声優の岩澤俊樹さんによる連載コラム「岩澤俊樹のゲーム1フレ勝負!」。第42回はスクウェア・エニックスから発売中の「スターオーシャン セカンドストーリー R」を取り上げます。

皆様こんにちは!岩澤俊樹です!

あっという間に12月、寒暖差が激しい今日この頃。皆様如何お過ごしでしょうか? 体調にはくれぐれもお気を付けくださいね。ゲーム、出来なくなっちゃいますから!

さて、年の瀬が近づき、ゲームショウで出展されていたタイトルたちが徐々にリリースされ始めてきました。この時期独特のワクワク感、好きです。今回ご紹介するのは、その先駆けとも言える11月2日に発売されたこのタイトル!

【岩澤俊樹のゲーム1フレ勝負!】第42回:「スターオーシャン セカンドストーリー R」の画像

「スターオーシャン セカンドストーリー R」とは?

「スターオーシャン セカンドストーリー R」は、1998年に発売されたシリーズ第2作「スターオーシャン セカンドストーリー」が3Dで表現された美しいフィールドと2Dのピクセルキャラクターを融合した新たなビジュアルでよみがえるリメイク作品。キャラクターイラストも原作に準拠する形で梶本ユキヒロ氏により新たに描き起こしされている。

「スターオーシャンシリーズ」は1996年、スーパーファミコンにて第一作目が発売された歴史あるタイトル。

「スターオーシャン セカンドストーリー R」は、その二作にあたる「スターオーシャン セカンドストーリー」のリメイクとリマスターの中間的な位置づけ。

「スターオーシャンシリーズ」は、知り合いがとあるキャラクターのモーションアクターを担当している、というのが切っ掛けで「スターオーシャン4 -THE LAST HOPE-」のみプレイしたことがありました。

それを機に過去作も遊んでみたいと思っていましたが、なかなかタイミングがあわず。そんな時にこの「スターオーシャン セカンドストーリー R」の発売を知り、興味をもった次第です。

シリーズほぼ未プレイの岩澤でも楽しむことができるのか!? そして25年前の作品がどのように進化したのか!? 早速プレイしていきましょう!

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ゲームを起動すると始まるオープニングムービー。

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僕はPSで発売された本家「スターオーシャン セカンドストーリー」をプレイしていないので、明確に違いをお伝えすることは出来ないのですが、25年前の作品とは思えないほどの美麗なグラフィック。「New Game」を開始すると主人公選択画面へ。

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初回プレイということもあり、「クロード」を選択。そしてここで「スターオーシャン セカンドストーリー R」の目玉機能の一つ「ボイス選択」。

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オリジナル版、2008年に発売された「スターオーシャン2 Second Evolution」版の2パターンからキャラクターごとに選択が可能。オリジナル版はフルボイスではなかったようなのですが、今作は新録でフルボイス化するという拘りっぷり。

当時かなわなかったオリジナル版でのフルボイスを堪能するもよし、「Second Evolution」をプレイ済みの方は聞きなじみのある方に設定するもよし、ただただ好きな声に変えるもよし、自分なりのベストな設定を探しましょう(自分はオリジナル版に設定)。しかもいつでも変更可能なのが凄い! こういった幅広い層にむけた拘り、素晴らしいです。

そしてプロローグが始まると、そこには美麗な背景と、懐かしさを感じさせるドットで描かれたキャラクターが。

【岩澤俊樹のゲーム1フレ勝負!】第42回:「スターオーシャン セカンドストーリー R」の画像
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「HD-2D」と呼ばれるこの表現、昨今さまざまなRPGに使われているので知っている方も多いかもしれません。同じくスクウェア・エニックスの「オクトパストラベラー」で初めてこの表現を見たとき衝撃を受けました。

最新のRPGといえば美麗な3DCGでリアリティを追求したものが多いイメージで、勿論そういったものも没入感や爽快感が物凄く、めちゃめちゃ大好物なのですが、「HD-2D」はドットという当時のゲームならではの表現と最新の3DCGが見事に融合。「懐かしさ」と「新しさ」、「昔」と「今」が違和感なく共存し、むしろ新しい表現として確立されていることに感動を覚えました。

【岩澤俊樹のゲーム1フレ勝負!】第42回:「スターオーシャン セカンドストーリー R」の画像
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広大なフィールドはリアルに描かれながらも、どこか懐かしさが。全てをリアルに描き切らないからこそ「想像力」を掻き立てられます。「この先には何があるんだろう?」と。当時の古き良きRPGならではのこの感覚、同世代のゲーマーならきっと共感してくれるはず!(笑)

ただただリマスターしただけではない新たな表現「HD-2D」、まだ体感したことない人は1度その目で確かめてほしいですね!

