「バイオハザード レクイエム(バイオ9)」試遊レポート:FPSモードとTPSモードどちらも体験、やはり恐怖感はFPSのほうが圧倒的!

プレイレビュー
0コメント アサミリナ

カプコンがPS5/Xbox Series X|S/Steamにて2026年2月27日に発売を予定しているサバイバルホラー「バイオハザード レクイエム」(以下、「バイオ9」)が、gamescom2025に出展されている。本稿では、同作の試遊プレイレポートをお届けする。

なおPS5版での試遊のため、ボタンの配置などもPS5基準となっている。

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とにかく丸腰なグレースをゴールまで導く

今回の試遊は、主人公であるグレースが診療所に囚われていて、そこから脱出するまでとなっている。内容としては非常にシンプルなのだが、この体験版で一番重要なのは、グレースは武器を持っていない、という点である。

つまり戦う手段がないため、基本的にもしも敵のクリーチャーが現れてもグレースは逃げることしかできないのだ。

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「バイオハザード ヴィレッジ」(以下、「バイオ8」)のDLC「シャドウ・オブ・ローズ」でも、ローズは序盤武器を持たなかったが、途中から武器を入手することができた。だが今回の体験版のグレースは本当に丸腰の人間だ(少なくともこの時点では)。基本的に敵を倒すことはできず逃げるのみという点では、ほぼローズ編に近い遊び心地だと思っていいだろう。

視点は一人称と三人称を自由に切り替えることができる。おすすめは恐怖をより感じる一人称とのことだったので、まずは一人称でスタートしてみた。一人称は「バイオハザード7 レジデント イービル(バイオ7)」や「バイオ8」でも採用されており、筆者もあまりの怖さに「もうこの先に進みたくないです」と当時泣いたことがあるほどだった(事実)。

しかし、「バイオハザード(以下、バイオ)」としては3作目の一人称。筆者もさすがに一人称に慣れたもので、さすがに「もう進めません」と泣くこともなく、グレースでの操作もひょいひょいと……いくわけがなかった。

プレイヤー側がアップデートされているということは、すなわちゲーム側もアップデートされているということ。これまでの作品とは違ったアプローチで、本作はプレイヤーに恐怖と絶望を与えにきたのである。

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ちなみに今回の試遊時間はおおよそ30分ほど。この30分で筆者は7~8回ほどゲームオーバーを迎えることになってしまった。もはや恐怖と絶望どころではない。2~3分に1回ほどのペースで死んでいるのだ。もちろん筆者が下手なのだと言われればそれまでなのだが、恐らく初見で全く死なずに乗り越えるのは非常に難しいように感じられた。

前置きが長くなってしまったが、本作の試遊体験について、その詳細をお伝えしていこう。

やること自体は非常にシンプル。ヒューズを手に入れて診療所から脱出するだけ!

今回の体験版は「バイオ」ではある意味おなじみの「ヒューズを手に入れて電源を入れ、脱出する」という、それだけだ。

いきなり緊迫したカットシーンからのスタートで、プレイヤーの緊張感が高まる。

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拘束から抜け出して自由に動けるようになったあとは、室内などを自由に探索できるようになる。どうやらグレースはここで血を抜かれていたようなのだが、その理由までは判明しなかった。

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まず開けられる引き出しやタンスをかたっぱしからチェックして、いざ部屋の外へ。これまでいた部屋と打って変わって真っ暗な廊下へと出た。もうここから心臓がバクバクしている。

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「バイオ」あるある、「なんでこんなところにこんな不気味な彫像が?」というお約束もバッチリだ。

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廊下をゆっくり進んでいったその先で、ヒューズが一本なくなっている電源ボックスがあった。あとはヒューズを探していけばいい、なずなのだが。

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もう一本のヒューズは探索をしていけば比較的すんなり見つけることができるのだが、工具が必要だと言われてしまう。今度は工具探しだ。

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……そして、ここからがいよいよ「バイオ9」の本格的な恐怖が始まる。

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診療所を探索していく中でグレースが出会うのは、謎の巨大クリーチャー。捕まったらほぼ一発で終わりだろう、と予測がつく。とりあえず訳もわからず、第一回目のゲームオーバーを迎える。

チェックポイントからリスタートとなり、次は巨大クリーチャーと遭遇したあと出発地点となった部屋まで逃げ込んでみたら、追ってきた巨大クリーチャーがいきなりもがきはじめた。どうやらこの巨大クリーチャーは、まぶしいところが苦手なようだ。

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これで巨大クリーチャーを追い払えたようなので、再び工具を探しに行くことに。そこかしこに「感染している」とグレースが呟く死体が転がっているのだが、これもこの時点では何に感染しているのかは不明。この死体がいきなり動き出すのではないかというドキドキの中、なんとか工具箱を見つけた。

足場が必要だということで、動かせるワゴンを工具箱の下まで動かして工具箱を取ろうとするのだが、気持ちが焦ってしまってなかなか思うところに動かせなく、そうこうしているうちに巨大クリーチャーが再びやってきて、ゲームオーバーになってしまった。

