セガは、3月17日にセガサミーグループ本社にて、公式大会「太陽生命 ぷよぷよグランプリ 2024 ファイナル」を実施した。本稿ではその決勝トーナメントの模様をお届けする。
本大会では「ぷよぷよチャンピオンシップ」からレギュレーション変更が行われており、2023年度開催の各大会において、優秀な成績を収めた全16名がプロ・アマチュア混合で100万円の優勝賞金を争った。MCは声優の石飛恵里花さん、実況・解説はALFさん&飛車ちゅうさんが担当。
また、会場では2024年4月4日よりApple Arcadeで配信される「ぷよぷよパズルポップ」の体験コーナーや、グッズ展示、フリー対戦スペースなどが見られた。こちらのフォトレポートも併せて掲載する。

決勝トーナメントを制したのはマッキー選手
優勝トーナメントまで勝ち残ったのはmomoken選手、ともくん選手、マッキー選手、Shiyota選手となった。優勝トーナメントのルールはこの4名によるシングルエリミネーション方式で、セミファイナルは10本先取、グランドファイナルは公式大会では初の試みとなる20本先取。試合にはPS4版「ぷよぷよeスポーツ」の最新バージョンが用いられた。
セミファイナル第1試合はmomoken選手vsともくん選手。実況・解説によると公式の場では初めての対戦カードとなり、momoken選手は本大会の結果いかんではアマチュアからプロへの昇格機会となっていた。

対戦へ移ると、まずは互いに1本ずつ取ったイーブンの状態に。そこからmomoken選手が先に攻めっ気を見せ5試合を先取。大幅なリードを得た。
しかし、そんな不利を背負ってなお諦めた様子のないともくん選手が、時折momoken選手に突き放されつつも1本、また1本と巻き返していき、遂に8対7と逆転。そのまま互いに譲らない展開が続き9対8までもつれ込んだが、最終的には先にマッチポイントを手にしたともくん選手が素早く攻撃をしかけて勝利。決勝に駒を進めた。

セミファイナル第2試合の対戦カードは、マッキー選手vsShiyota選手。0対1でShiyota選手が初戦を制するものの、そこからマッキー選手が凄まじい胆力を見せてShiyota選手に1本も取らせないまま7対1と大幅リード。
しかし、次の試合へ移ったところでコントローラーの接続が途切れるトラブルが発生。このトラブルの解消にかかった時間で頭を切り替えられたのか、Shiyota選手が1本を返して7対2に。これで流れが変わったかと思われたが、続いての試合でマッキー選手は先に14連鎖を完成させて8対2。勝利は絶対に譲らないという意志を見せた。
ところが、Shiyota選手もここまでの敗北で活路を見出した様子。あと1本取られるとマッキー選手にマッチポイントに入られてしまうという厳しい状況から、8対7まで巻き返す凄まじい追い上げを発揮した。
遂に1本差まで巻き返されたマッキー選手だったが、ここまででShiyota選手の手の内を見切り、その後はひとつの勝利もShiyota選手に許さず、10対7で決勝への切符を手にした。
グランドファイナルは、ともくん選手vsマッキー選手に決定。試合前のインタビューでは、ともくん選手はマッキー選手を強敵だと評し、マッキー選手は前の大会での雪辱を果たすと意気込んでいた。
20本先取という長丁場だが、マッキー選手が初戦から16連鎖を挨拶代わりと言わんばかりにぶちかまして1本先取。派手な幕開けとなった。序盤の対戦はお互いに大きな連鎖の応酬が繰り広げられ、会場の観客たちも白熱。どちらかが勝利するたび、しきりにバルーンを叩いて両選手のプレイを称えていた。
途中から大きな連鎖ではなく細かな牽制で互いの出方を伺うかのような立ち回りに変わっていき、19試合を数えたところでともくん先取が9勝、マッキー選手が10勝という大接戦。しかし簡単には追いつかせないマッキー選手は、この状況から4試合を連取して9対13に。
このまま先行するマッキー選手をともくん先取が追いかける戦いが続くが、追いつくことを許さなかったマッキー選手が最終的に15対20でリードを守り切り優勝の栄冠に輝いた。