やり込み満載

進化したのは勿論グラフィックだけではありません。RPGの醍醐味といえば「バトル」、そしてキャラクター育成。まず「バトル」ですが、基本的な操作は実にシンプル。攻撃はAボタン(switch版準拠)、LボタンとRボタンは設定した必殺技、Bボタンで回避。

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シンプルだからといって単調かというとそうではありません。たしかにゲーム序盤は攻撃ボタンの連打だけで勝ててしまいます。

しかし突如「そのとき(全滅)」は突然訪れるのです...。今までボタン連打で無双して気持ちよくなっていたところに、突如強力な魔法を放ってくる敵が現れ、一瞬で全滅させられました。やはり一筋縄ではいきません。戦略、育成は計画的に(笑)。

まず活用してほしいのが、「ブレイク」。本作からの新システムで、攻撃を当てていくと敵の上に表示されている盾のマークが減っていきます。これが0になると「ブレイク」状態となり、大ダメージを与えるチャンス。

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そしてもう一つマスターしたいのが、新テクニック「ジャストカウンター」。

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敵が赤く光った瞬間にタイミングよく回避ボタンを押すことで発動。

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敵の攻撃を回避し、背後に廻り込みます。さらに必殺技に必要なMPを25%回復しつつ、シールド値を一つ削ることも出来るというてんこ盛りっぷり。使いこなせば戦闘を有利に運ぶことが出来るのは間違いありません。じゃあずっとジャストカウンターだけ狙ってればいいかと言われれば答えはNo。勿論リスクもあります。タイミングを誤ると逆に自分がブレイク状態になってしまい、一気に窮地に陥ります。まさにハイリスクハイリターン。

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しかも、敵が一体なら攻撃してくるのを待って積極的にジャストカウンターを狙うのもいいですが、数が多い時に攻撃を待ってしまうとその間に後列の仲間がやられてしまう事もしばしば。使いどころを見極めるのが重要です。

そしてもう一つ重要なシステム「隊列」。

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敵を倒すことで溜まっていく「ボーナスゲージ」。一定値溜まるごとに段階的に効果が発揮されていきます。

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効果は味方ステータスが上昇するものや、獲得できる経験値やフォル(お金)が増える物など様々。ゲームを進めていくと種類が増えていくので、状況に応じて使い分けると良いでしょう。先ほどの「ジャストカウンター」に失敗するとゲージを全て失うので要注意です。

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そしてこのゲームの最大の特長かつ、やり込み要素として「キャラクター育成」が挙げられます。経験値を貯めてレベルを上げていくのは勿論、バトルで獲得できるBP(バトルポイント)、SP(スキルポイント)を消費することで様々なスキルを習得、強化することが出来ます。

必殺技や紋章術のレベルを上げることで威力や範囲を強化したり、

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戦闘中効果を発揮するスキルを覚えたり、

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料理やアイテムを錬成出来るようになるスキルを覚えたりと、育成要素は様々。かなりやり込み甲斐があるなとおもいました。

キャラクターによって得意なスキルが違ったりもするので、どのキャラをどう育てていくかはプレイヤー次第です。ただ強くしていくだけでなく、どうやったら効率よく育てられるか考えるのも楽しみの一つだなと個人的に思いました!

