CygamesがiOS/Android/PC向けに配信中のアニメRPG「プリンセスコネクト!Re:Dive」。メインストーリー第3部のタイミングでシェフィが再登場したことを記念し、シェフィ役・近藤玲奈さんにインタビューを実施した。
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「プリンセスコネクト!Re:Dive(以下、プリコネR)」では、8月16日より開催された特別イベント「煉獄のリベリオン」でメインストーリー第3部が大きな局面を迎え、その中で【美食殿】のキャラクターであるシェフィが、メインストーリー第2部以来となる再登場を果たした。
そのタイミングに合わせ、Gamerではシェフィ役・近藤玲奈さんへのインタビューを実施。ゲームへの印象を改めてお話いただくとともに、再登場を果たしての感想やラジオで明らかになった“オニギリちゃん”の収録エピソードなどを聞いた。
※インタビューは8月22日の「プリコネチャンネルRe:Dive『おかえりシェフィ!』生放送SP」前に実施しました。
※メインストーリー第2部、第3部に関する言及がありますので、ご注意ください。
第2部でのシェフィの登場、そして別れを振り返る
――「プリコネR」についての印象や、ご自身が関われる中で感じる魅力をお聞かせください。
近藤さん:アプリを開いた時の画面の色がすごくカラフルで可愛いです(笑)。キャラクターの掘り下げもすごく丁寧に描かれているので、どの子にも感情移入できて親近感が湧きますし、ストーリーもほんわかしたり、 戦う時は戦ったりみたいな感じで、本当に一緒に冒険してるように感じられる作品だと思います。
私の場合はやっぱり【美食殿】のお話が多いんですけど、【美食殿】の活動の主軸となっている “美味しいものを食べる”というのは人生で一番大事なことだなと思っていて、 その姿に癒されるなという印象があります。
――シェフィは第2部からの登場で、第2部の物語的にも重要なポジションになりますが、参加した当時の心境はいかがでしたか?
近藤さん:シェフィちゃんを最初に演じさせていただいた時は、シェフィちゃん自身にも記憶がなくて、ストーリーが進まないとわからない部分が多かったので、結構ミステリアスな印象がありました。シェフィちゃん自身も自分って何なんだろうと思う気持ちがあったと思いますし、私もシェフィちゃんって何なんだろうと感じていたので、シェフィちゃんといっしょに探していこうという気持ちで、ともに歩んできたなと思います。
――最初は赤ちゃんでしたしね。
近藤さん:最初は赤ちゃんでしか喋っていなかったので疑っていたんですよ、この子本当に成長しますか…?って(笑)。
シェフィちゃんはオーディションで選んでいただいたんですけど、その時点で普段のセリフだけじゃなくて赤ちゃんのセリフもあったので、「どういうこと?」という感じで。いざ決まって収録になったら本当に赤ちゃんの期間が長かったので、(普段の姿を演じるのは)いつかなって思っていました。
そして普段の姿になって、自我が芽生えて、という感じなんですけど、やっぱり【美食殿】はペコリーヌとキャル、コッコロというイメージがすごく私の中で強くて、そこに自分が入っていくのが想像できなかったので、プレイヤーのみなさんに受け入れていただけるのかなというところは不安ではありました。
でもシナリオを読んでいって、【美食殿】のみんながすごく温かく迎えてくれたから、シェフィちゃんもすごくそこに安心しただろうし、それを見てきっとプレイヤーさんたちもシェフィちゃんに親近感を持ってくださっているなと思ったので、いざ【美食殿】に入るともうここから出たくないって気持ちになりました。
――第2部の最後、シェフィは自身を犠牲にして【美食殿】のみんなと別れることになりましたが、その時の心境はいかがでしたか?
