千葉・幕張メッセにて9月21日~24日にかけて開催の「東京ゲームショウ2023」。ここでは、KONAMIブースで行われた「CYGNI: All Guns Blazing」ステージレポートをお届けする。
新しいのに懐かしいシューティングゲーム
9月22日(金)に行われた「CYGNI: All Guns Blazing STAGE_TGS2023」。このステージではKeelWorks CEOのMeher Kalenderian氏が登壇した。KeelWorksはスコットランドに本社を置く会社で、本作がゲームデビュー作品となっている。
「CYGNI: All Guns Blazing」の舞台は長い間失われていた文明の遺跡が眠るCYGNIという惑星。この星は今、生体機械を操る異星人の奇襲によって壊滅的な打撃を受けており、最後の艦隊空母のパイロットの1人として、エイリアンからの容赦ない砲撃に対する防衛線になるべく戦う縦スクロールのシューティングゲームだ。
子供の頃のシューティングゲームで楽しかった気持ちを現在に蘇らせたいという情熱を持って制作に挑んだそうで、“当時2Dだった映像をどう3Dにするか”や“巨大なボスの触手などの表現”などが大変だったと語っていた。
空中だけでなく地上も攻撃する3Dならではのバトル
本作の特徴とは、グラフィックのキレイさはもちろん、攻撃から守備へ転じるようなシステムが実装されているので、戦略的にも楽しむことができる点だそう。サウンドに関してもこだわりを持っており、オリジナルでBGMを作るほどだという。
ゲームプレイ動画も公開され、縦スクロールのシューティングとは思えないグラフィックに会場では驚きの声も上がっていた。機体の周囲にある青いゲージがシールド、赤いゲージがウェポンとのこと。グラフィックが美しいからこそ、弾幕も見やすく、機体を見失ってしまうということもなさそうで好印象だった。
無数の敵に囲まれ絶望的ともいえる弾幕となっていたが、初心者でもプレイできるよう、さまざまな難易度が用意されており、被弾を想定し防御型にカスタマイズすることも可能とのことだ。そのため、本作が初めてのシューティングゲームという人も安心して手に取ってみてほしい。
ステージはたくさんの種類があり、非常に細かく作りこまれていた。銃撃やレーザーなどの空中攻撃だけでなく、爆弾などで地上を攻撃しなければならない場合もあるそうで、3Dならではの奥行き感を感じることができた。従来のシューティングゲームのイメージを大切にしつつも、グラフィックとバトルシステムで奥行き感のある新しい体験ができるのではないだろうか。
映像美とゲームへの没入感を高めるBGM、そしてどこか懐かしい縦スクロールと弾幕はこれまで縦スクロールシューティングゲームを遊んでいた世代はもちろん、初心者でも楽しむことができるだろう。発売は2024年を予定しているそうなので、ぜひ注目してほしい。