WFSは、iOS/Android/PC向けに配信中の「アナザーエデン 時空を超える猫」の6周年を記念する「『アナデンまつり2023春』6周年直前公開生放送」を、4月8日品川ザ・グランドホールで開催した。ここでは、本イベントの模様をレポートする。
目次
今回は1年にわたり展開された外史「彷徨える少女と久遠の渦」の最終章「彷徨える少女と白夜の綴糸」の情報をはじめ、作品にまつわる最新情報が一挙に公開。加えてキャラクター人気投票や第4回アナザーエデンアートコンテストの結果発表、オーケストラコンサートやコラボカフェといった今後のイベント情報の告知も行われた。
なお、当日の登壇者は以下の通り。事前に出演が伝えられていた竹嶋大輔氏については、発熱のため欠席の形となった。
登壇者(敬称略)
栗山知也
平澤信之介
大永康敬
チェー・シンウ
井上幹
吉田尚記
6周年からの新体制では平澤信之介氏がプロデューサーに就任!ディレクターは竹嶋大輔氏&大永康敬氏のふたり体制に
今回は発声OKとなってから初の生放送となっており、会場に出演者たちが登場すると拍手と歓声に包まれ早速大きな盛り上がりを見せた。
ここで、MCの吉田さんの振りで栗山氏から本作の開発チームの役職変更の発表があった。栗山氏が本作の担当部署の部長になることからプロデューサー職を降りることとなり、プロデューサーには平澤氏が就任する。
紹介を受けた平澤氏は、今後プロデューサーとしてより本作を盛り上げていく、本作の面白さはこれまで以上のクオリティで、長く続いたことから不便になった部分は改修すると意気込みを露わにした。
また、現在ディレクターを務める竹島氏に加え大永氏もディレクターに就任するとのことで、ダブルディレクター体制になるとのこと。大永氏は竹島氏と二人三脚でこれまで以上にクオリティ高くコンテンツをリリースしていければと語っていた。
チェ氏と井上氏の紹介も済ませたところでTwitterのRTキャンペーンの状況を告知し、6周年のアニバーサリー映像を上映。冒険の思い出が蘇るシーンの連続に、プレイした当時の事を思い出した方も多かったことだろう。
続いて6周年のキービジュアルも公開。イベント当日の会場でも大きなサイズで展示されていたが、こちらを描いたチェ氏からは毎年この人数を描くのは楽しみでもあり大変だとのコメントも。昨年の5周年のキービジュアルは明るい未来を描く意図から夜明けを描いたそうだが、今年はそこから訪れるであろう明るい未来を示すため真昼になっているそうだ。
やっぱり主人公・アルドは1番人気!昨今登場したキャラクターたちも健闘をみせた
続いて今回の生放送用に制作されたアルド(CV:内山昂輝)、フィーネ(CV:茅野愛衣)、アシュティア(CV:山崎和佳奈)がフルボイスで喋る特別映像が公開。バルオキー村で開催されているミグランス王国の建国祭を楽しむ3人の姿が見られたことから、会場から歓声が上がっていた。
その後、周年生放送の恒例企画を実施していくことに。まずは「キャラクター人気投票」だが、こちらはおよそ200人超のキャラクターたちの中から、ユーザーのみなさんが8人を選んで投票するものとなっていた。結果は以下の通り。
1位:アルド
2位:フラムラピス
3位:チルリル
4位:シュゼット
5位:マリエル
6位:エニ
7位:ミナルカ
8位:フィーネ
9位:イスカ
10位:ねここ
エニやミナルカはここ1年で新たに登場したキャラクターとなっており、そういった面々が人気を集めたことについて大永氏も喜びの表情を見せていた。5位のマリエルは、発表されると納得の結果だったのか会場から拍手が起きた。その後は初期から登場しているシュゼットが4位と根強い人気を見せた。
3位のチルリルについてはチルリルとモケをよろしくとの江草氏からのコメントがあったほか、2位のフラムラピスは担当したチェ氏は「みなさんに愛していただいて嬉しく思っている」と心境を語っていた。
