LINEヤフーから11月20日にリリースされた、スマートフォン向けゲーム「LINEおまかせレンジャー」(以下、おまレン)の先行体験会をレポートする。
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本作は、LINEのキャラクターたちが登場する完全新作の放置系RPGだ。10月29日より事前登録も開始されていたということもあり、待ちに待っていたというファンも多いのではないだろうか。
LINEゲームといえば、比較的カジュアルなタイトルが多いイメージがある。だが、その一方で「ジャンプチ ヒーローズ」のようなミッドコア向けのタイトルもリリースしてきた。同社では、カジュアルだけではなく、このミッドコア領域も拡充したいと考えていたという。
そうした状況の中で、ここ最近ゲームのトレンドになってきているのが放置系RPGであった。また、この放置系RPGはダウンロード数も世界中で急成長している分野でもある。その領域で、LINEゲームならではの作品としてどんなものができるのか考えたところから本作の企画がスタートしている。放置系といってもほのぼの系や美少女、探索・育成など様々な種類がある。そうした中で、本作ではあくまでも王道のRPG領域を狙ったタイトルとなっている。
ゲームのリリースに先駆けて、ひと足お先にプレイ出来るメディア先行体験会が開催された。こちらの記事では、そこからわかったゲームの魅力や特徴についてレポートしていく。
魔族連合に襲われている異世界グランディア星を救い出せ!
「おまレン」は、基本的に放置系ゲームということで、序盤に簡単なストーリーが紹介された後でいきなりゲームがスタートする。物語自体はそれほど重要な要素ではないのだが、設定としてはこんな感じだ。
宇宙旅行を楽しんでいたレナード博士が異世界に召喚される。そこは、魔族連合に占領され掛かっている異世界グランディア星であった。その星を救うために、レナード博士は様々なコスチュームに身をまとったレンジャーズ達を勇者として召喚して冒険に出かけていくことになるといった感じだ。
ゲームがスタートすると、騎士レナードが画面上に現れ、次から次へとやってくる敵とバトルを繰り返していく。この戦闘自体は自動で行われるため、プレイヤーが何かをしなければいけないということはない。プレイヤーがすることは、どちらかというとキャラクターの強化など冒険を続けていくためのサポート的な役割となっている。
画面の中央右辺りに何やらメッセージのようなものが表示されている。ここはクエストになっており、表示されている内容をクリアしていくことで報酬をゲットすることができる。とくにこのゲームを始めたばかりの頃は、いったい何をすればいいのかわからない状態になりがちだが、ここをタップして表示されている条件をクリアしていくことで、概ねゲームの内容が把握できるような作りになっている。
本作は放置系ゲームであるのだが、特にゲーム序盤はこのクエストで表示される条件が比較的低いハードルで大量に用意されていることもあり、どんどんクリアしていけるようになっている。そうしたこともあり、最初のうちはかなり忙しく感じるかもしれない。
ステータスやスキル、なかまを強化してチームを強くしていこう!
ゲームは基本的に放置しているだけでも、グランやオーブといった報酬を獲得していくことができる。放置で貯めることができるのは12時間分あり、それほど頻繁にスマホの画面を確認しなくてもわずかな隙間時間で遊べるというのがこのゲームの魅力でもある。
しかし、ただ放置しているだけでは先のステージに進むことはできない。各ステージのラストにボスキャラが登場し、それを倒さなければいけないのだ。そのために必要なのが、チームの強化である。これはクエストにも登場する要素だが、画面左下部辺りに「アップグレード」と書かれている部分があり、そちらをタップすることでレンジャーの強化を行うことが可能だ。
強化項目は、攻撃力、体力、体力再生、防御力の4つの項目があるが、基本的にはそれぞれ均一で上げていくようにすればいいだろう。ちなみにクエストでは、各項目を10単位で上げていくような流れになっている。それぞれのアップグレードにはグランが必要になるが、こちらは放置プレイで貯めていくことができる。
ステータスの強化とは別にスキルもセットすることができる。新たなスキルはガチャから入手することが可能だ。スキルの強化も行えるが、何をすればいいのかよくわからないというときは、「まとめて強化」と書かれているボタンをタップすればOKだ。
