ウォーゲーミングは、「『Steel Hunters』開発者プレゼン&体験会」を本日3月27日に開催した。

目次
  1. Razorside
  2. Weaver
  3. Heartbreaker
  4. Prophet
  5. Ursus
  6. Fenris
  7. Trenchwalker

本イベントには、Laurent Lartisien氏(Marketing Director)、Luke Nicholls氏(Head of Player Interactions)が登壇。「Steel Hunters」の作品概要はもちろん、今後の展開を紹介。開発者によるゲームプレイも行われた。

「Steel Hunters」は反射神経より戦術性が重要になるメカ・ヒーローシューター―開発者プレゼン&体験会では5月に登場予定の新ハンターも明らかにの画像
左からLaurent Lartisien氏、Luke Nicholls氏
左からLaurent Lartisien氏、Luke Nicholls氏

はじめに、「Steel Hunters」の開発に至るまでの経緯を紹介。「World of Tanks」「World of Warships」など乗り物系の作品を得意としているウォーゲーミングとしては、「Steel Hunters」でメインとなる“メカ”も通ずるものがあったが、開発を進めていく中で苦労した点もいくつかあったそう。

プレイヤーが感情移入しにくい存在であることやデザイン面など、さまざまな問題に直面していく中、普通のロボットではなく、人間そのものがロボットに取り込まれたようなデザイン、搭乗型ではなく人間そのものをロボットにするという新しい構想を取り、今日に至ったようだ。

PC向けに2025年4月2日よりアーリーアクセスが開始される本作は、2025年内に正式ローンチ予定。また、PCのみならずコンソールでの展開も予定しているとのことだ。

さらに本作は、ウォーゲーミングの作品では初めてUnreal Engine 5を採用。これまでは自社のエンジンを使用してきたが、今回Unreal Engine 5の採用により、グラフィックやビジュアル面を大幅に向上させられたほか、将来的な拡張性も確保できたようだ。

「Steel Hunters」は反射神経より戦術性が重要になるメカ・ヒーローシューター―開発者プレゼン&体験会では5月に登場予定の新ハンターも明らかにの画像

続けて、ゲームの核となる部分へ踏み込んだ話題へ。「Steel Hunters」は、巨大なメカハンターを操作するヒーローシューターでありながら、バトルロイヤルやエクストラクションシューターの要素を含む作品。その上で、独自のゲームフローも採用されている。

メインとなるゲームモードは、2人1組のチームプレイとなっており、この協力プレイを最大限生かす設計となっている。協力プレイが非常に重要なゲームとなっており、かつ反射神経より戦術性というコンセプトを重要視。瞬間的なエイム力よりも、ポジショニングやアビリティの使いどころ、チームメイトの連携といった頭脳戦という部分が重要になってくるそうだ。

また、ゲームプレイのみならず、ストーリーもプレイヤーを引き込む要素の1つ。既に公開されている映像ではハンターにスポットを当てたものとなっており、今後は作品のストーリーを補完する内容のものも公開予定とのこと。こうした施策により、プレイヤーも「Steel Hunters」の世界へ踏み入れやすくなっていく。

「Steel Hunters」は反射神経より戦術性が重要になるメカ・ヒーローシューター―開発者プレゼン&体験会では5月に登場予定の新ハンターも明らかにの画像
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次に、アーリーアクセスでも使用可能となる7体のハンターを紹介。本作を初めてプレイする人でも問題なく、ハンターの見た目から特性や得意なプレイスタイルが分かるよう設計されているので、アーリーアクセスから始めてみようと思っている人は、ぜひとも事前にチェックしつつ、自分のお気に入りのハンターを探してみてほしい。

Razorside

愚直な機械軍人

戦闘専用に設計された適応力の高いハンター。中距離で確実にダメージを与え、バースト射撃で大ダメージを狙えるように装備が調整されている。

スキル
シールドリチャージ:シールドを起動してその一部を回復。瞬時に防御力を強化して激しい戦闘に備える。
フラググレネード:激しい爆発で敵を一掃する強力な兵器。正確に狙いを定める必要がある。

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Weaver

狡猾なるクモ

中距離戦に理想的な防御力重視のハンター。エネルギーバリアで身を守りながらミニガンで大ダメージを与えることができる。

スキル
エネルギーバリア:敵の攻撃と移動を封じつつ、味方と味方の攻撃は通過させるエネルギーバリアを展開する。
ミニガン:連射速度の優れたミニガンを起動する。弾数には制限があり、使用中は移動が制限される。

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Heartbreaker

姿なきスナイパー

射撃の名手。装備はすべて、遠距離戦闘で有利になるように設計されている。

スキル
ステルス:短時間姿を消す。敵を尾行したり回避したりするのに有効。
ソナーパルス:ソナーパルスで一定範囲内のすべての敵の位置を明らかにしてマーキングする。

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Prophet

謎多き召喚者

中距離戦闘を得意とする天才工学者。センチネルドローンを呼び出して火力を増強するだけでなく、標的を定めたミサイル攻撃で広範囲にダメージを与えることができる。

スキル
センチネルドローン:Prophetの味方として戦うセンチネルドローンを呼び出す。
ベンジェンスストライク:大量のミサイルを発射し、効果範囲内の標的に大損害を与える。圧倒的威力を誇る遠隔攻撃。