快適

さて、グラフィックやバトルなど、「R」になって進化したところをご紹介してきましたが、まだあるんですよ…! それが「快適さ」。

先ほどやり込み要素が豊富と言いましたが、その殆どが戦闘に起因するもの。可能な限り効率良くこなしていきたいですよね。そんな要望に答えるシステムが3つあり、「シンボルエンカウント」、「バックアタック」、「エネミーリンク」。

まず1つ目。今作は「シンボルエンカウント」方式を採用しているので、戦うも逃げるも基本的には自由。

【岩澤俊樹のゲーム1フレ勝負!】第42回:「スターオーシャン セカンドストーリー R」の画像
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戦いたいときに戦うことが出来るので、格下の敵との戦闘を避ける事が出来ます。

そして2つ目、シンボルに後ろから触れると敵が気絶状態から戦闘が始まる「バックアタック」になります。かなり有利に戦うことが出来るので、効率を求めるなら必須テクニックですが、逆もあるので注意が必要です。

敵に後ろから触れられるとこちらが気絶して大ピンチに。一気に全滅なんてこともあり得ます(体験済み)。後ろを取ろうと必死になっていたら他の敵に後ろから襲われて…なんて事にならないように気を付けましょう(笑)。

そして3つ目「エネミーリンク」。敵シンボルは距離が近いとこちらに襲い掛かってくるのですが、同時に複数の敵が近くにいると「エネミーリンク」が発生。赤い線で繋がります。

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そしてこの状態の敵に触れると、繋がった分の敵と連戦が発生(最大5連戦までは確認)。

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連戦すればするほど、獲得経験値とフォルが増えるので、効率よくレベル上げをしたいときには必須のシステム。しかし回復する間もなく連戦するので無理は禁物ですよ!

その他にも会話イベントを2倍速に出来たり、1度訪れた町などには一瞬で移動できる「ファストトラベル」があったり、

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現在より性能のいい装備を獲得した時に自動で装備するか確認してくれる「イクイップウィザード」など、様々な面で快適に遊べる要素が盛り沢山。

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初回プレイの方には勿論ですが、特にプレイ済みの方に優しい仕様。基本的にスキルとか特技等はコンプリートしたくなる質なので、そんな自分にもぴったりの素晴らしいシステムたちだなと思いました! これは、やり込みが捗りますねえ!

さてさて、やや駆け足気味ではありますが個人的に感じた「スターオーシャン セカンドストーリー R」の推しポイントをご紹介して参りましたが如何でしたでしょうか?

個人的には「あの頃」に戻った気分でワクワクしながらプレイ出来ました。昨今、僕自身が格闘ゲームを始めとしたオンラインゲームで遊ぶ時間が多く、「一人でじっくりRPGをプレイする」という機会が減っていました。

しかし、昔は今ほどゲームを自由に買うことも出来なかったので、「やっと手に入れた一本をやり込む」ということをごく自然にやっていたんですよ。そしてそれにうってつけだったのがRPG。長く遊べますからね(笑)。

その当時の気持ちを思い出させてくれました。しかもただ懐かしいだけでなく、遊びやすさやバトルの爽快感などは現代風にしっかりと作り直されていて「今、昔の作品を遊ぶ」のにとてもちょうどいい作品だなと思いました。これを書いている今、ストーリーはまだ中盤(多分)あたりなのですが、続きが気になりすぎて早くやりたいです(笑)。

25年の時を超え、更に進化した名作。この年末にじっくりと遊んでみてはいかがでしょうか!?

それでは僕は、星の海に戻ることにします!

そして今年も、【岩澤俊樹のゲーム1フレ勝負!】を読んでいただきました皆様、ご協力頂きましたGamer様、ありがとうございました!

このコラムも気づけばもう42回(特別編などを含めたら約50回)。来年は新しいことにも挑戦したいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします!

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岩澤俊樹さんプロフィール

アイムエンタープライズ所属
生月日:10月17日
趣味:ゲーム、音楽鑑賞、散歩
主な出演作品:【TVアニメ】ようこそ実力至上主義の教室へ(高円寺六助)、問題児たちが異世界から来るそうですよ?(ヴェーザー)、【吹き替え】謀りの後宮(李重俊)、【ゲーム】GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-(ダレル)、ファンタシースターオンライン2 es(ダンテ、セイメイキカミ)など。「GUILTY GEAR Xrd REV 2 -BATTLE MANIA-」でMCとしても活躍。

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