カプコンが9月21日に配信を予定しているPS5/PS4/Xbox Series X|S/PC(Steam)用ソフト「バイオハザード RE:4」の有料DLC「セパレート ウェイズ」。本作のハンズオフプレビューをお届けする。
「バイオハザード RE:4」は、2005年に発売された「バイオハザード4」のリメイク版で、2020年に発売された前作「バイオハザード RE:3」から続く「RE」シリーズ3作目だ。原作では「the another order」として収録されていたエイダ・ウォンの物語が、追加DLC「セパレート ウェイズ」として登場。本稿では本作のプレイ動画を確認した上でのプレビューをお届けする。
なお、「セパレート ウェイズ」の概要をはじめ、「ザ・マーセナリーズ」のアップデート情報などの発表に関しては別記事でも紹介しているので、併せて確認してほしい。
「バイオハザード RE:4」の主人公であるレオン・S・ケネディがたどり着くよりも早く、村に潜入していたエイダ。協力者であるルイス・セラとともに、謎めく琥珀“アンバー”の奪取を依頼主のアルバート・ウェスカーからから命じられていた。囚われの身であったルイスを救出し、アンバーの確保に向かわせたエイダは、ウェスカーに報告を済ませ、独自の行動を開始する。
筆者は「バイオハザード」シリーズはもちろん、「RE」シリーズの作品もほぼすべての作品をプレイ済み。そんな筆者にとってエイダやルイスはもちろんだが、ウェスカーにも注目したい。シリーズを通して圧倒的な存在感を放っている彼だが、「そういえば『RE』シリーズでは初登場なのでは?」と気が付いた。今回の「セパレート ウェイズ」で彼が行動するということはないだろうが、その点に関しては「ザ・マーセナリーズ」に期待しよう。
「セパレート ウェイズ」での主役となるエイダ。基本的なシステムや操作感などは、「バイオハザード RE:4」のレオンと同じ点が多いが、彼女の特徴となるのが“フックショット”の存在だ。「the another order」では、特定の場所かつコマンドでのみ使用可能だったと思うが、「セパレート ウェイズ」では移動はもちろん、アクションも追加。銃で体勢を崩した敵にフックショットを使って“メレー”で追撃を加えることが可能となった。
フックショットを使ったメレーは遠距離で発動でき、周りの敵も巻き込んで攻撃することができる。レオン操作時には、メレーする際は相手に近づく必要があり、その間に相手が体勢を立て直したり、他の敵から攻撃を受けてしまうといった場面があったが、エイダではその心配も必要なさそうだ。なおレオンと同様に、近距離でのメレーはもちろん、ナイフを使ったパリィのシーンも確認できた。
「セパレート ウェイズ」では、フックショット移動を行える地点とその有効範囲が、画面上にUIとして表示されるようになったのもポイントだ。画面外の地点でもUIが表示されていたが、エイム時には消えていたので、エイムをしていないときに限るようだ。
フックショットで華麗に移動しても、その先に敵が待ち受けていたら袋叩きに合ってしまうのでは? と思うかもしれないが、フックショット移動から待ち受ける敵への攻撃というシーンも確認できたので安心してほしい。
エルヒガンテとの戦闘では、建物の屋根から屋根へと移動していき、高所から攻撃を仕掛けていくというシーンも。しかし、エルヒガンテの攻撃により建物が倒壊してしまう場面があった。地上と高所をうまく使い分けていくのがポイントとなりそうだ。
またエルヒガンテの弱点があらわになったシーンでは、フックショットを使った立体的でスピーディーかつカッコいい攻撃方法も用意されている。
その他にも、“青いメダリオンの消去”を依頼する紙を拾うシーンも。本作でのエイダと武器商人のから見も気になるところの一つだ。
また、教会の鐘を鳴らして村にやってきたレオンを助けるシーンなど、本編で描かれなかった裏側を見ることができるのが「セパレート ウェイズ」のポイント。さらに、「バイオハザード RE:4」で活躍の場面が多かったルイスが、「セパレート ウェイズ」ではどう描かれるのかにも期待したい。
そして、陰からつけ狙う者の正体とは? 9月21日の配信を一ファンとしても大いに期待している。
なお、配信を前に「セパレート ウェイズ」のローンチトレーラーも公開されたので、こちらもあわせてチェックしてほしい。