近藤さん:【美食殿】の一員になったぞという感覚が結構芽生えてきていたところでこの事実を知ったので、ものすごくショックを受けてはいたんですが、でもすぐに復活するだろうという気持ちでいたんです。それでスタッフさんに「シェフィちゃんはもちろん復活しますよね?」ってニコニコで聞いたら、「ごめんなさい、シェフィなんですけど……消滅します」という話ですごくしんみりした雰囲気になっちゃって(笑)。
やっぱりちょっと悲しかったんですけど、シェフィちゃん自身がみんなのためにという気持ちもあったし、その気持ちを尊重してあげたいとも思ったので、シェフィちゃんも辛い中、最後は笑顔で終わりたいみたいな気持ちを自分も大事にしなきゃと思って、その気持ちを持って最後まで演じさせていただきました。
――実際にそのシーンをアニメーションで見ると、切なさがすごいですよね。
近藤さん:シェフィちゃんがいなくなった後のエンディング楽曲「Yes! Precious Harmony!(オルゴールVer.)」でのアニメーションも、【美食殿】のみんなで歩いてて、みんなを追い越していって……という流れで泣かせてくるなと。レコーディングもシェフィちゃんがいなくなっちゃうことを聞いてから歌ったのでとてもしんどかったのですが、シェフィちゃんが辛い選択だと思わないよう、この瞬間が温かかったというのを大事にしたい気持ちがあったと思うので、そこを意識しつつ、自分の「嫌だ、いなくならないで!」という気持ちと、シェフィちゃんの「でも笑顔でいたい」という気持ちで葛藤していました。
オニギリちゃんはオーディションで決定?【美食殿】との再会の喜びも
――第3部ではオニギリちゃんとして参加されていたということですが(※8月22日の「プリコネチャンネルRe:Dive『おかえりシェフィ!』生放送SP」で発表)、オニギリちゃんを演じることになった際の心境や、実際に演じる上で意識しているポイントなどあればお聞かせください。
近藤さん:シェフィちゃんの第2部の最後のほうの収録の時、スタッフさんから「(オニギリちゃんを)ちょっとやっていただいていいですか?」という流れで軽くオーディションみたいな感じになったんですが、台本を見たらセリフが“ぴぎゅー”と“ぴぎゅぎゅ”しかなくて、これどうしたらいいんだろう……と(笑)。
とりあえずやってみて、「じゃあこちらの音声を持ち帰らせていただいて、プロデューサーに聴かせます」みたいな感じになって。ドキドキしつつ決まったらいいなと思っていたら、無事にオニギリちゃんを演じることになりました。
シェフィちゃんとしての収録がしばらく無い中、(「プリコネR」としての収録が)再開してからはオニギリちゃんだったんですが、あまりにもシェフィちゃんと違いすぎて(笑)。でもこれまで人ではないキャラクターを演じたことがなくて、自分の中でもやってみたい役柄でしたし、これまでと違う形で【美食殿】の子たちと一緒にこの先も冒険できるのは本当に楽しかったです。
みんながオニギリちゃんをかじってくるのもなんか嬉しくて、またみんなに歓迎してもらえた気持ちになりました。【美食殿】とオニギリちゃんが一緒にいる絵を見て、「わ、いるいる!」という感じで(笑)。
私がやっていることは秘密に…ということだったので、演じる時も本当にシェフィちゃんの要素を一切入れないようにしてくださいというディレクションをいただきました。一回テストで演じた時にもちょっと赤ちゃんのシェフィちゃんみたいになっているので、男の子っぽい感じを意識してください、と要望をいただいて。少し男の子らしさみたいなところは意識して演じています。
――オニギリちゃん自身、中性的な印象もありますよね。
近藤さん:思ったよりめっちゃ大きかったです(笑)。単体の絵だけ見たときは肩乗りのマスコットみたいな感じかと思っていたのですが、サイズ感が違ってそこも衝撃でした。
――第3部での【美食殿】の旅の目標の一つがシェフィを救うことだったと思いますが、オニギリちゃんとして関わる頃からシェフィの身に何が起こっているかなどの認識はあったのでしょうか?