最初はセットできるスキルはひとつしかないが、ゲームを進めていくことで最大4つまでセットすることができる。またそれぞれのスキル自体もレベルアップすることで強化することができるので、忘れずにどんどん強化していこう。
メインとなるリーダーレンジャーは、スタート直後は1体しかいない。だが、こちらもゲームを進めていくことで最大3体までセットすることができるようになる。リーダーレンジャーはガチャから入手することができるが、こちらはSS、S、Aの3段階でレアリティが設定されている。見た目の良さで選ぶのもいいが、できれば強いキャラクターをセットしておいた方が効率よく冒険を進めていくことができるだろう。
ちなみに今回は、ゲーム序盤からのプレイに加えて、後半10分ほどはかなりゲームが進んだ状態でのデータでもプレイすることができた。こちらでリーダーレンジャーを選んでプレイしてみたのだが、より賑やかな雰囲気が増して、冒険もかなり楽しく感じられるようになっていた。
ダンジョンやミニゲームなども要素も充実
ステージをクリアして特定の条件を満たすと、ダンジョンに入場できるようになる。こちらは1日2回まで無料で入ることができるほか、広告を視聴することでさらに1日3回まで追加で入場することができる。通常の冒険とは別に、それぞれのダンジョンごとに異なる報酬が用意されており、たとえば最初に入場が可能になる「ミミックダンジョン」ではコインを獲得することが可能だ。
それ以外にも、オーブが獲得できる「鉱山」やポテンシャルの玉が手に入る「ワイルドランド」、ミネラルが獲得できる「封印ダンジョンI」や魔法の粉が手に入る「封印ダンジョンII」といったものも用意されている。集めたい報酬があるなど、自分の目的に合わせてダンジョンを選べるところも、このゲームの素晴らしいところである。
ダンジョンとは別に、画面下部の「タウン」と呼ばれるタブを選ぶことで、街のようなマップが表示される。ここには様々なコンテンツが用意されているが、その中のひとつがミニゲームの「精霊の庭園」だ。こちらでは、手袋やスコップ、熊手といったアイテムを選んでキノコを見つけ出して発掘していくという内容のゲームに挑戦することができる。
キノコを発掘すると「精霊石」というアイテムが手に入る。この「精霊石」を消費することでステータス研究が実行できるようになり、一定の時間計画するとステータスが上昇する。また、ステージ内にあるすべてのキノコを発掘することで新たなステージが開放。その度に3段階までステージのサイズが大きくなり、より多くの報酬が手に入るようになるのである。
ちなみに、今回はサービス開始前ということで詳しくチェックすることはできなかったが、このタウンではほかにもランキングが確認できる「名誉の殿堂」や、オンラインで友達になった人に友情召喚ガチャに使用できる「ハート」を送ることができる「広場」といった要素なども用意されている。
チャレンジPVEやアリーナPVEなどのコンテンツも用意
これも今回の先行体験会では遊ぶことができなかったが、ゲームのコンテンツとしてはほかにもチャレンジPVEやアリーナPVPといったものも用意されている。チャレンジPVEは「勇気の寺院」と呼ばれる場所で参加できるコンテンツだ。内容としては、制限時間内に討伐したボスの数をポイント化して、1時間枚に集計されていくというもの。1日に無料で挑戦できる回数が決まっているが、ルビーを消費すると追加で挑戦することができる。
同じく「勇気の寺院」で挑戦できるコンテンツがアリーナPVPだ。こちらは、PVPで相手に勝利することでポイントが獲得できるというもので、1日ではなく1時間単位で集計が行われる。挑戦回数などの仕組みは、チャレンジPVEと同じである。
チャレンジPVEとアリーナPVEのどちらも、1週間で多くのポイントを稼いだ順番にランキング化されて。報酬をゲットすることができる。強く育て上げたチームが、どれぐらいの実力を持っているのか腕試しする場としても最低である。
ということで、ざっくりとではあるが「おまレン」のポイントとなる部分をピックアップして紹介してきた。これ以外にも様々なアップグレード要素や、倍速でプレイ出来るモードなど、ゲーム自体も遊びやすさをとことん追求したようなタイトルになっている。
ゲームは遊びたいけど、仕事や勉強でずっとスマホの画面を見続けるわけにはいかないという人もいると思うが、そうした人にこそ気分転換で遊んでもらいたいタイトルである。少しでも興味を持ったならば、ぜひこの機会に始めてみてはいかがだろうか?
(C)LINE Studio
※画面は開発中のものです。
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