1位は主人公のアルドとなっており、平澤氏によるとぶっちぎりの人気だったとのこと。また、主人公の人気があるゲームは良い作品だと思っているとも語り、ユーザーのみなさんにこれからもアルドと一緒に冒険して欲しいと述べた。
続いて「最推し」人気投票の結果も見ていった。結果は以下の通り。
1位:アルド
2位:フィーネ
3位:シュゼット
4位:フラムラピス
5位:マリエル
6位:イスカ
7位:チルリル
8位:エイミ
9位:エニ
10位:ミナルカ
人気投票と変わらず順位を維持しているキャラクターもいれば、2位のフィーネのように8位から2位と大幅な躍進を遂げているキャラクターもおり、こちらのランキングも大きな注目を集めた。
その後、エニ、ミナルカ、アルマ、ヤクモ、墨染の軍師シオンがランクインした初登場TOP5&モケ、ヴァルヲ、テトラ、キュモス、ノアがランクインしたマスコット/バディTOP5の特別賞を見ていき、続いて「第4回アートコンテスト」の結果発表へ。
こちらでは、受賞者に6周年記念アートポスターが贈られたほか、大賞受賞者にはプラスしてアートチーム直筆イラスト色紙がプレゼントされた。
特別賞の受賞者は11名で、定番のイラスト作品はもちろん、コスプレ衣装でチャレンジしたまるるさんやオリジナルのスカジャンを見せてくれたピヨさん、作中の楽曲を編曲した音楽作品を応募したSILKY MAJORさんなど、それぞれ思い思いの方法で本作への愛を示していた。
受賞者を決めるミーティングにもかなりの時間をかけていた模様で、惜しくも選外となった作品たちを番外編として公開。こちらでもシナリオやオリジナルカクテルなど、個性的な方法での応募が目立っていた。
そして大賞を獲得したのは、スチームパンク的な世界観が特徴の虚時層を精工なジオラマで再現したちのさん、楽曲「闇に仇なす傍に立つ者」を自らオーケストラ風にアレンジしエレクトーンで演奏してみせた騒ぐナズンさんとなった。
「第4回アートコンテスト」受賞者の作品は特設サイトからすべてチェックできるので、興味を持った方はぜひアクセスしてみてはいかがだろうか。その後は再びフルボイスのシナリオ映像を見ていき、いよいよゲーム最新情報が明らかに。
ノーナの物語が遂に完結を迎える
まずは6周年アップデートver3.1.50のリリース日が4月12日であることが発表。続いて外史外伝「彷徨える少女と白夜の綴糸」のPVを上映した。
上映中は会場で大歓声が上がる程で、今後の展開への期待がさらに高まった。キービジュアルは「彷徨える少女と久遠の渦」のキービジュアルがベースとなっており、そこに幾人かのキャラクターが加えられたものとなっていた。
「彷徨える少女と久遠の渦」は外史に位置づけられた物語だったが、今回の「彷徨える少女と白夜の綴糸」はノーナの物語の完結編であるため、外伝として1本の物語を描く意図があるそうだ。
先ほどのキービジュアルについても、当初から要素を追加し今回公開された形で完成することを想定していたようで、今回の「彷徨える少女と白夜の綴糸」がこれまでの外史で紡がれた物語が結実する大作であることが窺えた。
続いてこれまでの外史の物語の一部ネタバレを含みつつノーナのキャラクター性やこれまでの物語、「彷徨える少女と白夜の綴糸」のあらすじを紹介していった。シナリオ担当の大川氏からのコメントも紹介されたのだが、ここで外史第1弾のPVに少し小ネタが含まれているという裏話があったので、ぜひプレイする前にチェックしてみよう。
また今回の「彷徨える少女と白夜の綴糸」で舞台となる新エリアたちも紹介。ひとつめはノーナの故郷である「狂える螺旋コクレア」で、混沌に取り込まれたことからこの様な禍々しさを感じさせる姿になっているのだとか。また、逆さまになっている城を攻略していくギミックもあるとのこと。
