイメージとしては「一人称」なんですよね。だから怖いんです。後ろを向くのが。当然のごとく“後ろにいるぞ”的な演出もありますので。これがただ横にスライドするくらいだったらそこまででもなかったと思うのですが、工夫一つでこうも雰囲気を演出できるものなのだなと感心しました。めっちゃ怖いんですけど。
会話中でもキャラクターの立ち絵がずっと置いてあるだけでなく、よく動き表情も豊かなので、画面の演出とあいまってアドベンチャーゲームというよりアニメを見ているかのようなにぎやかさ。その臨場感の高さが非常に印象的な作品でした。
ただホラーが苦手な自分としてはやはり怖い部分は結構怖く、おどろおどろしい雰囲気だけでなく、いわゆるジャンプスケア要素もあり、正直最初は進められないかもしれないと思いました。これらの要素は物語を進めていくうちに薄まっていくのですが、怖いものは怖い。
とはいえ登場キャラクターのセリフ回しがコミカルで、ホラーシーンや緊迫した雰囲気のなかでも面白発言を連発するためそこは救いでした。とはいえギャグにはなりすぎない、ちょうどよい塩梅だったと感じています。
常に先が気になってしまいあっという間に駆け抜けてしまったのですが、最後まで面白かったので、ホラーが苦手な方も含めてぜひ遊んでほしいタイトルです。オススメ!
(C) 2023 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
ロック
どうも、ロックです。遅ればせながら、TVアニメ「ポケットモンスター」でサトシを演じる松本梨香さんのTHE FIRST TAKEを観させていただきました。サトシとピカチュウの物語が最終話を迎える中での「めざせポケモンマスター -with my friends-」。これだけでもグッとくるのですが、歌い終えた後の松本さんの感想で堪えていた涙が溢れてきてしまい、何度も聴きたいのに聴けない、もどかしい感情に包まれております。演奏も素晴らしいので、アニポケに触れてきた皆さんにはぜひ聴いて欲しいですね!
さて、今週は「ライザのアトリエ3 ~終わりの錬金術士と秘密の鍵~」が発売されました。まだ少ししか遊べていませんが、グラフィック、特にキャラクターの表情がかなり細かくなっていて感動しています。戦闘もスピード感を引き継ぎつつ、最大5人参加可能になるなど、より奥深くなっていて面白いですね。プレイアブルキャラクターの数もシリーズ最大級ということで、(クラウディアばかり使わず)色々なキャラを使っていこうと思います。
フォトモードも引き続き搭載されています。最後の夏の冒険、悔いの無いように写真を撮りまくらなければいけませんね……!
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ハマダ
ちょっと話題に乗り遅れてる感は否めませんが「パラノマサイト FILE23 本所七不思議」のプレイを始めました。発売前から気にはなっていたものの、ホラー要素もあると聞き、日和って様子見していたタイトル。なかなか手を出せずにいましたが、友人から部屋を明るくしていれば大丈夫という謎のアドバイスをもらったので、ちょいとビビりながらもプレイしてみました。
そこで始めにホラー要素に関して軽く触れておくと、まだプレイを終えていないため、これから悲鳴をあげる可能性は否定できませんが、基本的にはそこまでホラー成分は強くないのかなと。もちろん呪いにまつわる霊的な描写のクオリティであったり、BGMでの揺さぶりが凄いので要所要所ではしっかりビビります。ですがこれらは驚き系の怖さなので、延々と恐怖が続くようなことはないといった塩梅です。
ただ、本作の特徴として視点操作でキャラクターの周囲を見渡すことが可能となっており、コレで後ろを振り向かなきゃいけない時なんかは、絶対くるって分かっていても超怖いです。こういったホラー要素を存分に味わいたい人には、周囲の雑音をカットするためにイヤホンやヘッドホン装着でのプレイがおすすめ。
シナリオ全体としては、実在する都市伝説が題材になっていることもあり、地名など聞きなじみがあるワードも多く登場します。これによってリアリティとオカルト・ミステリーといった要素が上手い具合に配分され、読み応えのあるものに。キャラクター間での掛け合いがコミカルで面白いのも、ポイントでの演出を引き立ててくれる一因になっています。刑事コンビの掛け合いとかは音声付きでも聞いてみたくなるはず。
ちょっとしたメタ要素や会話中のカメラ演出だったり、プレイヤーの操作に合わせての仕掛けなどアドベンチャーゲームならではの見せ方で楽しませてくれる本作。先ほどボイスもあればなんて話もしましたが、そうしたコストを省いたからこその価格帯だと思うので、今後も気軽に楽しめる作品としてADVジャンルの裾野を広げるような展開を期待しています。
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げっしー
今日はげっしーです。今週は待ちに待った「ライザのアトリエ3 ~終わりの錬金術士と秘密の鍵~」の発売ということで、発売日の0時から早速プレイし始めました。先行プレイレポートを書いたということもあり、序盤のある程度はプレイし、いろいろな感想もそちらの記事で述べていますが、やはり広大なマップをシームレスに移動できるという大きな変化は、何度触っても魅力的なポイントだと思いました。
戦闘や素材の採取などあらゆる面で快適性が増しており、それによって楽しさも倍増。気が付いたら採取と調合の繰り返しだけで1回のプレイが終わってしまうこともありました。
そのほかにも、キャラの表情のバリエーションが増えているという点は個人的にも非常にうれしいポイントです。新キャラはもちろんですが、既存のキャラが今までに見せなかった表情をするのではという期待で、プレイする手が止められません。
またサブスクで本作のオリジナルサウンドトラックが配信されているので、こちらも最近はずっと聞いているという状態です。特に好きなのが、戦闘曲として使用されている「夏暁」。気になる人はこちらもチェックしてみてください。
しばらくは「ライザ3」をプレイする日々が続くと思いますが、他にも「バイオハザード RE:4」、来週には「eBASEBALLパワフルプロ野球2022」のアップデートが控えているので、こちらも隙を見てプレイしていけたらなと思っています。
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