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Ursus

重装プレデター

強くたくましい熊のようなハンター。移動式要塞とも言える装備は、どんな口論も一瞬で終わらせる力を秘めている。

スキル
ミサイルバラージ:ビームキャノンで発生させたチャージを使い、最後にヒットしたターゲットにホーミングロケットを発射する。
グレイシャルアーマー:氷の鎧をまとう。鎧が破壊されると移動速度が下がるが、破壊されなければHPが回復する。

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Fenris

無慈悲な徘徊者

中距離の戦いで最も力を発揮する機敏で冷酷なハンター。敵を奇襲して一瞬で逃げ去るための装備を揃えている。

スキル
ブリンク:ダメージを一切受けないエネルギー球に姿を変え、狙った場所に移動する。
プラズマアーク:付近の標的を光線で攻撃するプラズマ球を発射する。プラズマ球は命中するか最大射程に達すると爆発する。

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Trenchwalker

衛生兵

戦闘用医療装備を搭載したハンターで、近・中距離戦闘を得意とする。リーチガンとハイブリッドグレネードを使って自身や仲間を回復させることができる。

スキル
リーチガン:数制限のあるハンドキャノン。敵にダメージを与えるとHPが回復する。
ハイブリッドグレネード:一定範囲の味方を回復し、敵にダメージを与えるグレネードを発射する。

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アーリーアクセス中にプレイ可能となるメインPvPvEゲームモード“ラストスタンド(Last Stand)”では、12人・デュオ形式のバトルが展開。6組の2人チームがオープンマップに降下し、PvPとPvEがミックスされた戦闘に挑むことになる。

マップは3種類用意されており、イギリスをベースにしたものなど多種多様のものがラインナップ。今後もさまざまな地域をベースとしたものを作成していくとのことだ。

ちなみにマップ作成時には、人間が使用しているサイズの建物やオブジェクトをあえて配置しているという。これにより、ハンターの巨大感をより味わえるものとなっている。設置物は壊せるものと壊せないもの両方用意されているので、戦いに活かすという上でもプレイ時にチェックしてみてほしい。

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次にアーリーアクセス、そしてその後の展開について語られた。アーリーアクセスにおいては、2つのキーポイントがあると説明。1つ目は“プレイヤーと一緒にゲームを作り上げる”という点だ。アーリーアクセス中は、プレイヤーからのフィードバックを随時取り入れ、アップデートに反映させることで、常により良い状態を目指すとしている。

2つ目がアーリーアクセス開始の時点での収益化/マネタイズは考えていないとのこと。理由としては、より多くのプレイヤーにゲームのコアとなる部分を集中してプレイしてほしいと語っていた。

アーリーアクセスは、開始時点がシーズン0、そして5月にシーズン1がスタート。各シーズンは3か月単位が目安となっており、ハンターやゲームモードも追加予定。ゲームで使用できるコントローラーなども拡充予定とのことだ。

そして最後に、5月のシーズン1で追加される新ハンター“SNEAK PEAK”が公開。詳細については伏せられたが、非常に攻撃的なデザインとなっているのが印象的なハンターとなっている。

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プレゼンの後には開発者によるゲームプレイを実施。その後には、実際に筆者もゲームを触ることができた。アーリーアクセス前ということで、今回はAI戦でのプレイに。こちらに挑む前には、用意されていたチュートリアルで一通りの操作方法などをチェックした。

AI戦を何度かプレイしてみたが、初めてということもあり、なかなかうまくいかず、あと一歩のところで勝利を逃すという場面が続いてしまった。だからこそ、次こそはと何度も挑んでみたくなる中毒性の一端を感じることができた。たとえ勝利したとしても、次も同じマップ、戦術が通じるとは限らないポイントや、はたまた別のハンターを試してみようと色々試行錯誤していく過程も楽しさの1つとなっている。1プレイ約10~12分ほどという手軽さも相まって、このままずっとプレイしていたいと思ってしまったほどだった。

またプレゼン中も何度も語られていたが、本作における協力プレイはかなり重要だと身をもって感じることができた。今回はAIが相手だったが、それでも2人を同時に一人で相手するのはかなり厳しく、他プレイヤー以外に存在する敵も強力なものが控えているので、常に2人での行動というのは心掛けたほうが良いだろう。

さらに、アーリーアクセス開始時にはないものの、その後のシーズン、もしくは正式ローンチされるタイミングではランクマッチといったより競争力の高いモードも実装予定とのこと。アーリーアクセスからゲームに馴染み、実装されるタイミングを楽しみにしておきたいところだ。

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今回はコントローラーではなく、マウス&キーボードでの操作となった。開発者プレイのタイミングではLaurent氏がコントローラーを使用していたのだが、多少なりともエイムアシストのような機能はあるとのこと。基本的にはプレイヤーの技術が求められる要素となり、コントローラーとマウス&キーボードどちらかが有利/不利になる状況は避けていきたいと語っていた。

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また、詳細については伝えられないとしていたが、外部IPとのコラボも予定しており、開発者としても楽しみにしているとのことだったので期待したいポイントである。

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※画面は開発中のものです。

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Steel Hunters公式サイト
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