もうひとつは未来人たちの住処だという「シェルターシップ」。SF的な近未来感を感じさせる外観と内部となっていたが、内部のカットは以前登場したある場所との繋がりが示唆されていた。
次は新たなキャラクターたちに焦点を当てていき、まずはアナザースタイルのノーナの登場が明らかに。デザイン担当は佐藤氏だそうで、とあるキャラクターをオマージュした衣装になっているそう。
そして今回の外伝の鍵となるセスタ。鎖鎌や狼への変身能力が特徴的な女性キャラクターとなっていたが、紹介映像ではその強力さに会場から歓声があがる一幕も。特に条件を満たすと習得した特定のスキルを最大5つ連続で実行できる二刀神狼が強力で、ここから繰り出される餓狼断は威力35倍のクリティカル確定+バリア貫通攻撃となる。
また、外史「彷徨える少女と久遠の渦」第6弾までに登場するキャラクターたちが集結する新たなストーリー要素「総力戦」も公開。こちらは複数のチームを編成して戦うシミュレーションゲーム風バトルとなっており、まるで別のゲームかのような様相。
紹介動画を見ていくと、先に攻撃を仕掛けた側の方が有利であることや、敵のHPは引き継がれるものの強制的にバトルが2ターンで終了することなど、プレイする上で覚えておきたいシステム面のルールが明かされた。
目玉となるのが、外史に登場したキャラクターだけが使える必殺技と彼らによる会話イベント。特定のキャラクターの組み合わせで見ることができるようで、中には今まで見られなかった組み合わせもあるのだとか。
これを聞くと外史に登場したキャラクターを仲間に加えてないと充分に遊べないように思えてしまうが、何とその場合はお助けキャラクターとして参戦してくれる。外史に登場したキャラクターを仲間に加えていないプレイヤーも安心して遊べることだろう。
井上氏からは、今回新たに追加されるBGMの一部紹介があった。まずはボスバトル曲となる「Tragic Horizon」。こちらはサウンドチームの林茂樹氏によるもので、今回は楽曲の生演奏にもこだわっているそうだ。
チェンバロ演奏として指揮者や作曲家として知られる鈴木優人さん、ピアノ演奏として「ピアニート侯爵」の名前で知られる森下唯さんの紹介もあり、おふたりの演奏風景の撮影写真も公開された。
2曲目は総力戦のバトル曲の「Inherited Tactics」で、こちらも林氏によるもの。アルドとノーナがこれまで出会ってきた仲間たちとの絆を感じさせ、プレイヤーを鼓舞するような曲を目指したそうだ。
最後に紹介されたのが「狂える螺旋コクレア」のBGMとなる「果てなき混沌の城」で、こちらは井上氏が手がけたもの。壮大さや妖艶さを感じさせるメロディに仕上がっていたが、やはり作曲時に妖しさは意識していたとのこと。
そして、今年も猫の日にちなんで行われた企画で募集した作中登場猫の名前を告知。メスねこが「マロモアゼル」、オスねこが「うにゃ」となっており、この2匹は「彷徨える少女と白夜の綴糸」のフィールドに登場する。
一通り新情報を告知したところで、最後に大永氏から「彷徨える少女と白夜の綴糸」の開始条件が、外史第4弾から6弾をクリアすると解放される「追憶・歴史の果て」クリアになることが発表。
現在、天と冥の★5キャラクターふたりと出会える「外史一気プレイキャンペーン」が開催中となっているので、この機会に一気に外史をプレイしてみよう。
また大永氏から、ノクシスの物語については別の形で完結させるとの気になる話も。ノーナの物語の結末が描かれる今回の「彷徨える少女と白夜の綴糸」とあわせ、こちらの続報にも期待しておこう。
最後にver3.1.50で登場する新たなエクストラスタイルキャラクターとしてトゥーヴァが明らかになり、会場では大きな盛り上がりを見せた。エクストラスタイルのマリエルに続くふたり目の祈祷持ちということで、配信のコメントではその点が注目を集めていた。
初のオーケストラコンサートが開催決定!
