スクウェア・エニックスより2024年2月29日に発売予定のPS5用ソフト「ファイナルファンタジーVII リバース」(以下、「FFVII リバース」)。ここでは、東京ゲームショウ2023で本日9月23日13時より実施されたステージのレポートをお届けする。
本ステージには、マヂカルラブリーの野田クリスタルさん、MCの松澤千晶さんに加え、「FFVII リバース」スタッフよりプロデューサーの北瀬佳範氏、ディレクターの浜口直樹氏、クリエイティブ・ディレクターの野村哲也氏(天の声)が出演。更なる進化を遂げた本作のプレイ映像を中心に、新要素を含むプレイ映像などが届けられた。
なお、本レポートには「FFVII リバース」、「FFVII リメイク」および原作のネタバレが含まれるため注意して欲しい。
まずは、「FFVII リメイク」プロジェクトの概要に加え、前作までの物語やクラウドたちの相関図が公開。初心者におすすめのお得なツインパックも予約受付中だ。
天の声として出演した野村氏は、本作ではかなり多くの登場人物とのドラマが展開していく、とコメント。原作+「FFVII リメイク」に続く本作で追加される新たな要素が折り重なった物語を楽しめるという。また、原作では出ていなかったウェポンも登場し、深堀りされていくとのこと。
そしてここからは、ディレクターの浜口氏より、30分のプレイ映像とともに新情報を含むワールドマップの要素が紹介された。なお、本映像はTGS2023のため特別に編集されたもの。加えて開発途中のバージョンとなっているので、製品版と異なる点があることはご留意いただきたい。
映像は、クラウドたちがミッドガルエリアを南方に下った緑豊かな“グラスランドエリア”へ出る所からスタート。カームという街に滞在していたクラウドたちは、神羅の襲撃を受け、グラスランドエリアへ逃げ出した……という流れだ。
本作では、ワールドマップが1つの空間として作られており、その中にグラスランドエリアなどのワールドエリアが存在。そしてその中に街やダンジョンなどが地続きで繋がっているという構造となっており、「FFVII」の世界をダイレクトに楽しめる。また、グラスランドエリアだけでも2km×2km程の広さとのことで、本作の規模の大きさがうかがえる。
フィールドでは、バトル中以外は×ボタンのコマンドメニューからバトルパーティを変更可能。事前に登録した3つのパーティを、L1/R1ボタンで切り替えることが可能となっている。
フィールドを徘徊する敵に近づくとバトルが発生。バトルでは、2人のキャラクターによる連携要素が新たに登場する。その1つである“連携アクション”は、ガードをしている状態からボタンを入力することで発動可能だ。
クラウドとエアリスによる連携アクション“マギアブレイク”。エアリスの能力を借りてクラウドが溜め斬りを放つ。
ティファとエアリスの連携アクション「天昇撃」。エアリスの魔法の力で空中に飛び上がったティファが空中コンボを叩き込む。このアクションからトルネードダイブといった別のアビリティへ繋げることもできるようだ。
連携アクションはATBゲージを消費せずいつでも使用できるので、ATBゲージが貯まるまでの戦いがよりテクニカルに。連携アクションは各キャラ同士の組み合わせごとに用意されているので、積極的に使っていこう。
フィールドでは各所に素材が落ちており、クラフトすることでポーションなどのアイテムを作成可能だ。作成するとクラフト経験値を入手でき、クラフトレベルがアップ。作成できるアイテムが増えるほか、装備の作成や強化も可能だ。
また、高い所から飛び降りたり、クライミングをしたりとフィールドアクションも豊富に。前作同様、神羅ボックスも設置されており、ポーションやモーグリメダルなどが手に入る。
フィールドに出現する小さなチョコボを追いかけると、「チョコボストップ」にたどり着く。△ボタン長押しで倒れている看板を修復することで、ファストトラベルポイントとして利用可能となる。
なおチョコボストップでは、アイテム「ざぶとん」を消費することで休憩も可能。HPとMPが全回復するため、タフなバトルの後に立ち寄るなど、利用する機会は多くなりそうだ。
お次は、本作で初のプレイアブルキャラクターとなったレッドXIIIを使ったバトルに。近接攻撃主体のレッドXIIIは、多彩なスターダストレイやクレセントクローといったアビリティに加え、敵の攻撃をガードすることで貯まるリベンジゲージを使って発動する“リベンジモード”が特徴。リベンジモードでは、さらに攻撃のバリエーションが増えるほか、リベンジモードでしか使えないアビリティもあるという。