近藤さん:もう一切出ないという認識でいました。オニギリちゃんとして収録する時も、シェフィちゃんに触れちゃいけないのかなというレベルで話が出なくて、スタッフさんにも聞いたんですけど「本当にごめんなさい」という感じだったので。
勝手に「プリコネR」はハッピーエンドになるだろうと確信していたんですが、しばらくは本当に出なかったので、もう本当にダメなのかなという気持ちにちょっとなっていたんですけど、それでも私的にはシェフィちゃんはずっといるという気持ちでやっていました。【美食殿】として一緒に歩んでいるという風に思ってやっていたので、プレイヤーさんもそうだったら嬉しいなと思っていました。
現実世界で眠っているのを知ったのも今年に入ってからだったと思います。だからこそ最近になって復活すると聞いた時はめちゃくちゃ嬉しかったです。
――プレイヤーのみなさんもこの記事を読まれる頃にはシェフィとの再会を喜んでいるかとは思いますが、シェフィとして再び関われること、【美食殿】のみんなと再び冒険できることへのお気持ちはいかがですか?
近藤さん:シェフィちゃんとしては本当に空白が長すぎてもう諦めかけていた時に復活すると聞いて本当に嬉しかったですし、一度失った時間が大きかったからこそ、またこうして再会した時、シェフィちゃん的にも私的にも【美食殿】のみんなと一緒にいる一瞬一瞬をもっと大事にしていこうという気持ちになりました。
シェフィちゃんも以前、お正月のイベント(「新春美食メモリーズ シェフィのおつかい大作戦!」)で3人にすごく守ってもらったり、みんなによしよしされて育ってきたところがあったんですけど、次はシェフィちゃんがみんなを守れたらいいなみたいな気持ちも自分的にはあって、さらに成長しているんじゃないかなという風に思います。
――第2部完結からこれまでの間もずっと、多くのプレイヤーのみなさんがシェフィとの再会を待ち望みながら、ストーリーの思い出を語ったり、Xに投稿された【美食殿】のイラストに思い思いの反応を寄せていました。そういったみなさんの反応はご覧になっていましたか? ご感想などあればお聞かせください。
近藤さん:シェフィちゃんがいなくなってから、かなりXのほうでも反応をいただいていて…、【美食殿】4人のイラストが投稿されたら、もう感情爆発しちゃいますよね。
先ほどもお話したように、【美食殿】に加わってから、今までプレイしてくださったみなさんが【美食殿】のシェフィとしてちゃんと認識してくれるのかなという不安もあったんです。ただ、イラストとかにもかなり反応してくださっている姿だったり、戻ってきてほしいって強い気持ちをみなさんがポストされているのを見て、シェフィって想像以上にたくさんの人に求められている存在だなって思いましたし、それだけでシェフィちゃんはすごく幸せだなって思って、とても嬉しかったです。
シェフィのプリンセスフォームを初めて見た感想は?成長した姿への期待も
――シェフィの復活と同時にプリンセスフォームが登場するということで、ぜひシェフィ(プリンセス)の★3イラストをご覧いただいての感想をいただければと思います。
近藤さん:(イラストを見て)ヤバい、めっちゃ可愛い!! 待って無理、涙出ちゃう。超可愛いし、表情も涙出ているし。翼もレインボーで……本当にヤバいですね!
――イラストをご覧になられるのは初めてなのですね。
近藤さん:収録の時はラフだったので、今回が初めてです!
――「煉獄のリベリオン」のイベント内ではちょうどプリンセスフォームの変身シーンも公開されました。
近藤さん:プリンセスフォームの変身シーンってキャラクターによって全然個性が違いますし、シェフィちゃんはスケートの要素もあるとは思うんですが、自分が収録した時はラフだったので、何がどうなってるか全然わからなくて。
ああ、もうめちゃくちゃ楽しみなんですけど!
――ということであれば、変身シーンもこちらでご覧いただきましょうか。
近藤さん:(映像を見ながら)女神降臨してる!! 滑っているシーン含めてアニメーションの迫力もすごい……!
