9月26日~29日にかけて千葉・幕張メッセで開催されている「東京ゲームショウ2024」。本稿では、ビジネスデイ2日目となる9月27日にコナミデジタルエンタテインメントブースで行われた「コットンリブート ハイテンション!」ステージの模様をお届けする。

本ステージにはちゅうにーさん(総合MC)、ディレクターの近藤氏(ロケットエンジン)、プロデューサーの丸山氏(BEEP)に加え、声優陣から宮木南美さん、堀川かえでさん、来田真依さん、るなっち☆ほしさん、楽曲チームから川田宏行氏とYMCKが登壇した。

前作「コットン リブート!」から多数の変更点が存在
前作「コットン リブート!」から多数の変更点が存在

まずは本作がどんなゲームなのかを近藤氏&丸山氏が紹介。オリジナルが1991年にゲームセンターで稼働したタイトルであることや、1993年にX68000へ移植された家庭版を現代に蘇らせるプロジェクトが、2021年に発売された「コットン リブート!」であることなどを見ていった。

そんなシリーズの流れの中いよいよ発売となる本作「コットンリブート ハイテンション!」は、オリジナルがあった前作「コットン リブート!」と違い完全新作という位置づけ。近藤氏によると「今度こそコットンにウィローをたくさん食べさせたい」というコンセプトがあったのだとか。

「コットンリブート ハイテンション!」ステージレポート!オーディションで宮木南美さん、堀川かえでさんら声優陣を採用した決め手など制作の裏話が飛び出した【TGS2024】の画像

ジュエルフィーバーがウィローフィーバーに変わるといったシステム面での変更点も。ウィローは魔力の源だそうだが、本作ではウィローを食べさせるとコットンのテンションが上がり魔法の深淵に到達するという要素が存在している。魔法の深淵に到達するとコットンも敵も強化されるので、強力な魔法の使用や、効率の良い稼ぎが可能になるそうだ。

また、本作の敵はウィローが担当しており、ウィローの化身であるウィローちゃんというキャラクターが新たに登場する点も必見。加えてウィローたちは人間や妖精たちにたくさん食べられてしまったことから恨みを抱いており、気の抜けたおいしくない味になっているというユニークな設定も紹介された。

「コットンリブート ハイテンション!」ステージレポート!オーディションで宮木南美さん、堀川かえでさんら声優陣を採用した決め手など制作の裏話が飛び出した【TGS2024】の画像
「コットンリブート ハイテンション!」ステージレポート!オーディションで宮木南美さん、堀川かえでさんら声優陣を採用した決め手など制作の裏話が飛び出した【TGS2024】の画像

その後は大きな変更点を一挙に紹介していった。中でも妖精が捕らえた敵に応じて色々な攻撃が可能になる「とんでけキャプチャー」や、ドットで描かれていたグラフィックの解像度があがったことは注目を集めた。

続いて、新キャラクターのマカロンを紹介。国際連邦食料機構食品安全基準防衛対策局次長という長々とした肩書からもわかるとおり、お役所に務める魔女といったキャラクター性の模様。冷凍の魔法が得意でショットが広範囲に及ぶというキャラクター特性もあるようだ。

「コットンリブート ハイテンション!」ステージレポート!オーディションで宮木南美さん、堀川かえでさんら声優陣を採用した決め手など制作の裏話が飛び出した【TGS2024】の画像
声優陣の決め手や音楽面の裏話も
声優陣の決め手や音楽面の裏話も

ゲームに関するトークが一段落したところで、宮木南美さん、堀川かえでさん、来田真依さん、るなっち☆ほしさんがステージに登場。本作の声優陣はオーディションで選ばれたそうだが、これは近藤氏&丸山氏がキャラクターたちに声を付けると決まった時に新たな個性を発掘したいと考えての挑戦だったそうだ。

宮木さんと堀川さんは「コットン リブート!」からの出演となっているが、おふたりともたまたまネットでオーディションの募集をみつけたことから参加したとのこと。

「コットンリブート ハイテンション!」では前作での成功をふまえ再度オーディションを実施。来田さんはマカロンに一目ぼれして、絶対受かるつもりで募集期限のギリギリまでサンプルボイスの収録や自己アピールに時間を割いていたそうだ。

また、るなっちさんは前作のオーディションに参加しており、その時は落選してしまっていたのだとか。今回はそのリベンジが叶い、ウィローちゃん役を射止めた形となっている。

「コットンリブート ハイテンション!」ステージレポート!オーディションで宮木南美さん、堀川かえでさんら声優陣を採用した決め手など制作の裏話が飛び出した【TGS2024】の画像

その後はそれぞれの決め手を紹介。近藤氏&丸山氏は宮木さんに関してドアが開いた瞬間にコットンが居たと感じたと語ったほか、シルク役の堀川さんはツッコミ役ではあるもののコットンとの組み合わせを考えた時のバランス感から選ばれたとのこと。

「コットンリブート ハイテンション!」ステージレポート!オーディションで宮木南美さん、堀川かえでさんら声優陣を採用した決め手など制作の裏話が飛び出した【TGS2024】の画像

続いて声優陣による朗読を行い、お次は川田宏行氏とYMCKが現れ本作の音楽に関するトークが展開。

川田氏とYMCKに本作の音楽をお願いした経緯としては、スタッフ陣が川田氏の大ファンだったことが大きな理由のひとつとなっている。またチップチューンも好きだったことからYMCKにも曲を作ってもらいたいという想いがあり、その両者のコラボレーションを実現させようとなったからだそうだ。

YMCKの中村智之氏は川田氏の大ファンで氏の楽曲を多感な時期に聴きこんでいたほか、「コットン」の基盤を購入しようと考えていたほど好きだったそうだ。川田氏のほうもYMCKの大ファンだそうで、代官山のライブなどには駆けつけたのだとか。

「コットンリブート ハイテンション!」ステージレポート!オーディションで宮木南美さん、堀川かえでさんら声優陣を採用した決め手など制作の裏話が飛び出した【TGS2024】の画像

この両者がゲームで組むのは初めてとのことだが、作中では川田氏とYMCKの力を最大限に発揮できるよう曲を選択できるようになっている。また、原曲を川田氏に制作してもらい、それをチップチューンとしてYMCKがアレンジするといった試みも行われている模様。

最後にそんな両者が手がけた楽曲を1曲ずつ試聴する時間を挟み、そろそろイベント終了の時間に。川田氏、YMCK、近藤氏、丸山氏の順にメッセージを述べ、本イベントは終了となった。

アニメ・ゲーム系の媒体でお仕事をしているフリーのライター。Gamerさんでは2022年夏頃よりお仕事をいただいている。

主にプレイするのは大作RPGからFPS、18禁の美少女アドベンチャーゲームなど。ゲームセンターが好きで「BLAZBLUE」や「MELTY BLOOD」などのコンボ重視の対戦格闘ゲームや、「機動戦士ガンダム VS.(バーサス)」シリーズなどをよく遊んでいたが最近はちょっと年齢を感じて辛い。

最近は仕事のために始めたカメラにハマり、スナップ写真や動物写真を撮ることも。使用しているカメラのメーカーはNikon。

東京ゲームショウ2024

※画面は開発中のものです。

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