優勝したマッキー選手は勝利者インタビューで、この日のために年単位の練習を重ねたことを明かした。また、決勝で戦ったともくん選手をはじめ、この日のために仕上げてきた選手ばかりで苦戦が続いたとの心境も吐露。その果ての勝利だっただけに、喜びもひとしおな様子だった。また、手に入れた賞金は親御さんへのプレゼントへ使いたいとも語っていた。

今日が一番いいコンディションに持っていけた
以下より、大会後に行われたマッキー選手への囲み取材の模様をお届けする。
――今の心境を改めてお願いします。
マッキー選手:この日のために慎重に練習をしてきたので、今までで一番嬉しいです。調整するにあたってやり込み過ぎると脳に負荷が掛かってしまうので、練習は自分の一番いいパフォーマンスが発揮できる大会の2週間前からだと決めていました。
前回はともくん選手に2回も負けてしまったので、これは練習方法や調整方法を変える必要があると考えて試してみました。結果的に今日が一番いいコンディションに持っていけたので、大成功だったと思います。
――2週間前から今日まではどのような練習を行ったのでしょうか?
マッキー選手:僕の場合は14日ほど本気で練習を重ねると、脳が限界であまりいいコンディションで対戦できなくなるとわかっていました。シーズン1の時に一応優勝はしたのですが、精神も体調もギリギリで。これでは長く持たないと感じたので、シーズン2では座学をメインにして練習をしてみたんです。ただそれはそれで練習量が足りずともくん選手に2回も負けてしまったので、今回はその間を取る形で調整しました。
――ともくん選手の対策は考えていたのでしょうか?
マッキー選手:今回は一番オンラインで練習を重ねた相手がともくん選手だったので、そこで感覚を沁み込ませて本番でも同じようにできるよう意識しました。
――いずれ戦う相手と練習するのはどんな心境なのでしょうか?
マッキー選手:対戦する前に練習する内容を決めていて、それをひたすらともくん選手相手に実践。微妙だと感じた部分は修正するという感じでした。
――セミファイナルと決勝では先にリードを作っていましたが、これは狙っていたのでしょうか?
マッキー選手:狙ってはいませんでした。最後の方はひたすら全力でやり切ろうという感じでした。追い上げられている時は今までの大会での経験から、ここでめげたり何か考え事を増やしたりすると間違いなく逆転されるので、何も考えずに突き進むことを意識していました。
――勝利した瞬間に目を擦るような仕草が見られましたが、やはりこみ上げるものがあったのでしょうか?
マッキー選手:今回こそは絶対勝ちたいと思って今まで練習してきたので、ちょっと涙が出そうになりました。
――賞金の使い道として親御さんへのプレゼントとおっしゃっていましたが、今パッと思いつくものはありますか?
マッキー選手:掃除機とかドラム式の洗濯機ですね。あとは旅行とかにも行ってもらいたくて、何処にするか今考えているところです。
――ありがとうございました。

会場ではグッズ展示や対戦スペース、「ぷよぷよパズルポップ」の体験コーナーも見られた
会場では、グッズ展示やキャラクターたちのパネル展示、自由に対戦できるスペースや休憩スペースが用意されていた。パネル展示では会場を訪れた記念にキャラクターたちと撮影をするプレイヤーが見られたほか、フリー対戦スペースでは子供たちが互いに自らのスキルを競い合う姿も。
また、Apple Arcadeで2024年4月4日より配信される「ぷよぷよパズルポップ」の体験コーナーも開かれており、親子で教えあいながらプレイする姿や友人たちとワイワイ楽しむプレイヤーも見られた。



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