1ヶ月前に収録した時はまだ全然絵が無かったので、こんなにすごい映像になっているとは思っていなかったです。
――改めて一通りご覧になられての印象はいかがでしょうか?
近藤さん:本当に凛々しくなって帰ってきたなって感じがします。プリンセスフォームになって立っている姿はなんかもう、女神降臨みたいな感じですごく神々しいですし、嬉しいです、本当に。
――これからの第3部のストーリーに向けて、気になることや楽しみにしている点などあればお聞かせください。
近藤さん:シェフィちゃん自身、みんなと再会してから、以前【美食殿】にいた姿とはまたちょっと違うと思っています。本当に成長しているし、自分の意思がすごく強くなっていますし、ちょっとお姉さんになった感じがしているので、そんなシェフィちゃんがどういう風に【美食殿】に貢献していくのかなというのがすごく気になるところです。
新しく接するキャラクターとの絡みも増えてくる中で、シェフィちゃんがどんなポジションになっていくのかもすごく楽しみですし、赤ちゃんにも期待しています(笑)。
――ここからは少しゲーム外のお話になるのですが、ミニコーナーなど含めバラエティ豊かな「プリコネR」の番組への印象などもあればお聞かせください。
近藤さん:「プリコネR」の番組は毎回規模が大きいなってすごく思っています。「プリコネフェス」をはじめとして、キャラクターにちなんだゲームや大掛かりなセットとかが用意されていて、本当にプリコネRの世界にいるみたいという風に思います。
――また、今回はラジオ放送の前にインタビューさせていただいていますが、ラジオを通じて久々にパーソナリティのみなさんとお話できることについてはいかがでしょうか?
近藤さん:プリコネRのラジオにすごく出たいなって思っていて、今回の復活とともに初めてゲストで参加させていただくのですごく嬉しいですし、実は【美食殿】の4人だけで話すことが初めてなので、どんな風になるんだろうとワクワクしています。御三方とも仲良くさせていただいていて、すごく優しい、女神様のような先輩なので、私はもう身を委ねて楽しもうと思います。
――その楽しんでいる様子はぜひアーカイブでチェックいただければということで。では最後に「プリコネR」を応援している方々へのメッセージをお願いします。
近藤さん:まずはシェフィちゃんを待ってくださったみなさん、本当にありがとうございます。本当に長い間空白があったので、私もちょっと不安だったんですが、復活できたということは、それだけ応援してくださっているみなさんがシェフィちゃんを待ち望んでくださっていたからこそだと思っているので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、私的にはシェフィちゃんと【美食殿】の冒険はまだまだここからがスタートだと思っているので、これからはみなさんもぜひ、【美食殿】の一員としてのシェフィちゃんとの時間を、一瞬一瞬を大事にしてくれたら嬉しいです。よろしくお願いします。
――ありがとうございました。
近藤玲奈さんプロフィール
1月28日生まれ、千葉県出身。2015年に声優としての活動を開始。
2021年には、1stシングル「桜舞い散る夜に」を発売し、アーティストデビューを果たした。
代表作は「アキバ冥途戦争」(和平なごみ役)、「ドロヘドロ」(ニカイドウ役)。
グッズ情報
おかえりシェフィ!ということで、シェフィ(プリンセス)のイラストを存分に使用した新商品が発売されます。Cygames公式オンラインショップ「CyStore」の他、アニメイト通販、ムービックECサイトにて、予約受付中です。
URL:
CyStore
https://cystore.com/collections/priconne-redive_240913
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https://www.movic.jp/shop/r/r102865
発売日:11月頃予定
・B2タペストリー/シェフィ(プリンセス) 金額:3,850円(税込)
・クリアファイル/シェフィ(プリンセス) 金額:440円(税込)
・フルグラフィックTシャツ/シェフィ(プリンセス) 金額:7,150円(税込)
(C) Cygames, Inc.
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