なお、水場では泳ぐフィールドアクションも。川も海も泳げるほか、ロープやワイヤーフックといったアクションもあるそうだ。
グラスランドエリアにある施設・グリン牧場での一幕に。グラスランドエリアを進むクラウドたちは、湿地帯用のチョコボを借りるため、グリン牧場へ立ち寄ることになる……という流れだ。
本作では、崖を上ったり空を飛んだりと、さまざまな種類のチョコボが登場。また、グリン牧場のグリングリンをはじめとした、チョコボに関わる仕事をする人々の物語は本作でもしっかりと描かれるとのこと。
クラウドたちは、牧場から逃げだして野生化してしまったチョコボ「ピコ」を探しに行くことに。原作と同じく、足跡を追ってチョコボを探していくのだが、本作では実際にフィールドに残った足跡を辿っていくリアルな体験を楽しめる。
足跡を追ってチョコボの群れを発見すると、チョコボたちに気づかれないようにピコを捕まえるステルスミニゲームがスタート。チョコストーンを投げて気をそらすこともでき、さまざまな種類のチョコボに応じて難易度も上がっていく。失敗してもすぐにリトライ可能でペナルティは無いので、どんどん挑戦しよう。
牧場に戻ったクラウドたちは、前作にも登場したチャドリーと再会。ミッドガルを出て世界を見てまわることにしたという彼に、神羅が放置している各地の「通信塔」の起動を依頼される。各地の通信塔を起動していくごとにチャドリーの演算処理能力が強化され、探索領域を広げることができるのだ。
牧場にある通信塔を起動すると、チャドリーからクラウドへの調査依頼「ワールドレポート」が付近のエリアで発生。マップに表示されたこれらの依頼をこなしていくことで、新たなマテリアを開発できる。世界を巡る調査で得たエリアデータ解析度を使い、任意のマテリアを生成しよう。
ワールドレポートの1つである“討伐レポート”の目的地にチョコボで向かうクラウドたち。ワールドレポートには討伐レポートだけではなく、謎解き要素を含むものなど多彩なものが用意されているとのこと。
チョコボはR2かL3ボタンを押すと猛ダッシュができるほか、騎乗時にエリアの?マークが出ている場所で“ニオイをかぐ”とニオイの軌跡が表示され、辿っていくとお宝を掘り起こすことができる。
討伐レポートの目的地付近に到着すると、チャドリーが作ったモンスターガイドシステム“MAI”が、モンスターの説明をしてくれる。ただ討伐するのではなく、なぜその場所に生息しているかなども解説してくれるので、世界観をより深く理解する要素にもなっているのだとか。
討伐レポートでは、強敵との戦闘になることも。ここではもう一つの要素“連携アビリティ”が紹介された。
連携アビリティは、ATBを消費することで貯まる連携ゲージを消費して発動可能。クラウドとレッドXIIIの連携アビリティを見たい場合、両方の連携ゲージを貯める必要があるので、キャラクターを積極的に切り替え、ATBを消費していくことが重要となってくる。
続いてはカームで“何でも屋”のクエストを受注することに。なお、一度訪れた場所はファストトラベルで移動可能だ。街などには掲示板が設置されており、依頼はここでまとめて確認可能。時限クエストは無く、とりあえず受注しておいて後で一気に攻略することもできるという。
クエストは、世界観を深く学べる内容となっており、クエストごとにクラウドに加え、パーティメンバーの誰かが主役として設定されているとのこと。今回は、レッドXIIIが主役のクエストが紹介された。クエストをこなすことで、クラウドとパーティメンバーたちの関係性が築かれていくのだとか。
続いて、今回紹介しきれなかったというグラスランドエリアの新情報が詰まった映像が公開。モグハウスのミニゲームやベグ盗賊団、ストーリーもあるというカードゲーム、リズムゲーム風のピアノ演奏ミニゲームなど、さまざまな情報が公開された。
終盤には野田さんによるピアノ演奏のミニゲーム挑戦も。左右のスティックを倒す独特な操作感のようだ。なお、ピアノのミニゲームだけはグラスランドエリアではないエリアで登場するとのこと。
商品情報のコーナーでは、「エバークライシス」初の生放送が9月26日に行われるほか、関連商品の情報が公開。また、川崎の工場夜景とコラボした世界初のクルーズツアーも発表。船内ではリーブによるガイド、DJ、コラボドリンクの販売など、さまざまなイベントが行われる。
盛りだくさんな内容となったTGS2023 ステージ。アーカイブも配信されているので、さらに詳しい内容はそちらをぜひチェックしよう。
配信アーカイブ
https://www.youtube.com/watch?v=AVSCvs4eYOQ