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なんとか試行錯誤を繰り返して工具を無事手に入れたのだが、巨大クリーチャーをうまく撒けずに何度かゲームオーバーを迎え、絶望感に襲われる。ここが今回の体験版最大の難所だった。

結局カプコンの担当者さんからアドバイスをもらってようやくなんとか巨大クリーチャーを振り切ることができたのだが、アドバイスがなかったら筆者はもうここで試遊時間を使い切って終わっていたかもしれない、というほどに難しかった。

なんとか走って走って走って、ヒューズを電源ボックスにはめる。グレースが「はやく、はやく、」と叫ぶが、筆者も「早く! 早くして!」と心の中で叫んでいたほどに怖かった。

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武器がなく、ただ逃げることしかできないので、本当に恐怖の度合いが凄まじい。一人称視点なこともあり、全体的にグレースとの一体感および没入感があり、グレースが感じている恐怖を自分に起こった出来事のように感じた。

「バイオ8」ローズ編でもだいぶホラー側に寄せているように感じたのだが、今回の体験版でも同じ印象を受けたので、「バイオ7」や「バイオ8」ローズ編のような心の底からぞわぞわとするようなホラー感を味わいたい人にはぴったりといえる内容になっているだろう。

三人称視点でもプレイしてみた

せっかくなので、三人称視点でもプレイをしてみた(視点変更はゲーム中、メニューが開けるところであればいつでも切り替え可能)。

下図のようにグレースの姿が見え、見渡せる範囲も広くなるので、探索は非常にしやすい。一人称視点の時は巨大クリーチャーから逃げるのに「どこへいけばいいのかわからない!」となりやすかったのに対し、三人称視点ではすんなりと道がわかった。

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特に一人称視点ではかなりまごついてしまった工具を手に入れるシーンでも、三人称視点だとどこにワゴンを動かせばいいのか、そもそもワゴンがどこにあるのかといったこともわかりやすく、攻略の難度は下がるように感じた(もちろん筆者が一人称視点時に散々ここで死んだから、というのもあるのだが……)。

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ただ、やはり一人称視点のような怖さは少し薄れてしまう。先ほどと同じシーンだが、一人称視点と三人称視点でも見え方がだいぶ違うのではないだろうか。

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プレイ感覚でいうと「バイオハザード RE:2(以下、バイオ RE:2)」や「バイオハザード RE:3」に近く、一人称視点だと酔ってしまうというような人や全体のアクションや謎解きの難易度および恐怖感を下げたい人は、最初から三人称視点でのプレイがおすすめだ。

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なお、今回は30分ほどの試遊だったので(途中で死にまくった結果でのギリギリのクリアだったので、死んでいなければ恐らく10~15分ほどで終わると思われる)、まだまだ本作の怖さの真骨頂は感じられていないと思う。

「バイオ8」は最初から一人称視点ゲームとして設計されており、DLCにて三人称視点が追加されているため、三人称になると露骨に怖さが薄れてしまっていたのだが、本作は最初から一人称と三人称どちらも選べるようになっているので、怖さの設計思想もまた変わっているのではないだろうか。

実際筆者が死にまくったという巨大クリーチャーを撒くところは、一人称だとより怖いのは確かだが、三人称でも最初から死なずに最適解を見つけて撒けるかというと、非常に難しいはずだ。

これは「一人称でも三人称でも等しく絶望を与える」という、開発側の気概を感じられるような作りになっていると感じられた。

冒頭にも書いた通り、プレイヤー側の恐怖への耐性がアップデートされているから、ゲーム側もその耐性を上回る恐怖体験を提供するようにアップデートされているというのを、本当にしみじみと痛感する30分の恐怖体験だった。

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もちろん、静寂の中「カタン……」と何かが動くような音に肩がすくんだりといった、音での演出効果も抜群だ。

今回は周囲にたくさん人がいる中での試遊だったので、体験会場自体はワイワイとした賑やかさがあり静寂での恐怖は和らいでいたのに、それでも「ワァッ!」と声を上げてしまった場面が何回かあって、少し恥ずかしかった。しかもリトライで既に驚かされるとわかっている場所でも2回連続で驚いてしまったりしているので、それだけ怖かったのだと思ってもらえれば幸いだ。

個人的には「バイオ7」と「バイオ RE:2」がこの最近の「バイオ」シリーズの中で特にお気に入りなので、一人称でも三人称でもこの2作品を上回るゲームになってほしいと、切に願っている。

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人生のうちの40年以上をゲームと共に生きる、人生の大半をゲームに捧げた、北の大地に住むライター。JRPGが主食。スクウェア・エニックス、トライエース、フロム・ソフトウェア、カプコン、アトラス、任天堂、ファルコム、タイプムーンあたりに目がない、ソシャゲも山のように嗜む雑食ゲーマー。ゲーム音楽やコラボカフェ、2.5次元なども大好物。北の大地に移り住む前は数多くのイベントに通い詰めた、イベント大好き人間です。 note:https://note.com/rinaasami/n/nb31a2e54c31f

※画面は開発中のものです。

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