アクティブゲーミングメディアが4月12日より配信するPC(Steam)用ソフト「Rusted Moss」(以下、「ラスティッド・モス」)の先行プレイレポートをお届けする。
本作は主人公・ファーンと相棒の妖精(?)パックの二人の冒険描くメトロイドヴァニアアクションゲーム。本作最大の特徴として、様々なところに引っ掛けてロープアクションができるグラップルフックがある。
今回はそんな本作について、世界観や音楽、スピード感のあるアクションなど、本作を彩る様々な魅力について、お届けしていこうと思う。
スピード感と奥深さ生み出すグラップルアクション
まずは、本作の最大の魅力であるグラップルアクションについて話していこう。
物語を少し進めると、ファーンはグラップルフックを使ったアクションができるようになる。画面上にある草などにひっかけ崖を飛び越えていくスピーディーなアクションが楽しめるのだが、これがかなり奥深い。
ある程度左右へ重心移動が可能で、振り子のようにファーンを左右に揺らして遠くへジャンプするといったアクションが可能だ。さらに、接続する糸にはかなり伸縮性があり、落下しながらグラップすれば、糸が伸び高所まで跳ね上がるといった高度なアクションも狙っていける。
この伸縮性に若干のクセがあるが、それを把握し、うまく使えるようになっていく感覚がたまらない。「今のフック上手くできたな!」というプレイができるようになってくると、冒険とはまた違う部分でも、本作を面白いと感じられることだろう。
探索で行動範囲が広がっていくメトロイドヴァニアらしい“冒険感”
広大なステージを、限りある行動範囲で探検しながら徐々に行けるところが増えていく。というのは、こういったメトロイドヴァニア系ゲームの醍醐味といえるだろう。
本作もその点がきちんと押さえられており、最初はグラップルすらない状態から、グラップルフックを手に入れ、特殊な行動を手に入れと、どんどんできることを増やしながらまだ見ぬエリアを目指していく冒険感が楽しめる。
さらに、「ラスティッド・モス」では前述したようにグラップアクションを使えるので、探索中の移動が全く苦にならないどころか楽しいと感じるのが遊んでいて快適なポイント。
中には連続でグラップをつなぎながら大穴を越えたり、ベルトコンベアのようなものにつかまりながら移動したりとギミックがちりばめられており、プレイヤーを飽きさせない工夫が感じられた。
ステージ自体も風が吹いているところ、暗闇を進むところなど多種多様だ。さらに、風に合わせた振り子運動など、そのステージ特有のグラップルアクションを考えながらステージを進んでいくという面白さもある。
チャージショットやMPを駆使した戦闘
本作の戦闘はガンアクションとなっており、キーボードならマウスで、コントローラーなら右スティックで敵を狙い撃っていく。
探索を進めていくとさまざまな武器が手に入り、いつでも切り替えて使用できる。各武器はチャージショットが可能で、初期武器であるライフルの“レール”なら、通常1発のところ数発を同時発射できたり、ハンドガンならその場に停滞する歯車を出したりと、武器ごとに個性があるのでお気に入りの一丁が見つかることだろう。
また、グラップルフックは敵に引っ掛けることも可能なので、引っ張りながら裏に回り込む、集団から引きはがして各個撃破などの戦術ができた。
戦闘を有利に進める“トリンケット”というチャームのようなものもあり、設定されているコスト内で好きなだけ持つことができ、いろいろな追加効果を得られる。筆者がプレイした中では威力を下げる代わりに連射ができるようになるトリンケットやスリップダメージを与えられるトリンケットなどいろいろな種類が確認できた。
中には敵を倒したときに散らばるコインのオート回収など、戦闘以外で役立つトリンケットも。コストと相談しながら、とっかえひっかえ試行錯誤できるのが面白かった。
人間と妖精が登場する?独創的な世界観
「ラスティッド・モス」は、人間と妖精が暮らす世界が舞台になっている。ファーンは“替わり子”と呼ばれる存在で、人のようでありながら人類に敵対しているようだ。
だが、なぜ彼女が戦うのか、妖精と人類に何があったのかなどについては、多くは語られていない。ステージの各所にはかつて人々が使っていたらしいパソコンやオブジェがあり、そこから少しずつこの世界についてわかっていく。
詳しいことはぜひ実際にプレイして確かめてみてほしいところだが、随所の情報から人類と妖精の確執や、過去にファーンに何があったのかなど、世界について理解が深まっていくのが物語に引き込まれていくようで、筆者も続きが気になるところだ。
世界観、アクション、全てやればやるほど惹き込まれる良作メトロイドヴァニア
ここまで本作の魅力を紹介してきたが、そのどれもが“惹き込まれる”という言葉がぴったりなだな、といった印象だ。
アクション面ではプレイヤー自身の成長にあわせてできることが増えていき、探索面では進んでいくことでアイテムが増え、できることが増えていく。できることが増えるにつれて、「あそこに行けるようになったかも?」とさらなるプレイ欲を刺激される。
仮にグラップルアクションがなかったとしても、シンプルに2Dアクションゲームとしての完成度が高く、遊びごたえのある作品だった。加えてグラップルという独自の要素があり、この手のメトロイドヴァニア系のゲームファンにぜひオススメしたい一本となっている。
繰り返しになるが、本作は4月12日に発売予定で価格は1,980円(税込)。DLCとして「アートブック」と「サウンドトラック」も発売されるので、本作が気になった人は合わせてチェックしてみてほしい。
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