続いて大ボリュームとなったver3.1.50に際するキャンペーン情報を紹介。「運命の出逢い 6th Anniversary」「運命の出会い 快刀乱麻編」「運命の出会い エクストラスタイル編」「星の夢の出会い」「クロノスの石最大6000個キャンペーン」「時の囁きのひとひら&しずく」と豪華な内容になっていた。
今後のアップデート情報も明らかになり、メインストーリー第3部が鋭意開発中であることや、アナザースタイルのピチカ、異時層キャラクターのイルル、アナザースタイルのプレメアの登場なども判明。第3部については高難易度であることからクリアが滞っていた人も少なくなかったが、今後はビギナー向け難易度が追加されるそうだ。
新システムとして実装される「星詠みの書架」は初心者から上級者まで楽しめるものだそうで、クリアすることで貴重なアイテムや新たなバディが獲得可能。
その後、シルエットで隠されたとあるキャラクターが群像をクリアすることで★5にクラスチェンジすることや、一部端末で音が出ない不具合についての告知、キャラクタークエストの読み返し機能や装備画面の改修など機能改善の詳細を明かしていき、最後にアップデート内容のまとめを見ていった。
最後の項目にしれっと顕現「ルイナAS」が登場との文言が入っており、これに気づいた会場は大盛り上がりに。こちらについては、そこまでお待たせすることなく出せるとの発言が平澤氏からあった。
アップデート情報を全て公開したところで、最後にオフィシャルグッズの事後通販をはじめとするゲーム外の最新情報を届けていった。
注目だったのが音楽絡みで、まずは「ANOTHER EDEN ORIGINAL SOUNDTRACK5」が6月28日に発売決定。第4弾の発売からおよそ2年ぶりとのことで、発表された瞬間は会場から拍手が溢れた。楽曲は第3部や外伝、外史、「クロノクロス」や「テイルズ・オブ」のコラボ楽曲を含めCD全5枚94曲が収録される。
また、本作初のオーケストラコンサート「All to the Melody of Time」が、7月1日に調布市グリーンホールで開催決定。こちらは鈴木氏と森下氏の誘いを受け実現したそうで、井上氏によると本作のサウンドチームとしても念願だとのこと。
既にチケット先行抽選販売は始まっているが、一般販売は4月20日からとなる。特典付きS席のチケットには限定特典として「一つの灯火」を収録したオルゴールが付属するので、気になった方はチェックしてみよう。
続いて4月17日から30日まで都内28駅で展開されるポスター広告や、6周年記念コラボカフェの開催情報も発表。コラボカフェはIDAスクールの学食をイメージしているそうで、販売メニューやグッズの情報も公開された。
いよいよイベント終了の時間が迫ってきたということで、最後にリツイートキャンペーンの報酬を発表。6000RTを突破したことからクロノスの石600個がもらえる事になった。続いて「双命の出逢い」&「英明の出逢い」の開催を告知し、井上氏から順番に当日の登壇者たちからメッセージがあった。
新たにプロデューサーに就任した平澤氏は、「プロデューサー交代と聞くと不安になる方がおられると思いますが、これからも盛り上げていくことが伝わっていると信じています。これからも色々なコンテンツを準備しているので楽しみにお待ちください」とコメント。今後も発展を続ける本作の未来を大いに期待させてくれた。
いよいよ6周年となった本作。すぐには遊びつくせない程の膨大な新情報が公開されたので、今年も1年楽しめることでしょう。今後も新たな物語やキャラクターたちの登場に期待しておこう。
会場展示&物販グッズフォトレポート
最後に、当日の会場展示や物販グッズのフォトレポートをお届けする。